3月に入り、いよいよNHK朝ドラ『あさが来た』も大詰めになり、毎日楽しみにしている人たちが多いようですね。私も勿論その一人で、特に江戸末期から明治・大正を生き抜いた女性たちに関心が高まります。
たまたま赤旗日曜版3月6号では新聞見開きで『幕末生まれの女性実業家 広岡浅子とその時代』を取り上げています。ヒロイン・あさのモデルとなった広岡浅子さんは女性実業家として後年、女子教育の発展に奔走しながら戦争になると日本の軍国主義を批判していたそうです。晩年、キリスト者になってから中国への侵略を批判し、国家の域を超えた国際意識を持ち合わせていたことも紹介です。(写真は赤旗HPからお借りしました)
さらに日本初の女子大学校を設立した広岡浅子の生き方は、後に女性の地位向上などで活躍する女性たちに大きな影響を与えたことは言うまでもありません。『赤毛のアン』の翻訳の村岡花子や、参院議員だった市川房枝さん、雑誌『青鞜』の平塚らいてうや津田塾大学創設の津田梅子もYWCAで一緒に活躍で、昭和へと続く今日の“筋金入り”の女性たちへの影響は計り知れないことが伝わってきます。
おりしも読書家の友人から『絶頂の一族 プリンス・安倍晋三と六人の「ファミリー」』(講談社 1500円+税)が面白いので是非と薦められており、この類いの本は購入するほどでもないと昨日、図書館へと出向いた次第でした。アベ首相の人間性を検証するジャーナリスト松田賢弥著の本書はネットで「母親に弟より愛されたい!安倍首相の岸信介、改憲への拘りはマザコンの現れ!?」で熟読(?)・・・。あまりにもおぞましき一族に、広岡浅子の生き方を重ねながら、時間のムダと図書館リクエストをやめようかと思う終日です。(笑)