すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

地域のお宝いっぱい!「よってきないや館」

2016年03月27日 | 日々思うこと

青空が続く日曜日、隣りの孫たち家族は土曜の朝から京都方面へ出かけたので、私は早川郷のエコレトロミュウジアムショップ「よってきないや館」へ出かけることにしました。国道8号から早川谷を上がり数分ほどで到着です。

お目当ては古道具や骨董ではなく、この土日の春の大テント市に併せて地元の恵比寿大黒米の米粉の“たい焼き”です。お店の中に入ると驚いたことに外からでは分からなかった築280年の古民家で、享保17年(1732年)江戸中期の合掌造りの家を5年前に移築し店舗として再建したそうで、“たい焼き”そっちのけで見て回りました。

1階の狭い階段を上がり3階の屋根裏へと続く階段などは新しい材料ですが骨組みは昔のままです。特徴は豪雪にも耐える“曲がり梁”で、材質はナラやケヤキなどの雑木で、山の傾斜で重い雪に耐え育った曲がった部分を使っているそうです。下の写真で梁のカーブが分かるでしょうか。

3階の屋根裏には10対ほどの雛人形が飾られ、すべて市民から寄せられたいただきものということで、その中で一番古そうな唯一、お内裏さまが向かって右側に飾られている京雛に惹きつけられました。

先日、「みやまおだまき」さまからコメントが寄せられましたが、新潟県内ではお内裏さまは左側でお雛さまは右側の関東飾りですから、これは関西から北前船で運ばれたのかなあと勝手な推測です。しかもよく見ると段飾りではなく平飾りで、直径80センチほどの丸卓に全員(?)が納まる小さな物でした。

1階に下りると「よってきないや館」のオーナーでもありミタキハウスの社長さんがおられ、古民家の説明を丁寧にしていただきました。お店に入って直ぐに注文済みの“たい焼き”は少し冷えてしまいましたが、地元の月不見の池、猪又酒造の活性生原酒“一引き”という季節限定の珍しいお酒を求めて帰路に着きました。

地域のお宝がいっぱいの「よってきないや館」、次は早川谷で採集の日本ミツバチのハチミツ入りコーヒーをいただきながら、古道具などもゆっくりと見たいと思います。http://www.mitakihouse.com/pc/free12.html


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1 コメント

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男尊女卑って? (みやまおだまき)
2016-03-29 00:05:31
雪深い地域の木は「曲がり」部分に重い雪が積もり、負荷に耐えて成長したので「曲がり」部分は強い木の中でも、特に強いと言われています。
一方米国のTVニュースキャスターは日本と較べ向かって左が男性(関東雛タイプ)が多く、これは男尊女卑だとの騒ぎです。
良くわかりませんが、和服は男女とも右前なのに服は左右別々ですね。
お雛さまの和服の着付けはどっちなのか確かめたくて、合わせて男尊女卑の理由も知りたいところです。
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