昨日は“いま、いちばんわかりやすい憲法の入門書”『檻 の中のライオン』を書き込みましたが、小学生や幼児でも楽しめるようもっと簡単に立憲主義の大切さを伝える絵本『おりとライオン』(かもがわ出版)もあります。
「けんぽう」ってなんだろう?自由に生きるために、ライオン(権力)を檻(憲法)にいれようと、子どもたちにも自分には人権があって、それをないがしろにされないように憲法が守ってくれていることがわかります。ズルイ大人たちは真理から目を背けがちで、特に憲法を遵守すべき人たちが憲法を避けているような社会に未来がないことを確信です。
日曜日の朝は空気がひんやりとし、抜けるような秋の空が戻ってきました。昨夕、下の孫がやって来て泊まりたいと言ったのですが、今日は疲れているから明日にしてと追い返しました。明日月曜日は学校の振り替え休日とあって縁側に孫の布団を干したり、午後からは青海美術展へ出かけたりとあわただしく時間が過ぎてゆきます。
隣りの庭のソメイヨシノは海沿いで塩害も多いはずですが、目黒川の桜のように花は見当たらず、すっかり落葉して枝先に来春の花芽を着けているようです。秋になると下の孫がこの枯葉を大きなビニール袋いっぱい集めてくれるので、これを私は腐葉土にしてきましたが今年は度重なる台風で吹っ飛んで集めるほどにはなりません。
昨日の講演会、田中淳哉弁護士のお話で書ききれなかったことの一つに「軍事的対応の弊害~テロのリスク」があります。「集団的自衛権は他人の喧嘩を買いに行くことです。他人の喧嘩を買いに行ったら、逆恨みされますよね。だから、アメリカと一緒に戦争した国は、かたっぱしからテロに遭っているじゃないですか。イギリスも、スペインも、ドイツも、フランスも、みんなテロ事件が起きて市民が何人も殺害されているじゃないですか。
みなさん、軍隊はテロを防げないんですよ。世界最強の米軍が、テロを防げないんですよ。自衛隊が海外の戦争に参加して、日本がテロに狙われたらどうしますか。自衛隊はテロから市民(国民)を守れないんです」と・・・。
10月も残り少なく、街中はイベントや美術展・文化祭がたけなわです。“文化とは命を大切にすること”に他ならず、憲法と共に歩んできた73年を後に戻してはなりません。そして人間、自然と共に呼吸をしながら生きてきたことも忘れてはならないと再認識の終日です。