底冷えのする寒い日曜の夜は、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の最終回を見て、その次はNスペ『激変する世界ビジネス“脱炭素革命”の衝撃』を視聴です。先週4日夜のNHKクローズアップ現代「中国“再エネ”が日本を飲み込む!?」と重ねながら驚くことばかりです。
番組では二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする“脱炭素社会”に向けて大きく舵を切った世界各国の取り組みや、ウォール街の投資の流れは“脱石炭”へマネーの流れが大きく変わっていることを取り上げています。
CO2排出量世界トップの中国でも、習国家主席自ら環境大国を目指しており、「パリ協定」脱退の米トランプ大領領に追随するアベ首相との大きな違いです。さらに日本では再エネ普及も進まずトレンドに乗り遅れており、多くの日本人はまだそのことに気づいていないことを見せつけられる“目からウロコ”の番組でした。
そして深夜のフジテレビの恒例演芸番組『THE MANZAI 2017』、登場したウーマンラッシュアワーが早くもメディアで話題です。“反戦芸人”とも言われているコンビですが、昨晩は原発から沖縄問題まで幅広い5分間余りの突っ込みで、削除されないうちにとYouTube動画サイトのアクセス急増です。
「政治ネタはNG」というテレビ業界に迎合しないウーマンラッシュアワー、最後は国民に「意識の低さ」という問題を突きつける痛快の漫才でした。http://lite-ra.com/2017/12/post-3665.html
年の瀬も押し迫るあわただしさですが、新潟市の友人から下越地方特産のル・レクチェの思わぬプレゼントが届きました。師走も早や半ばを過ぎて家の大掃除など、やらなければならないことがいっぱいですが日頃が日頃だけにどこから手をつけてよいのか、先ずは頭を整理してからです。
ところで土曜日の馬場弁護士の講演での憲法9条3項に自衛隊を書き込むかどうかについて、地元6区選出の自民党高鳥修一衆院議員は「自衛隊に感謝をして憲法に書き込むべき」と10月の衆院選でも主張していました。馬場弁護士は「憲法とは国家権力を縛るもので、感謝の意を掲げる法ではない」とバッサリです。
アベ首相は「9条加憲」で自衛隊を書き加えるだけといいますが、「後から作った法律は、前の法律に優先する」ことが世界の法律の一般原則で、自衛隊を明記すれば、「戦力を保持しない」と決めた9条2項は空文化=死文化されてしまうことを再認識です。
そんなことで「9条加憲」により“戦争する国”へと歯止めなく進み、軍事費の増大で福祉や教育予算が削られてゆくことに、「9条守れ」の3000万人署名の意義も大きく寒空の中を動き回る昨今です。