昨日曜日、孫たち親子は市内の「つむぎ日和」に・・・、孫はワークショップで皮ひもを作ったと大喜びです。私は台風18号の接近を前にして、今日のうちに動こうと市内のあちこちで用事を済ませる一日でした。先ずは来週の上京でJRの切符を求めるため糸魚川駅へ・・・、橋上駅舎から下を見ると線路には早や冬の準備です。
市道の自由通路を歩きアルプス口(南口)へ降りるとかなりの未整備のようで、来年3月の北陸新幹線開業まで天候不順も続く期間だけに不安になります。次に能生地域まで車を走らせると、糸魚川総合病院辺りで今年10回目の「グランドフォン糸魚川」で全国から約900人がエントリーのサイクリストと出会い、能生までは鬼舞地区に入ってもほぼ平行で走り続けました。より早くの新幹線もいいけど、秋風を受けて小雨の中を海と山とを快走する自転車もまた格別のようでした。
昨夜の続きですが、甘利経済再生大臣は9月7日のNHK日曜討論でも、「原発を再稼動しないと、燃料費がかさみ国富が流出してしまう。そして二酸化炭素の増加で地球の温暖化が進む。デング熱の流行はその結果だ」と、根拠を示さない問題発言でしたが司会者はスルーでした。
そして昨夜9時からのNHKスペシャル「ドキュメント“武器輸出” 防衛装備移転の現場から」は、フランスの原発のことを書き込んだ後だけに衝撃の番組でした。
安倍政権はこの4月に、新たな「防衛装備移転三原則」の閣議決定をしております。これまでの歴代政権では、例外とされてきた防衛装備品の輸出や各国との共同開発が一定の条件のもと認められることになりました。政府は6月にはフランスで武器や警察向けの装備を集めた世界最大規模の国際見本市「ユーロサトリ」に初めて日本ブースを設けました。政府が武器輸出を原則認めたことで、三菱重工のほかに川崎重工業 、日立製作所、東芝、富士通、NECなど軍需企業12社が「ユーロサトリ」に参加です。国際情勢が厳しさを増す中で日本の安全保障政策は大転換で、新たな動きが始まっている最前線の現場取材に「平和貢献」の名の下での武器輸出はこれから拡大の一途であることが伝わり、
肌寒い夜を身震いをしながらの視聴でした。
ところで安倍首相の武器輸出のトップセールスは1年前から始まっており、昨年4月から5月始めにかけて、ロシア・中東訪問では三菱重工や川崎重工など12社が同行しています。さらに今年1月までに安倍首相が行った延べ15ヵ国の外遊に、軍需企業の延べ32社が同行し、「防衛交流」などで合意というから驚いてしまいます。“知らぬは国民ばかり”のようで、原発輸出とともにこんなに危うい政権を黙って見ていてよいはずがありません。