明けましておめでとうございます。
暮れから暗く重いニュースが続き、「おめでたくもあり、おめでたくもなし」の心境ですが先ずは新しい年のスタートにお喜びを申し上げます。
年暮れに新潟日報社の調べて分かったことですが、高レベル放射性廃棄物の最終処分地の選定を行うNUMO(原子力発電環境整備機構)が2011年3月の東日本大震災前に、新潟県関川村で放射性廃棄物地層処分についての「勉強会」の設立に向けて動いていたというニュースです。大震災後に東電福島第一原発事故を受けて、NUMOは地元へ中断を申し入れていたそうですが県民はまったく知らず今になって驚くばかりです。
次に経済産業省の「エネルギー計画」ですが、内容は原発を「基盤として重要なベース電源」と位置づけ、核燃料サイクルを着実に推進とするものです。しかし、その実現可能性や根拠が示されておらず、原発事故の収束や被災地復興を確実に進めるためにも、原子力エネルギーに依存しない再建の道を探るべで、経済性を優先させて再稼働を急ぐべきではありません。福島第一原発事故の惨禍がなかったかのように原発回帰を明記した今回の「エネルギー基本計画」ですが、年末年始の忙しいこの期間に政府は策定に向けたパブリックコメントを募集中です。
e-Gov 電子政府の総合窓口 http://p.tl/-Bh8
また「国際環境NGO FoE Japan」の呼びかけで 原発回帰の「エネルギー基本計画案」を撤回するネット署名がスタートしました。「原発ゼロ」をめざしてのキャンペーンのご協力をお願いいたします。☆署名キャンペーン☆【民意無視/原発回帰のエネルギー基本計画に反対します】 http://chn.ge/1cgNWQP …
締切:1月7日(火)目標:1万人
そんなことで今年も、井上ひさしさんの遺言「記憶せよ、抗議せよ」を肝に銘じて、日々の思いを“本音でしなやかに”打ち込んでゆきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。