足が痛いと言っていた友のアントニオは結局,痛風であった。これは一生治らない病気だそうで,彼の大好きな飲食が
これからはかなり制限されることになるという。
彼は典型的な農家育ちのポルトガル人で、彼にとっては祭りや祝い事は腹がはち切れんばかりに食べ尽くす・・・と思われるほど,彼の家に招かれたとき,食べろ食べろでご馳走も,本当に食べきれないほど山盛りに皿にもられていた。
彼は今年45歳になるが、これまで病気知らずできて、昼食はビールかワインが必ずご相伴していたし、肉なんかもほとんど毎日食べていた。そういう食生活のつけが日本でいう男の厄年として少し遅れたが彼にも来たということだと思う。
これは本当に人ごとではなく,ボクの今年の病気年を考えてみると、どこか偏った食生活の付けが来たのだと強く反省しているこの頃。一応これでも,むかし東洋医学の門を叩いた人間として誠に怠慢である。(叩いただけで、中に入らず)
その頃買った、ある鍼灸師が書いた本の裏に自筆で <命は食にあり>・・・とあったのを、いまごろナルホド・・と実感したのだった。とはいえ、日本に住んでいればまだしもここ西瑞でなんの害もない食物を選択して食べるとなるとそう簡単なことではないし、現実問題ある程度妥協しながら上手に,そして最上の方法はたべすぎない!事ではなかろうか。
そう心配してもまたストレスになるし。
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