私の相方ニコルは、どうも本気で犬を飼うつもりらしく、散歩中に出会う気に入ったタイプの犬を見かけると、飼い主にインタビューして情報収集。
家では、インターネットで犬についていろいろ勉強しているようだ。
相方によると、犬の性格は犬種によって違うとのことで、この種は『おとなしい』とか、この種は『依頼心が多い』とかいろいろあつて、
我々の小さなアパートで飼うには、体重が5Kg以内のおとなしく(あまり吠えず)、日に2回ほどの軽い散歩で満足するような犬ということで、
彼女としては、どんなタイプの犬がいいか、ほぼ決まっているらしい。
しかし、当たり前のことながら、ペットを飼うという事は人間の赤ん坊同様に重い責任が伴うので、決心が固まるまで様子をみる期間としている。
ところで、『犬種』によってそれぞれ『性格が違う』・・・という処に私は非常に興味を持った。
これがもし『人間の性格』が『人種』によって違うとなればそれはそれで面白いが、実際には人の性格は『人種』で判別できるものではないし
犬のそれが当てはまるような『分類』というのは、人間には無いような気がする。
ただ、いつの日か『DNA鑑定』のようなもので、性格を調べることが出来るようになった時、婚活のマッチングアプリは飛躍的向上するだろうか?
それが出来るようになったとして、それが仕合せな事かどうか・・・私にはわからないが。
『性格鑑定』といえば、我が愚脳による三十数年に渡ってアナログ観察研究(?)した『相方ニコル』は
父方の性格を『遺伝的に継承』しているのはほぼ間違いないのでは・・・と感じている。
一つの事に夢中になると、他のことが観えなくなるタイプ、熱しやすく冷めやすいタイプ、そして何よりお喋りが大好きな処は父親にそっくりだ。
であるのに、寡黙な私と結婚した理由は、ひとえに私が『聞き手』として最適な男と見込んだからに違いない。
先日、相方は従姉妹と一緒に田舎に散歩にでかけ、立ち寄ったカフェで顔面から転び、自分の鼻血の量に動転して救急車を呼んでくれ・・・と、
大騒動になるところを、たまたまカフェに居合わせた不眠症専門医が診てくれ、(幸いにも)救急車の必要はない・・・と言ってくれたそうだ。
心配性な相方は、一旦帰宅してから近くの救急医院に診てもらい、更に翌日スキャンも撮って、事なきを得、ようやく安心したようだ。
日が経つに連れ『パンダ』そっくりで、食卓テーブルで対面にいる相方を観ては、腹をかかえて笑ってしまう。
彼女の性格として見逃せない点に、事の顛末は『天然の道化師』、というあたりに終着するのも父から譲り受けた『種』の為せる技であろうか。
この『ワン件』に関してはどうなるのでしょうか・・・私はふワンです。
ニコルさんがパンダさんには
びっくりしました。
どうぞお大事に。
そして、ひそかに、ニコルさんが
どんなワンちゃんをお迎えするのか、楽しみにしています。