拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

労働者の日

2013年05月01日 | オレ的アングル

かって一度も 我ら労働者の日・・・なんて感じで この日を迎えた事がなかつた。(自慢にもならない)
それが今年は 3・11でいろいろ考えさせられたせいか この “労働者の日” というのが とても意識させられるのだ。

これがずーっと日本国内に住んでいたら おそらくなんとも思わずに済んでいただろうと思う。
それが縁あって ここスイスで働き始めて 労働環境の日本との違い それが考えれば考えるほど 大きく違うことに気がつく。

仕事柄(引越し屋)、日本に帰国する人の引越しをする際 アンケートをとっているわけではないが 帰国に対して「うれしいか、どうか?」
を尋ねると ほとんどの人が あまりうれしそうではない・・・という結果だ。                                               そりゃ そうだろうと思う。 住居に関しては 各企業や公的機関から派遣されて来た人達は 比較的めぐまれた所を提供されているし                      労働環境も日本と比べて雲泥の差がある。(通勤時間にしても 労働時間にしても)                                      

先日 ある帰国者と 有給休暇について話をしたが こちらスイスでは当然の権利として 4~5週間休みを取ることができるが                          日本に帰国すれば 上司やまわりの人々との 兼ね合いを考えなければならなく 休暇はほとんど取れない・・・という。                            ボクも長いこと日本に住んでいたから それはわかっていたが こちらスイスの労働環境に慣れた眼でみると                                  日本の労働環境の 「悪さ」は目に付く。                                                                だいたい、まわりに気兼ねして 法で保証されている有給休暇を 取ることが出来ない・・・というところが 基本的におかしい。                        

昔はそれを 「おかしい?」とは思わずにいることが出来たが ・・・ それが 「おかしい 」ということが 今はわかる。                          そのあたりからして 我々は 自分の(当然の)権利を 主張することが出来ないように雇用主から 洗脳されているのではないだろうか。                    

最近では 日本が先進国であるなどと 恥ずかしくて とても言える状態ではないが 昔からの この労働環境一つとっても                          「先進国」なんていう柄ではなかった事がわかる。            

       

                   働けど メイディ・メイディ(仏=s.o.s) 楽ならず  :一撮

 

 

   

 



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