拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  『零和』へ

2020年04月14日 | 観自在

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                              昨日の朝のニコルシカ

 

  この写真を見た時、何故か映画『風の谷のナウシカ』を想起した…

  映画は昔見たが、内容がさっぱりわからなかったにもかかわらず、最初の場面はとても印象に残って、

  その禁断の雰囲気と美しさがたぶん澄み切った今朝の空気に見えたのだと思う。

 

  それで帰宅してから、DVDでこの映画を観て検証してみた。

  この監督の原点が、文明の破壊と再生、自然への畏怖と敬意、戦争の批判と共生…に有るのだそうだが、

  映画内容はぶっ飛んでいる感満載でありながら、そういえば現在のような状況をすでに想定した感もあって、

  映画で描かれる『腐海』は毒を発するものであると思われている一方で地球を浄化する役割も実は果たしている…というようなところが、

  今回のコロナウイルスと自然環境破壊と再生との関わりなどを示唆しているようで深い…ということがわかる。

 

  そこで破壊と再生ということであるが、

  今回のコロナ騒動は、我々人類から見れば社会生活の破壊だし、

  自然環境再生の点から見れば環境を見境なく破壊する人類への、自然発生的な『報復』であるようにも見える・・・。

 

  そういったことを考えた時、去年より日本の元号を『令和』としたのは、案外偶然ではなかったのかも…とボクは密かに妄想した。

  『令和』には本来『零和』という『零(ゼロ)からの和の再生』の意味が込められていた・・・のではと…。

 



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