Shevaのブログ
サッカー、テニス、バレエ、オペラ、クラシック音楽 そのほか
 



ジークリンデ「ヴェルゼが父親のヴェルズング族なら、私にあなたの名前を呼ばせて。
 ジークムント! この剣はあなたのものよ。」

剣を引き抜くジークムント。
 
ジークムント「ここにいるのはジークムントだ。
 清らかな乙女を娶るのだ。
 敵の家からあなたを連れ去ろう。
 そしてノートゥンクがあなたを守るのだ。
 たとえジークムントが倒れても!」

ジークリンデ「あなたは剣と共に妹を得たのよ!」
ジークムント「そして花嫁だ。ヴェルズングの血が栄えるように!」

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ニーベルングの指環
Ring der Nibelungen INDEX

序夜『ラインの黄金』シュトゥットガルト州立歌劇場

序夜『ラインの黄金』 2
第1夜『ワルキューレ』
シュトゥットガルト州立歌劇場

第1夜『ワルキューレ』 2シュトゥットガルト州立歌劇場

第1夜『ワルキューレ』Part3




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ニーベルングの指環~序夜『ラインの黄金』
RheingoldRing der Nibelungen(Stuttgart)

シュトゥットガルト州立歌劇場の
ワーグナー『ニーベルングの指環』~序夜『ラインの黄金』

出演:
  ヴォルフガング・プロブスト(ヴォータン)
  モッティ・カストン(ドンナー)
  ベルンハルト・シュナイダー(フロー)  
  ロベルト・クンツリ(ローゲ)
  ミカエラ・シュスター(フリッカ)
  ヘルガ・ロース・インドリダドティル(フライア)
  メッテ・エイシング(エルダ)
  エサ・ルートゥネン(アルベリヒ)
  エーベルハルト・フランチェスコ・ロレンツ(ミーメ)
  ローランド・ブラハト(ファーゾルト)
  フィリップ・エンス(ファフナー)他


指揮:ローター・ツァグロゼク
演奏:シュトゥットガルト州立歌劇場管弦楽団

演出:ヨアヒム・シュレーマー

収録:2002年9月~2003年1月
  シュトゥットガルト州立歌劇場
  約2時間43分

 2005年 クラシカジャパンで放送。

幕が開くと全員が舞台上にいる。

ラインの乙女。
アルベリヒを弄び、侮蔑し、屈辱を与える乙女たち。

舞台中央の水盤に飛び込んで乙女たちの黄金を奪うアルベリヒ。

残りのわずかな黄金を拾い集めるミーメ。

神々。
ローゲは歯を磨いている。

フリッカとヴォータンは言い争う。
フリッカ「権力のために女の愛を犠牲にするのね。」
ヴォータン「俺はお前を得るために目を一つ犠牲にしたのだ。」
 「そんなことは言わさんぞ。」

巨人族がやってくる。
巨人族はフリッカの妹フライアを要求する。
「優美の女神を!」
「契約を守れ!」

フライアは姉に抱きついている。姉はしきりに妹の面倒を見ている。
知らん顔のヴォータン。
争いになる。

ヴォータン「ついにローゲが来た、お前のまずい取引を修正しにきたのか?」
ローゲ「石の城がほしかったんだろ? 俺はぐうたらじゃない。」
上着を着て退場しようとするローゲ。
ヴォータン「俺がお前を信用しない連中も説き伏せたんだぞ。巨人族がフライアを要求している。」
ローゲ「俺はそんな約束をした覚えはないね。」
フリッカ「嘘つき!」
ローゲを詰問するヴォータン。
皆がローゲの周りに集まる。
ローゲは自分の立場を説明する。
「俺は感謝された試しがない。」
「女が与える愛の喜びよりいいものは何か? 俺は聞いた。人々は俺を笑った。そんなものはない。」

「ところが…、あったのだ。」
ローゲはアルベリヒがラインの黄金を奪ったことを語り始める。
「私は約束を果たした。」
ヴォータン「お前は賢くなんかない。大馬鹿者だ。」

巨人族はひそひそ。
「神々が指環を手に入れるとよくない、」

ヴォータン「黄金の指環、絶大な権力と富を得られるもの…」
「アルベリヒが鍛え上げたら。」
ヴォータン「鍛え方を知っているのか、ローゲ?」
ローゲ「ルーネン文字の魔力で黄金を指輪に変えられる。これは愛を断念したものには簡単にできること。あなたは愛を断念しないし、指環は奴のものだ。」
ローゲ「泥棒が盗んだものを盗む、簡単なことだ。」

巨人族は黄金の方を望む、とヴォータンに告げる。
ファフナー「あのニーベルングを捕まえるくらい簡単だろう。」
ファゾルト「人質にフライアを預かるぞ。夕方までに赤い黄金を用意していなかったら、フライアは破滅だ。」
フライア「お姉さま、お兄様、助けて!」
フライアは連れ去られる(エレベーターに乗って)
ローゲ「ラインを下っていく。」
(どこがラインなんだよ。)

神々は急速に具合が悪くなる。

http://plaza.rakuten.co.jp/syeva/diary/200412300000/

に続く。





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ポートレート『リヒャルト・ワーグナー』
Great Composer - Wagner

[出演]ダニエル・バレンボイム指揮ベルリン州立歌劇場
  ロジャー・ノリントン
  サー・ゲオルグ・ショルティ
  デボラ・ポラスキ
  ジークフリート・イェルザレム
  グレアム・クラーク
  ファルク・シュトゥルクマン
  スティーブン・ホーキンス(科学者)
  バリー・ミリントン(伝記作家)

[監督]クリッシュ・ルスマニス
[制作]1997年
  約1時間5分

2005年6月 クラシカジャパンで放送中。

ワーグナーの反ユダヤ主義について正面から取り上げている番組。
いや、むしろ、ワーグナーの人生はそうしないと語れないのだろう。
ヒトラーの登場により、誰もがワーグナーを毛嫌いし、嫌悪感を示すようになってしまった。
しかしワーグナーは、彼自身インノセントで神話に基づいた作曲だけをしていたわけではない。
分かちがたく政治に結びつき、彼のドイツ純血主義という「哲学」がアドルフ・ヒトラーという怪物に、暴挙と殺戮、民族虐殺(ジェノサイド)の根拠を与えてしまったのだから。

この番組はそういう意味でワーグナーをかばっていない。




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