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ボローニャ、ボローニャ!
メトの演目は超有名で誰もが認める大傑作ばかり。だからあまり予習も必要ないかな。しかしこのボローニャの来日演目はオペラファンのツボをついているのかもしれません。なかなか日本では上演の機会がない作品ばかりで、しかも世界で一番今トップにいるテノールを揃えている。
「イル・トロヴァトーレ」
ストーリーについてはくそみそ書きましたが、音楽はすばらしい! 全編にわたってヴェルディならではの美しいアリアと重唱と合唱がこれでもかと詰め込まれている。ヴェルディがすごいのは「似ている」という作品がない。それぞれまるで別の作曲家が書いたようなオリジナリティを有している。かめばかむほど味の出る音楽。薄いジュースのようなオペラではない。赤ワインだ。歌手の技巧と能力がはっきり試される演目。
アラーニャ、ゲオルギュー、ハンプスン(ルーナ伯爵)ダルカンジェロ(フェルランド)というメンバーのCDを聴いているが、最強のメンバーですごい。特にアラーニャ、ゲオルギューはやはりすばらしい。高音が美しく出る。
アラーニャは、さぞ、さぞ、日本公演でも、音をどこまでも驚異的に伸ばしまくってくれるでしょう。
「連隊の娘」
なんといってもフローレスのハイCが聴きたい!
ド、ド(高)ド(高)~ラファミレド♭シソレド~ラ、ド、ド(高)ド(高)~ラファミレド♭シソドファ
(Tonio's famous ''Ah, mes amis, quel jour de f^ete,'' with its nine leaps to high C )
これが最高のお楽しみですね。
「クラッケントルップ!」とどういうふうに叫ぶのか(笑)。
「アンドレア・シェニエ」
音楽はロマンティックで熱情的。クーラには、はまり役でしょう。新国立の変わった演出ではない、普通の(?)シェニエが見たいです。新国立のはちょっと残酷すぎてつらかった。
not completed
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