アナーキズム論議はどうでしょうか。皆さんが興味があるかどうか。?当ブログで宗教を取り上げるといっぺんにアクセス数が減るのです。
日本人には宗教問題は関心が薄いが、それ以上に無政府主義なんて今時関心のある人は極少ないのではないでしょうか。
『宗教と政治と教育水準』
(ejnews)
2009-11-26 00:01:12
確かにそうです右翼イヴェンジェリカルキリスト教徒の行動は目に余るものがあります。だからと言ってアメリカの多数者の意見を彼等が代表している訳ではありません。教育水準の高い州には彼等の人口は少ないのです。問題は右翼資本層と資本に支配されている企業メディア、右翼政治家達の活動の相互作用で彼等がアメリカで大きな勢力を持って居る様に見えますが、資本、政治、其れに操られている無教養な少数キリスト教宗派の主に白人の混合極右翼勢力ですからヒットラーのナチが少数派であったにも拘らず暴力でドイツを支配していった状況に似ています。
問題は教育によって無知に留められている市民は右翼政治家によって操られやすく、彼等は自分達の不利益になる右翼宗教団体や右翼政治団体に投票したりするイロジカル(非合理的)な行動をするのです。
日本の歴史教育にも同じ様な問題があるとは思いますがアメリカの歴史、社会教育は日本人が知ると呆れ帰ってしまうほど酷い物です。
1995年に出版されたJames W.Loewen著の『Lies My Teacher Told Me私の先生が私にかたった嘘』と言う結構有名な本があるのですが、其の本では『アメリカで義務教育で習った歴史を信じている学生は大学で歴史を習い始めると高校まで習った事が大嘘だと言う事に気が付き愕然とする』と言う様な部分があり続いて『アメリカほど義務教育の歴史教育と大学での歴史教育にギャップが有る国は無いだろう』と著者は書いています。
兎に角、国民を無知にしてコントロールする支配資本家層オリガーキーが操る様な政治形態がアメリカの状況ではないかと思っています。
アナキズムについては逝きし世の面影さんと一度大議論をしましたが楽しかったですね。
又何かで大議論しましょう。私達はそんなに違った立場に立っていないと思いますよ。
処で6年程前ロンドンに行った時マルクスのお墓にお参りに行ってきたのですが御参りの人が絶えず花束が常に飾られているようでした。私が行った時は墓地の閉鎖時間スレスレでしたが私が墓地から退園している時一人の白人が急ぎ足で墓地に入園してきて『マルクスのお墓何処にあるか知っていますか?探す時間が無いので教えてください。』と私に聞いてきたのを覚えています。勿論丁寧に教えてあげたのですが人種や育った文化等が違っても似た様な精神性を持った人間は会話が余り無くとも御互いに何か似通った物を感じあう事ができるものだなと彼との一瞬の遭遇で感じた物でした。『お前何処から来たんだ?地元の人間じゃないよな?態々遠くからマルクスの墓参りに来たんだろう?』と言う様な目で御互いを値踏みしていました。
『何やら記事の趣旨とは離れてきているような』
(逝きし世の面影)
ejnewsさん、コメント有難うございます。
ejnewsさん、ブログの記事とだんだん内容が離れて(論旨が一貫していない)きているので、しかも長いので読んでいる読者が混乱するでしょう。
コメント欄なので、もう少し短く(記事に近い関係する内容で)簡潔にお願い致します。
『確かにそうです右翼イヴェンジェリカルキリスト教徒の行動は目に余るものがあります』と本当に思っているなら以後のコメントは全くの余分。
何故>『だからと言ってアメリカの多数者の意見を彼等が代表している訳ではありません』と繋がるのですか。
誰が『原理主義が多数派の代表だ』と主張したのか。
そんな人物は、ここには誰もいない。
記事では何度も繰り返し、選挙や世論調査で確認されているようにアメリカではまともな世俗派のリベラルと狂信的な原理主義が半々で力が拮抗している事実を書いてあるだけ。
そしてリベラル支持のアメリカの半分の事実は日本人なら誰でもが知っており、わざわざ『教育水準の高い州には彼等(原理主義)の人口は少ないのです』等と書き込む必要は全く無い。
そんなことは書くまでも無く、『あたりまえ』の常識であり日本人なら誰もが知っている。
何の為に書く必要も無い事柄を繰り返し繰り返し書いてくるのか。
これは何としてもアメリカ政治の大きな部分(日本人が良く知らない宗教的な半分)を何とか無視(否定)したいと言う、政治的には意味不明の印象操作ですよ。
>『少数キリスト教宗派・・・・ヒットラーのナチが少数派であったにも拘らず暴力でドイツを支配していった状況に似ています。』<
賛成したいところも沢山あるのですが、矢張り根本的な歴史や政治に対する誤解があるようです。
ヒトラーもムッソリーニもナチ党の突撃隊や黒シャツ隊の暴力だけで政権を掌握したのではない。
その正反対のドイツで最も民主的なワイマール憲法の下の公正な民主選挙で選ばれたのです。
ナチ突撃隊の暴力も9・11事件に良く似た国会放火の謀略行為も確かにあったが民主的選挙で多数となりヒットラーは一時は脅威的な90%近い支持率を記録している。
ドイツ人の多数はドイツ民族主義の、ヒットラーのナチ党を熱烈に支持した。
これは欧州ほど民主主義が定着していない日本国でもある程度は同じ事が言えるでしょう。
今では悪いのは東条英機など一部の少数の軍国主義者だけの責任とされていますが、女性の参政権が無いとか政治活動が制限されていたとか、遅れていたとはいえ日本には議会も立憲君主制憲法もそれなりにあり、アジアでは一番民主的な進んだ先進国家であった。
ドイツ国民が進んでナチスを選び戦争に突き進んでいったように、日本でも多くの国民が戦争に協力したのです。
近代以前の封建的な君主制国家とは大きく違い、国民の積極的な協力なくして近代国民国家は、もはや戦争が出来ない構造になっているのです。
そしてこの時もっとも大事なのは近代的国民教育とマスコミ宣伝の力ですが、日本は教育が主でマスコミが従であったが、より進んだ国家形態だったドイツは宣伝が、もっと進んだアメリカはメディア戦略が全ての勝敗を決定するのです。
民主主義に敵対するファシズムとは、ファシズムに良く似た形態の独裁的な専制政治からは生まれるものではなくて、その正反対の民主主義社会の発展が生んだ親に似ても似つかない鬼っこの望まれない庶子なのです。
>『帝国の宗教は・・政権と繋・・キリスト教だけが特別と言う事ではない・・』<
現在の政治情勢を見れば唯一の超大国であるアメリカの見えざる国教である『キリスト教だけが特別』であるのは必然です。
勿論過去には日本の国家神道が同じような『特別』であったのですが、現在の世界を見ればアメリカの福音派原理主義の行動は見過ごしには出来ません。
(宗教原理主義が問題なのではなく、活動範囲がアーミッシュのように自分のホームランド内だけなら世界は影響されない)
アメリカの福音派原理主義、サウジアラビアのイスラム原理主義のワッハーブ派、イスラエルのユダヤ原理主義の3者は自分たちのホームランドだけで活動するのでは無い。だから彼等は世界中に騒動の種を振りまいているのです。
>『私は宗教問題は何時も支配的右翼保守政治団体によって宗教が利用される事で起きる悲劇だと解釈しています。』<
この考え方は何時でも政治が宗教の上にあった日本人的な発想(常識)ではあるでしょうし、日本では完璧に当てはなります。
しかし日本とは正反対に宗教が政治などの世俗勢力の上位にあった一神教世界では必ずしも当てはまらなばかりでなく、日本人が判断を間違う根本原因です。
アメリカ人に断トツで信用されているのは大統領(政治家)ではなく21世紀の今でも、(日本人的には信用できないかもしれませんが)何と驚く事に教会(聖職者)なのです。
『宗教』しか説明がつかない珍現象
『政治』とは精神世界ではなく現実社会を相手にしており『社会科学』の一つでもある。
『科学』なら対象(社会)を観察して科学的に解析して正しく分析検証すれば(時間はかかるでしょうが)自ずと正しい答えが出てきます。
ところが知識も見識もある優秀な人々が到底有り得ない何とも不思議な『とんでもない間違いを犯す』のを我々は何度も見たり経験している。
その原因とは何か。
フリージャーナリストの自称国際情勢解説者の田中 宇は一般に公開されている世界の情報・報道を広く分析、判断して記事を書きネットで公開している。
この田中 宇氏の判断(記事)は他所では見られない素晴らしい解説もあるが、時に首を傾げる不思議なものもある。
誰が考えても普通の国際常識があれば絶対に成功するはずが無い(必ず失敗する)イラク戦争を推進したアメリカのネオコンは『わざと過激にやりすぎてアメリカの国力を消耗させて帝国(覇権)を破壊する隠れ多極主義者』だとするもの等ですね。
確かにハーバードなど一流大学を出た秀才中の秀才(アメリカ政府内のネオコン)が素人でも分かる程度の馬鹿馬鹿しいミスを犯すはずがない。『何か他に合理的説明が出来る筈だ』と考えれば、『過激にやりすぎてわざと大失敗させた』との田中説が出てくるのも納得いきます。
しかし、この田中 宇氏の例は、合理的(科学的)に考えすぎて間違えた典型例ですね。
答えはいたって簡単。
ネオコンの秀才たちはアメリカの民主主義の優位なるものを宗教的に信じていて、フセインの独裁政治に飽き飽きしていたイラク市民は首都のバクダット市内に入城するアメリカ軍を解放軍として迎え入れる。米英侵攻軍を花束と紙吹雪で歓迎すると思っていた。
何とも現実離れした自分勝手なお伽話ですが、彼等は真面目にその神話を信じていた。
イラクに侵攻した外国軍の自分たちを、全く条件が違う60年ほど前の連合国(アメリカ軍)のパリ入城の故事に重ねていたのです。
あのイラクの首都バグダット侵攻初日に起こったフセイン像引き倒しの茶番劇が何よりもそのことを物語っているが、それにしても余りにも馬鹿馬鹿しい間違いです。
それで『失敗する事が事前に分かっている』ことをした合理的理由が、アメリカ一極主義の典型なのに『ネオコンは隠れ多極主義』になってしまった。
著書に『タリバン』などが有る原理主義に詳しい田中 宇ともあろうものがイラク戦争の判断のピースに『宗教』を入れないから、こんな恥ずかしい間違いを犯す。
日本国内でもオウム事件では大学院で物理学を学んでいたにもかかわらず多くの若者たちが修行して空を飛べると信じていたのです。
ネオコンがアメリカのイラク侵攻が成功すると信じていても、なんら不思議ではありません。
科学に『喧嘩を吹っかける人々』
自分が全く信じていなくてもキリスト教式の結婚式をあげて恥じない世界で一番世俗的な国民である日本人でも破壊的カルトである創価学会の政治部である公明党が十数%の得票力(影響力)をもち最近の10年間は与党として国政に大きな悪影響を与えていた。
日本人でダーウィンの進化論に喧嘩を売ろうなんて人物は100年前でも唯の一人もいません。ところが外国、特にアメリカでは宗教が今でも生きていて主導権を握ろうとして科学に敵対する事もある。
原理主義者は、科学と喧嘩しても勝てると思っているのでしょうか。
宗教が科学に口出ししない伝統の日本人的には実に不思議ですが、一神教世界では長らく政治権力などの世俗勢力より『宗教』が最高権威だった歴史がある。
ソ連の共産主義(共産党)が宗教(一神教)化して消滅するのも、欧州でのこの長い伝統の影響であると思っています。
一国で一つの共産党しか認めない民主集中制の原則は正にキリスト教的で、多神教のインドではいくつも国内に共産党があり連合して革新州政府なんかを作っている。
インドを見習ってソ連にもアメリカに共和党と民主党のような同じ保守政党が競いあって共存しているように、複数の例えば共和共産党と民主共産党が複数存在していたら、どちらも全く同じ中身でも未だに続いていてソ連は消滅せず今でも健在だったかも知れません。
ejnewsさんと逝きし世の面影さんの掛け合いを面白く(若干疲れながら^^)拝読いたしました。アメリカの「属国」ミクロネシアの一部に身を置くものにとっては、ejnewsさんの分析は、ほぼ同意を持って読むことができます。ここ数十年のアメリカ社会の「カルト化」、それを影で操っている勢力はejnewsさんの分析のとおりです。
一口にアメリカと言っても、その人口の半分(既に以上?)を白人種以外が占めるようになった現在、「日本人以外は『神』が政治より上だ」という逝きし世の面影さんの前提では、アメリカ社会の構造や動きを正しく読み取れないでしょう。
いわゆる「ネオコン」にしても、昨今の「茶会派」にしても、それらの影にいるのは何(誰)か...更に、ヒットラーに資金提供したものは?レーニンや、果てはマルクス・エンゲルス...コロンブスらのスポンサーは???
いやはや、「学校では絶対に教わらない世界の仕組み」に、ますますエキサイトしています。
話が飛びましたが、カルト社会アメリカを見ていると、そのまま今の日本に当てはまるのが怖いです。ここ20年の日本は、とくに教育方面において、確実にアメリカのたどった道を歩んでいます。
実は、理由はまったく不明ですが少し前から当方のコメントのほとんどがスパム扱いで他所のブログにコメント投稿出来ずに困っているのです。
自分でコメント出来ないのは何とも寂しいものですね。ですから久々のコメントは実にありがたい。
それにしても当方の『アメリカの政治の半分を牛耳る原理主義』との記事に近い趣旨の、他の政治ブログの記事が何処を探しても無いのですね。
日本では基本的に『政治>宗教』が当たり前であり、それ以外の私に似た考え方はそもそも政治ブログの世界では『無い』のですよ。
しかもsuyapさんまでが、
>『日本人以外は『神』が政治より上だ」という逝きし世の面影さんの前提』<などと、正反対にといってよいほど大きく間違えた解釈をしている。
当方の主張は『日本人では宗教<政治や科学』で、それ以外の先進国でも日本人と同じである。アメリカでも日本人が良く知っているハワイやニューヨークやロス等東西の沿岸部の地域では日本と同じ『宗教<政治や科学』の価値観になっている。ですよ。
ejnewsさんの解釈の、『日本人以外』なんて凄まじい極端な過激発言は、一回も書いていないし誰も主張していない。
(誰がそんな不思議なことを言ったのでしょうか?)
suyapさんや(たぶん)ejnewsさんは当方の記事を読んで、記事に書いてない何故そんな極端な解釈をするのでしょうか。
当方の主張で繰り返しているのは現実のアメリカの政治や社会に占める原理主義の存在の、単なる客観的事実の記載だけですよ。
アメリカの政治を語るときには世俗勢力(政党や政治家)だけでは駄目で、アメリカ全体では2~4割を占める原理主義(宗教勢力)を無視して判断しては結果を間違うと指摘しているのです。
現在は白人が多数派ですが、統計から推測すれば数十年後には白人は多数ではなくなる(少数派になる)ので、今までの支配権(既得権益)を侵されることを極端に恐れている。不安にかられて余計に原理主義が過激化するのです。
変に宗教的な「ネオコン」や原理主義の「茶会派」の『それらの影にいるのは何(誰)か』なんて考え方は常に政治(世俗勢力)が宗教を利用してきた日本人らしい考え方ですが、一神教政界では力関係が長い間正反対だったのです。
今でもイランではアフマデネジャド大統領や議会よりも聖職者の方が『上位』の力関係なのです。
革命指導者ホメイニ師の死以後は最高指導者に就任したハメネイ師が軍参謀長、司法府代表の任命権、大統領罷免権を有するのですが、これは今では全く違っているが、欧州でも何百年か前ではイランと同じような政治体制だったのです。
ですから日本の右傾化は事実ですが、アメリカのような宗教右派(原理主義)とは大きく性格が違います。
日本では『政治>宗教』なので常に政治が主犯ですが、アメリカでは世俗勢力と宗教の力関係が拮抗しており『どちらがどちらを利用した』などと考えるよりもお互いが相手を利用していると考えるべきで、 suyapさんやejnewsさんが考えるような、宗教(原理主義)は政治に利用された『被害者』などではなくて『共同正犯』ですよ。
原理主義(宗教)は『政治に利用されている』だけではなくて、同時に原理主義の方でも『政治を利用している』のですから間違いなく政治だけでなくて此方も主犯の一人です。
僕も経済学にチラッと触れると数千から数百にアクセスが落ちるんです。でも商売じゃないから全くアクセス数など気にしませんけど。
全部でまだ100万(視聴率1%)にもいかないのですから、*印で局なら何度くびになっているか分かりません。(笑)
話は本題に触れますが、アメリカのキリスト教原理主義になかでは、まだ進化論に本気で反対しているひとがいるのも事実です。
取材した範囲でしかありませんが、学校で進化論を教えると親からクレームがつくので、出来ないという現役の教師に会いました。
もちろんアメリカの大半は常識的ですが、白人の比率が減っているからキリスト教原理主義が増えているとは「必ずしも」いえないと思います。
これはボストンでガルブレイズさんに直接インタビューして聞きました。
彼は国内でのイスラームの伸長が、原因ではないかと「彼らしい」ことを言ってました。
法律の文書が出来た時には、その理論が成り立つ為のその当時の色々な諸条件を皆さんは良く知っている、
ところが時間が経つと、この『出来るときの諸条件』など、成立条件や限定が忘れ去られて『言葉』だけが独立して勝手に一人歩きしだすのです。
日の丸君が代法案成立時の『強制にならないように』との国会の付帯決議なんか、覚えているのは今上天皇だけで、石原慎太郎や米長はたったの10年足らずで完璧に忘れられているのですよ。
アメリカは世界で初めて政教分離を成文憲法に記載した国家なのですが、
成立時の条件や限定を知らないので、この意味するところを日本人は勘違いしたようです。
欧州で其々の国で国教が決められていたように当時アメリカ13州で其々のコミュニティー別のプロテスタントの宗教が決められていたので、どれか一つにすると他の州が反発して大騒動になる。
だから仕方なくアメリカは政教分離になったのですから、当然プロテスタントがアメリカの『見えざる国教』なのです。
政教分離とは『宗教が政治に介入することを禁止する』ことではなかったのです。
意味するところは他の(プロテスタントの)各宗派の権利を守る為に、特定の宗派(プロテスタントの中の一つだけ)だけが政治に介入するすることを禁止しているのです。
当時の一神教世界では『宗教が政治に介入する』ことは常識だったのですよ。
ところが日本は元々世界一世俗的な社会で、一神教世界とは正反対に、『政治が宗教に介入』して色々問題を起こした長い長い歴史があったので、敗戦後に『政教分離の原則』を憲法の言葉そのままに理解(誤解?)したのです。
成立した時の諸々の諸条件が全く違っていたので、政教分離の原則が欧米と日本では正反対なのです。
アメリカよりも余程世俗的な欧州で商店が商売繁盛間違い無しの日曜に休むとか、今でも収入の10%を教会税として徴収しているとか、イギリスなどで60年代まで同性愛が刑法で禁止されていて世俗の警察組織が摘発していた等政治に優先する宗教(聖書)の長い歴史があるのです。
何時もは殊更『人権』を強調するのに、イスラエルの人権を無視した蛮行にだけは、何故欧州諸国が及び腰で積極的に批判しないのかの謎も宗教を無視しては無理なのです。
世界で唯一直接民主制が残る小さな欧州の先進国ですが永世中立国のスイスは何百年と戦争をしていないので人々は記憶に有る『敗戦』を何百年も経験していない。
そのスイスは先進文明国としては(最近まで)最後まで婦人参政権を認めなかった超保守的な国家としても有名であるのですが、(国民皆保険の義務化とか利益の禁止とかは有るが)何と欧州で唯一公的保険の無い国でもあるのです。
『科学』に真正面から喧嘩を吹っかける日本人的には理解出来ない人(原理主義)がいる先進国アメリカの不思議ですが、このスイスの例が『不思議』を考える上で何か参考になるのではないでしょうか。?
ホワイトハウスが焼き討ちにあったのは米英戦争の時で240年前で、最後にアメリカ本土が戦場になったのは南北戦争ですから150年も戦争を経験していないのです。
ベトナム戦争では歴史上初めて敗北を喫するのですが、これはアメリカ軍が負けてベトナム軍がワシントンを占領したことではない。
遠征軍が勝てなかっただけで厳密な意味での敗戦ではないのです。
その意味ではアメリカとは1945年8月15日までの日本と良く似た条件だとも考えられ、それならあの程度のアナクロニズムは当然であるとも言えます。
オバマ政権が苦労しているのは、文明の衝突ではなくてアメリカ文明自身の『過去』と『現代』の衝突であるとも解釈出来る。
国家でもそれ以外でも何でも当てはまる原則ですが時々定期的に革命とか戦争に負けるとかして、大掃除しないと、アメリカの様な極めてはた迷惑な粗大塵が幾らでもたまるのです。
「自然になるのが望ましい」とも。
国旗、国歌へ礼を払うのは(それが自国の国旗国歌であれ、他国のものであれ)、国際的な儀礼慣習です。
海外などの公の場で、他国の国歌が流れるような場面では、自然に起立し礼を示すようになるのが望ましい。それが躾であり、マナーでしょう。
テーブルマナーの教室に行って、講師の人が片肘つきながら皿を持ち上げてスープをすすり飲んでいた場合。そんなマナー教室の講師を貴方は信頼しますか?
そしてマナーの基本中の基本は、時と場所、場合にあった行動、ふるまいをするということです。
しかもマナーは案外難しく形の上で整っていても『慇懃無礼』という言葉がある様に、間違うと一見礼儀正しい風に見えても正反対に無作法になる。
そしてこの記事ではアメリカの原理主義の危険性と、その原理主義を軽んじる左翼の政治ブログを批判したものです。
記事中には一言も天皇も日の丸君が代も出て来ない。
ネット世界では無関係なコメントにコメントすることは慎むべきであるとされています。
しかもここは護憲左派の立場で政治経済を論じる場所です。
全くもって、TPO(マナー)に無関心なコメントを投稿してくる人もいるものですが、その同じ人物が他人のマナーを云々するとは・・・言葉を失います。
えまのんさん、
当ブログでも天皇や日の丸君が代を詳しく論じています。
『事業仕分けで宮内庁を即刻廃して民営化すべし』
2010年03月09日 | 社会
どうしようもなく政治的な存在『天皇』
2009年12月25日 | 社会
『君が世』の考察ならずばり、
サッカー・ワールドカップと『君が代』
2010年06月18日 | スポーツ・文化
マナーとTOPの関係については、
規律と『品格』が最優先される日本のスポーツ界
2010年02月16日 | スポーツ・文化
に詳しくとりあげています。コメントなら当該記事に対して行って下さい。
それにしても、マスコミでも広く報道されたので良く知られている皇居での園遊会での今上天皇発言『強制にならないように』のお言葉に対して、
>『・・・の発言には前後もありますよね。
「自然になるのが望ましい」とも。』<
とコメントされていますが、私は寡聞にしてその前後の言葉なるものの存在はまったく知りません。
そもそも『前後』とあるが、天皇発言の後なのか前なのか。?
それとも前も後も両方であるのか。?
あったとして、何故それがマスコミでは報道されないのか。?
天皇の前後の言葉なるものは、そんなものは実はなくて、えまのんさん創作ではないのですか。
勝手に忖度して、他人の言葉を作り出すとは礼儀作法に反する行いですが、園遊会での今上天皇の言葉を忖度して勝手に作り出すとは『礼儀知らず』や『無作法』程度では済まされない実に腹立たしい酷い話で、これは見過ごしに出来ない。
いったい自分を何様だと思っているのだろうか。!
度外れた思い上がった下克上の越権行為で、是非ともその前後の顛末を答えてください。