逝きし世の面影

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暴言がどうにも止まらない橋下徹知事閣下

2008年09月08日 | 地方自治

橋下知事暴言「くそ教育委員会」ラジオ公開生放送
そんなこと言っていいんかい?

大阪府の橋下徹知事(38)は7日、同府箕面市で地元FM局の公開生放送に出演。
全国学力テストの結果公表に消極的な市町村教育委員会などを指して「くそ教育委員会」と発言した。
府のテスト結果は2年連続で全国下位に低迷。
それをきっかけに知事は連日のように市町村教育委を激しく“口撃”しているが、さすがに“くそ”呼ばわりは公人として不適切との声が今後、持ち上がりそうだ。


「全国学力テスト、結果非公表の姿勢非難」

「くそ教育委員会が、みんな“発表しない”と言うんです」

橋下知事が集まった100人以上の府民に、先日、文部科学省から発表された全国学力テストの市町村別結果公表の是非を問い掛けると、聴衆からは拍手を受けた。
そして、前述の“問題発言”が飛び出した。

場所は箕面市森町に設けられた特設ステージ。
この日は知事の自宅もある、府の北摂地域を放送エリアにしたFM局「みのおエフエム」の特番がここからオンエアされていた。
知事は府が同地に開発したニュータウンのPRイベントの一環として姿を見せ、約15分間にわたって司会者らとのトークに講じていた。

もちろん、終了後は記者団から発言の真意を問われた。
それでも知事は「今の教育制度全体を指している。
ずっと言っていることだ」と問題ないとの認識を強調。
その上で「(公表による)競争を甘受するかどうかは市民の判断だ」と、府下の市町村教委が学力テスト結果を公表すべきとする持論をあらためて展開した。

ヒートアップした知事による“口撃”は止まらない。
学力テスト結果公表の是非で「09年度から(テスト結果の)開示・非開示によって予算をつけるかどうか決めさせてもらう」と、市町村への予算配分にも反映させる“強権発動”の考えも強調。
携帯ゲーム機利用の新たな教育方法を現在検討していることを明かした上で、ゲーム機導入予算も考慮の対象になるとして「市町村が自由を主張するのであれば結構だが、府は予算を出す必要はない」と言い切った。

“問題発言”の成り行きもさることながら“くそ”呼ばわりされながらも予算のこともあり、苦しい選択を強いられそうな市町村教委側の対応にも注目が集まりそうだ。

(2008年9月7日)






『橋下知事、府議会で脱線答弁』

大阪府の橋下徹知事が初の3月本会議(定例府議会)で「脱線」答弁を連発している。

『権限ないのに「府教委に命令」する』

知事は3月5日の府議会本会議で、教員の勤務評価を給与に反映させる制度について見解を問われ、「頑張らない先生には厳しく対処するよう教育委員会に命じる」と答えていた。
3月10日日、民主府議が「知事は府教委に命令できるのか」とただしたところ、知事は「コメンテーターの立場であればともかく、知事としては完全に間違っていた」と、3度頭を下げて謝罪した

直接の命令権限がない府教委に、教職員の勤務評価を厳正に行うよう命じる考えを示した5日の議会答弁について謝罪を余儀なくされ抗議を受ける事態を招いた。
この答弁は議事録から削除される見通し。


共産議員に『発言は多数取ってから』

府が箕面の山奥で進める全く採算の取れない数千億円の大赤字のニュータウン『大規模宅地開発事業』に関して、「議会の議決があっても問題がある」と凍結を要求した共産府議の質問に、
『そのような主張は多数派を取ってからぶつけてほしい』と答弁する。
共産府議団は「少数会派の言論を封殺しかねない発言」などと岩見星光議長に抗議。
議長も知事に対し、答弁の撤回を促した。
相次ぐ不適切発言に共産府議団は『知事は感情的になれば本音が出てくる』呆れている。
二つの橋下徹知事の答弁は議事録から削除される。
(2008年3月10日)
議員とは、有権者の多数の支持を受けて当選している。一人の議員であっても多くの市民の代表である。
民主主義の基本は多数決だけではない。議会与党(多数派)議員だけの意見だけで議会運営するなら議会を開く意味が無い。
野党議員の発言が封殺されるなら議会の機能は殆どなきに等しいし、わざわざ議会を開かなくとも選挙だけすればそれで事たれるではないか。
それに市民世論の動向や結果が、議員選挙だけで済めば大変な経費の節約になる。

少数者の発言を尊重するのは民主主義の基本中の基本で、こんな発言が知事の口から出ること事態が、政治家としての根本的知識が欠如している証拠。訂正して済む問題ではない。






橋下知事、教育に対する選挙公約での無責任放言。

『英数国理社だけで競争するのは非常に狭い考え方』
『優劣をつける教育をすると、人格が歪んでしまう』
『校庭を芝生化しよう』

しかし橋下徹は知事当選直後には、
『私の教育政策は机上の空論だった。反省している』
『世間知らずを痛感した』
『教育政策撤回への感情的な発言や人格攻撃は控えてほしい』

今回の放言では、
『教育委員会には最悪だと言いたい。このザマは何なんだ』
『市町村が非公開など自由にやるなら府教委は解散する』
『クソ教育委員会とはいっていない。公開しない教育委員会はくそ野郎だと言っただけだ』

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5 コメント

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橋下府知事 (恒久)
2008-09-08 15:55:56
確かに口が悪い所もありますが私的調査の結果、教育委員会に限らず、現在日本の教育組織全体が腐りかけていると私も考えます。
返信する
コメントTBです。 (東西南北)
2008-09-09 03:09:29
 以下の記事はTB制限がかかっているようですので、コメントTBさせていただきます。

 大阪府知事選挙ー「解同」横暴・利権あさり/不公正な同和行政の完全終結を-

http://blog.goo.ne.jp/urmt/e/a3593d7b8a41defa3fa0f366050949ea

 大阪府知事候補の橋下弁護士の言動について

http://blog.goo.ne.jp/urmt/d/20080106

 
返信する
コメント有難う御座います (ブログ主)
2008-09-09 09:48:25
恒久さん。

『教育組織全体が腐りかけている』は同感なんですが其の原因は、現場の教師に昔のような自立性も独自性も個性も創意工夫も、ついでに自覚もプライドも羞恥心さえない、何んにも無くなって金太郎飴のように同じになって、上からの指示だけ待っている目が体の上のほうに付いている平目教師ばっかりになってしまった結果です。
どのような組織でも、現場に裁量権が無い組織は衰退する。
しかし有りすぎると混乱するので其れを適当に纏めていくのが上の役目です。決して現場の裁量権を奪ってはならない。
橋下の選挙時は『地方自治の確立』を掲げ『現場の裁量権』重視の姿勢を見せていた。
橋本は口からでまかせ適当に其の場その場で嘘をつく単なる三百代言の無責任男ですよ。


東西南北さん。

大阪の問題点は日本全体と同じで特別何かが有る訳ではない。教育問題も全く同じ。
橋下は『優劣をつける教育をすると、人格が歪んでしまう』と選挙時には点数による競争を否定していた。
点数だけが善悪の基準ではない。点数が低くとも良い子は良い子で認めないと日本が益々悪くなる。
組織のトップの政治家が嘘をついては其れこそ子供の教育に良くない。
教育非常事態宣言なんか出している場合ではない。
知事の口からでまかせ暴言、嘘つき非常事態宣言でも出すべきですね。

報道しないマスコミの責任は大きいが、大阪独自の問題点としては同和問題が有る。
しかし橋下知事はこの肝心の問題点には触れようとしない。
これでは何時までたっても絶対に解決するわけが無い。
何時までも解決しない問題点と言えば、護憲左派のブログ界の水騒動が有る。
水騒動がニセ科学批判ではなくたんぽぽkojitakenかつ等解同集団のインチキな差別糾弾確認会モドキである事を理解出来ないでいる間は何時までたっても解決できない。
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人格障害かも (ホタル)
2008-09-10 12:00:31
徳がなくて実力・能力のある人が指導者になると害をもたらすと思います。

>橋本は口からでまかせ適当に其の場その場で嘘をつく単なる三百代言の無責任男ですよ。

橋元徹は知事就任以前も言をコロコロ変えることを繰り返してましたね。これ、危ないですよ。私の職場の施設長もこうで、類推するに、橋元徹はパワハラ的傾向もあるのではないかと。実際、自分の息子にかなりの体罰も与えていましたね。

自分の利益になる対象に対しては愛想・外面のいい、人格障害者の匂いがします。人格障害者には、少しでも思い通りにならない時に見せる度を越えた攻撃性があります。こういうことは近くにいる者でないとなかなか分からないものです。

公務に付く者を選ぶ時は、気をつけなければなりません。巷の噂を鵜呑みにしてはいけないけど、アンテナは張っておいていいでしょう。
返信する
日本のゾマホンかも (ブログ主)
2008-09-10 13:57:17
テレビで喋る時のゾマホンはたどたどしい日本語だが、母国の国立大学卒業後に中国の大学に留学して日本の大学の大学院も卒業。
アフリカの言語を二つと日英仏中の4ヶ国語を自由に喋る俊英らしい。
日本では喋りすぎる生意気な外人は嫌われるが、逆にたどたどしい日本語の外国人はみんなにに喜ばれる。彼の日本語はテレビ用の演技でしょう。

大阪弁が吉本興業と亀田親子のお陰で全国区になったが、あれはテレビ用言語ではあっても正統な大阪弁では有りません。
全国のみんなが期待する関西人(関西弁)の典型では有るでしょうが、ゾマホンの喋りと同じでテレビ用演技です。
長い歴史と伝統が有る大阪弁には複雑で厳格な敬語が有り地元では誰でも使えます。
亀田や吉本の芸人や橋下徹の言葉はひどすぎる。マトモな人はあんな喋りはしない。あれではチンピラの言葉遣いですよ。
いまどき、母親をオカンなんて呼んでいる人物は吉本新喜劇の登場人物か、橋下知事くらいでしょう。
あれは演技ですね。
そして彼の場合には、何処までが演技で何処までが本物かが判らない。
彼自身が判っていない可能性すら有る。その意味では人格障害の可能性も有ります。
どちらにしても何時か軌道修正しないと、あのままでは4年間の任期を全うする事は難しい。
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