異常も、日々続くと、「日常」になる

『デビッド・ボウイ、ビートたけし、坂本龍一主演の映画「戦場のメリー クリスマス」のキャッチコピー』

『異常も、日々続くと、正 常になる』
日本国憲法が生まれて７１年目の憲法記念日ですが、今の憲法は大日本帝国の敗北と不可分に結びつき、コインの裏表の関係で（現憲法と日本敗北の二つが一体で）連動していることは日本人の全員が知っている。（だから右翼は何とかして改正したい、出来ることなら廃棄したいと願っている。日本の敗戦を否定したいのである）
1983年大島渚監督の日本、イギリス合作映画『戦場のメリークリスマス』では太平洋戦争時ジャワ島の俘虜収容所長ヨノイ大尉（坂本龍一）ハラ軍曹（ビートたけし）と英軍捕虜のロレンス中佐とセリアズ少佐（デヴィッド・ボウイ）が残酷でエロチックな不思議な関係を育む物語。ハラや上司のヨノイ大尉と英軍俘虜たちの立場は１９４５年９月２日の日本の敗北で１８０度過激に入れ替わる。
今の日本国憲法ですが、その成り立ちとして大日本帝国の帝国議会によって帝国（明治）憲法改正の手続きにより成立した。その関係で（明治憲法の条文を書き替えたので）１条から８条まで全部が天皇制（象徴天皇）のことが書かれている。（明治憲法では主権者は現人神である天皇一人だった。このため憲法条文の最初は全部が唯一の主権者である天皇に関する事柄だった）
通常『憲法』では、先ず一番大事な国の有り方とか『主権者』云々を書く決まりなので、それなら『国民が主権者である』と定める日本国憲法の場合では、（憲法序文に相当するのが１条から８条までの象徴天皇制の記述で）実質的に、戦争放棄と非武装を定めた『９条』が他国の憲法第一条に相当するでしょう。







神は天にいまし、全て世は事もなし『ＮＨＫのＮＨＫによるＮＨＫのための腹立たしい自作自演のスキャンダル』　

国辱的なモリ加計（国富の簒奪）騒動とか財務省次官のセクハラ騒動、もっと国辱的で亡国の極みのような防衛省（自衛隊）や財務省、文科省、経産省、国土交通省などの公文書の書き換えとか隠蔽など官僚組織の崩壊現象は明らか。日本のマスコミ各社ですが、今の悲惨な現実を誰も報道したくないのである。それ以上に危機的な断末魔の日本国憲法の方は、もっと報道したくない。
仕方なくＮＨＫを筆頭にマスコミ各社が行っているのが無難な元アイドルタレントの（安全パイの）下ネタのゴシップである。（普通に考えて、マスコミ各社が挙国一致、全員で報じるような内容ではない。今の日本国では到底『有り得ない』摩訶不思議なことが目の前で起きているのである）
そもそも強制猥褻の被害者の女子高生タレントはＮＨＫのＥテレ『Rの法則』で知り合った（出演した）番組関係者だし、ジャニーズ事務所のTOKIOの山口達也メンバーはそのＮＨＫのＥテレ『Rの法則』のレギュラーである。それならＮＨＫと言う企業内部の不祥事であるとも考えられる。
普通の企業内のセクハラの場合は当該企業は重い管理責任が問われる。ところが一切ＮＨＫは謝罪せず、逆にこの騒動の火付け役でもあり主導役でもあったのですから呆れるやら驚くやら。
TOKIOの他の４人のメンバーよりＮＨＫの責任の方が遥かに重いし、謝罪もない分悪質極まる不真面目な態度である。
ほぼ薬物中毒（アルコール依存症）である山口達也の場合は明らかに病気の範疇（責任能力が？？）であり、それなら山口本人よりＮＨＫの方が責任が重いとも考えられる。
ＮＨＫは事件が起きた２月時点で知っていた。泥酔状態で記憶がない山口に示談成立（強制猥褻を認め謝罪し賠償した）逃げ道を塞いだ段階でＮＨＫが大スクープとしてすっぱ抜く。後はメディアスクラムで袋叩きにしているが、今回のスキャンダルは最初から最後までＮＨＫの自作自演である。
今後の展開の予想では、山口一人ではなくTOKIOの５人全員の連帯責任で今年いっぱい半年程度活動を全面自粛、（世間の同情をかって）謹慎処分の後、来年には山口を含む５人全員が仲良く復帰する『筋書き』で進んでいると思われる。
『神、そらに知ろしめす。すべて世は事も無し。』なのである。何とも腹が立つ話だ。
★注、
今回のようにマスコミ全員で『何かの些細なゴシップ』を大きく報じて、わざと大騒ぎする場合ですが、実は別の報道したくない『不都合な事実』を隠蔽するとの邪まな目的が考えられるのですから怖ろしい。（それなら、マスコミが挙国一致で隠したい『何か』とはとの重大な疑問が当然湧いてくる）


２０１５年１０月２６日東京電力は１～４号機の護岸付近に全長７８０メートルにわたって直径約１メートルの円筒状の鋼管矢板594本（長さ30m）を埋め込んだ『海側遮水壁』（地下ダム）の工事完了を発表するが、１ヶ月後の１１月２６日には完成したばかりの遮水壁が海側に『２０センチも傾いて隙間が出来た』と明らかにする。１ヶ月で２０センチ（１日７ミリ）も傾く遮水壁など前代未聞の珍事である。



福島第一原発敷地周辺の地上３０メートル付近に発生する濃い霧と管直人元首相。（特異な福島第一原発敷地だけの濃い霧は２０１４年秋から頻繁に現れるようになった）


２０１５年岡山大学の津田教授が小児甲状腺がんの発症率が『福島県は他県の数十倍だ』と発表し『福島県検討委と津田教授が対立』と挙国一致ですべてのマスコミが大きく報道していた。
ところが、客観的な科学的事実は福島県検討委自身が『福島県は他県の数十倍だ』と認めていたのである。（福島県検討委の議事録を見れば誰にでも簡単に分かる。ところがマスコミ各社は検討委の議事録を意識的に報じない）
なんと、マスコミ全員による大本営発表、腹立たしい真っ赤な嘘（丸っきりのフェイク・ニュース）だったのである。（津田教授と検討委の意見の対立とは、客観的な発症数云々ではなく『放射能の影響』を認めるか認めないかの『違い』であった）


津田教授が外国特派員協会の講演会で示した人口１０００万人のベラルーシの小児甲状腺がんの発症数の推移図は１９９４年で終わっていて、何故か被害が最大だった９年目(１９９５年分）が抜けている摩訶不思議なグラフを提示する。（津田教授の図ではその代わりにチェルノブイリ以前が入っていて１０００万人で０から２人、平均では１人弱だった。人口２００万人ベラルーシの５分の１の福島県では長い間小児甲状腺がんの発症数はゼロ）

津田教授の図の元ネタには当たり前ですが最悪だった９年目の１９９５年分が記載されていた。（レベル７の核事故フクシマから７年目の日本の場合は最悪が予想される９年目とは２０２０年であり東京オリンピックが予定されている年である。しかも日本列島が灼熱地獄になる最も暑い７月末から８月初めに開催する無茶苦茶の二乗。完璧に狂っている）



『憲法改正で一番問題なのは「９条」では無くて、非常事態宣言（放射能汚染地域からの強制疎開）の是非だった』

今の日本が憲法９条が瀕死の状態であることは事実だが、それ以上に大問題なのは原子力非常事態宣言が出されっ放しである驚くべき事実であろう。（原子力災害対策特別措置法を根拠に管直人内閣総理大臣が緊急事態宣言を2011年（平成23年）3月11日に行って今も続いている）
本来なら住むどころか一切の飲食や睡眠が禁止され、すべての品物の持ち出しが一律に禁止されている年間被曝量が１ミリシーベルト以上の放射線管理区域内に今でも大勢の日本人が取り残されて、普通に生活を続けている事実は驚異的である。（政府に一番近い読売新聞系列の日本テレビでは福島での稲作をＴＯＫＩＯのメンバーが行う「ＤＡＳＨ村」として放送していた）
まさに『異常も日々続くと日常になる』の見本のようなトンデモナイ話。（旧ソ連ではレベル７のチェルノブイリ事故の３年後から放射能汚染地域から４０万人を疎開させ現在に至っている）
チェルノブイリ事故から３年ほどはソ連でも今の日本のように『放射能は安全・安心。何の心配もない』と誤魔化していた。
TOKIOが問題なのは薬物中毒（アルコール依存症）の山口達也の強制猥褻などではなく、TOKIOの５人全員がフクシマの放射能被害を風評被害として誤魔化いたことが大きい。
安倍首相がアルゼンチンのブエノスアイレスのＩＯＣ総会で行ったアンダーコントロールの悪質な嘘八百ばかりが槍玉に上がるが、東京オリンピック誘致を決めたのはメルトダウンを認めた直後の野田佳彦首相（民主党政権）である。（明らかにフクシマの放射能の風評被害対策）
フクシマから７年目の節目に起きたTOKIOが関係した不祥事と活動自粛騒ぎですが、あまりにも当然な成り行きであろう。
非常事態宣言が７年も続いた結果、もう、『風評被害』などと暢気に誤魔化せる時間的な余裕は一切無くなったのである。

『福島第一原発で作業中に3.11』

『原発事故で「リヤカーハウス」暮らしに…ベテラン溶接工の「震災後」　iPadからのメールで始まった取材』5/3(木) withnews
では、2011年3月11日、福島第一原発の構内で、溶接の仕事をしていて被災していた人が初めて証言している。（今まで７年間で、実際に３・１１を経験した人物が公の場所でも、匿名でも一切何もない。完璧に生の情報を当局が封鎖して隠していた）

「あの日はね、福島第一原発の地下にある配管を支えるための溶接工事をトンネルのようなところでしていたんですよ」
あの日の午後は、放射線が高い場所での作業に備え、プレハブの事務所で放射線管理の教育を1時間ほど受けていたそうです。その後、バスで構内を移動し、再び作業現場近くに着いた時、激しい揺れに襲われました。
「うそー」
川上さんは思わず声をあげたそうです。今でも当時の様子は鮮明に覚えています。
「映画のセットを見ているようでしたね。1号機の外壁がポロポロ落ちだしていました。貯水槽のバルブが壊れ、噴水状態でした」

★注、
今回のような３・１１フクシマ当時（３千人もいた）の現場の作業員による具体的な証言は初めてである。フクシマから７年目の節目に起きたTOKIOが関係した不祥事と活動自粛騒ぎと同じで、何かが大きく違ってきているのでしょう。（数千人もいたら普通はもっと重大な目撃証言が多数寄せられている）