『トロイアの未来(滅亡)を予言したカッサンドラとラオコーンを襲った怖ろしい悲劇』
ラオコーンとは、ギリシャ神話のイリアス叙事詩に登場する城塞都市トロイアの預言者でポセイドンの神官、トロイア戦争の際にギリシャ側の計略を見抜きトロイの木馬に槍を投げ付けたが、直後にアテナ神が遣わせた巨大な海蛇に二人の息子と共に絞め殺される。 このラオコーン像はバチカンに所蔵されている世界遺産だが酔っぱらった中川 昭一が台座に腰かけたという。2009年2月の先進7カ国 財務相・中央銀行総裁会議(G7)の記者会見の席上、中川財務相のろれつの回らない映像が世界に配信され大恥をかいている。『口をつけただけ。ワインを飲んでいない』と釈明したが3日後に大臣辞職、半年後の総選挙で落選し10月には突然急死している。
『ギリシャ神話でトロイアの滅亡を予言した王女カサンドラは…』余録 2016年5月31日毎日新聞
ギリシャ神話でトロイアの滅亡を予言した王女カサンドラは、呪いを受けていた。その予言を誰も信じないという呪いである。
結局、滅亡の予言はかえりみられず、人々は木馬を城内に運び込んだ
▲「カサンドラのジレンマ」とは危機を訴える予言のジレンマをいう。予言が信じられない場合、破滅が訪れて予言は無意味に終わる。人々が予言を信じて危機を回避すれば、予言は外れてうそつき呼ばわりされる。
いずれにせよ予言者は悲運に見舞われることになる
▲世を驚かせたのは先の主要国首脳会議で安倍晋三(あべしんぞう)首相が世界経済は「リーマン・ショック前に似ている」と説いた一幕だった。
商品価格のデータなどによる危機の予言は首脳たちを十分納得させられなかったようで、海外メディアも「説得力のない比較」だと評した
▲だがこちらはカサンドラの悲運とは対照的な展開で、首相発言で国内各紙が一斉に報じたのは「消費増税再延期へ」の筋書きだった。
もちろんリーマン級の経済危機が増税再延期の条件とされていたためで、ほどなく首相は危機回避を理由に増税再延期の意向を示す
▲増税は先送りしたいが、すればアベノミクスの失敗との批判を浴びる「安倍政権のジレンマ」だ。悪いのはアベノミクスでなく世界経済という危機の予言でジレンマはしのげたか。
予言も何も、主要7カ国中で成長率は最低、財政赤字は最悪なのが日本の現実である
▲「安倍氏が今度は日本の有権者を説得できるかを見守ろう」と英BBCはいう。首相の「予言者」としての適格性は、デフレ脱却や成長実現などの見通しについてのこの間の実績をみれば分かる。
『ほぼ「カサンドラ症候群」に陥った悲劇的な総理大臣安倍晋三』
日本の行政府の長である安倍晋三首相ですが、G7で折角『リーマン級の緊急事態』だと目の前に迫る『危機』を警告したのに、フランスのルモンド紙の見出しは、『安倍晋三の無根拠なお騒がせ発言がG7を仰天させた』と書いている。
G7で危機の認識が共有されるどころか、安倍晋三の『不吉な予言』は丸っきり頭から無視しているのです。
何時もは頭が空っぽで目が節穴のネットウヨや安倍晋三の個人機関紙的な右翼的論調が目立つ産経新聞さえ28日付け社説で『唐突だった』と突き放す。財界寄りで保守的な日本経済新聞も29日付け社説で『未曾有の経済危機と現状を同列視するのは無理』だと批判する。
それ以外の全国紙朝日新聞毎日新聞、中日新聞などブロック紙や地方紙は『演出された経済危機だ』(真実ではなくデマだ)とほぼメディアの全員がもっと厳しく批判しているのです。
ほぼ唯一の例外が『大きなリスクに直面しているとの認識で一致した』と書いた読売新聞27日社説だったが、その読売でも、続けて『他の首脳からは「危機とまで言うのはどうか」という意見も出た・・』と安倍晋三の折角の『警告』を打ち消しているのです。
世界はリーマンショック直前だとの安倍晋三のカッサンドラ的な不吉な予言ですが、1999年に恐怖の大王が降ってくるとのノストラダムスの大予言はかすりもしなかったが、今回は的中する可能性が限りなく高い。
『G7伊勢志摩サミットで「名誉」キリスト教徒(なんちゃってキリスト教徒)だった日本の扱い』
『自民党政権に一番近い政治記者、山田孝男の先進7か国首脳会談伊勢志摩G7サミットの不思議な記事』
安倍首相と個人的に会食するなど、政権に一番近い政治記者だと言われている山田孝男が、毎日新聞コラム風知草『Youは何しに神宮へ?』2016年05月30日 で、『すべてキリスト教国である6カ国の首脳は伊勢神宮をどう見たのだろう』と書いているのですが、 幕末とか明治期に日本を訪れた欧米人ですが、世界遺産どころか『納屋程度の建物』と大いに不評だったと書いているのです。
20年ごとに新しく前と同じものを建て替えるとの伊勢神宮の発想が、石造りのキリスト教の施設とはそもそも真逆だった。
山田孝男ですが、日本では生と死が一体だとか、生命の循環だとか何やら哲学的な言葉で締めているのですが、これはG7初日の『リーマンショック直前だ!』との安倍晋三首相の驚愕発言とも関連しているのでしょう。
何とも不思議な意味不明の記事ですが、これは何故か日本のマスコミが取り上げたくない(無視している)イギリスのキャメロン首相の『トルコがEUに加盟するのは早くて3000年だ。』発言に対してトルコのヌマン・クルトゥルムシ副首相が『984年後の加盟』に『恥ずべきこと』と猛反発、『むしろEUが30年後どうなるかを心配すべきだ』と大喧嘩になっているのと同じで、日本以外のG7は『欧米6カ国すべてキリスト教国』をそれとなく読者に向かって説明していたのだろうか。
(史上悪名高いアパルトヘイトの南アで日本人が『名誉白人』だったのと同じ仕組みで、G7で日本は名誉キリスト教徒扱いだった)
『おもしろ可笑しいようで 、ぞっとする怖いニュース』
カサンドラと同じで不発に終わった安倍晋三の不吉な予言の翌日の、アメリカ大統領の5月27日の歴史的なヒロシマ訪問ですが、オバマの数メートル後ろには世界の最終戦争用の核のボタンを持った軍人が控えていた。
ところが、この前日の26日(G7初日)にイギリスのBBCやアメリカのCNNニュースが、米国防総省の大陸間弾道ミサイルや核弾頭爆撃機、戦車支援用の戦闘機などがいずれも、1970年代の「IBMシリーズ1」コンピューターで制御されており、8インチ・フロッピーディスクを使っているとの爆笑ニュースをすっぱ抜く。
国防総省のヘンダーソン報道官はAFP通信に、『このシステムを利用し続けているのは、端的に言って、まだ使えるからだ』と答えたとか。経費の7割が半世紀も前のシステムの維持管理に使用されているとか。
アメリカの核兵器の使用から71年ぶりのヒロシマ訪問と半世紀前と同じ核戦争のコンピューターシステムとの、この二つの話は無関係ではなくて、たぶん連動しています。
オバマのヒロシマ訪問ですが、国内外に強硬に反対する勢力が大勢いて『成功させる』ためには、これぐらいの全員がびっくりするような『はかりごと』が必要なのでしょう。
今のペンタゴンですが、とんでもなく大量のフロッピーを所有しているか、それとも、とんでもなく少ない情報量で核戦争の全ての仕事を済ましているのですが、いずれにしろ可笑しいようでトンでもなく怖ろしい。
ラオコーンとは、ギリシャ神話のイリアス叙事詩に登場する城塞都市トロイアの預言者でポセイドンの神官、トロイア戦争の際にギリシャ側の計略を見抜きトロイの木馬に槍を投げ付けたが、直後にアテナ神が遣わせた巨大な海蛇に二人の息子と共に絞め殺される。 このラオコーン像はバチカンに所蔵されている世界遺産だが酔っぱらった中川 昭一が台座に腰かけたという。2009年2月の先進7カ国 財務相・中央銀行総裁会議(G7)の記者会見の席上、中川財務相のろれつの回らない映像が世界に配信され大恥をかいている。『口をつけただけ。ワインを飲んでいない』と釈明したが3日後に大臣辞職、半年後の総選挙で落選し10月には突然急死している。
『ギリシャ神話でトロイアの滅亡を予言した王女カサンドラは…』余録 2016年5月31日毎日新聞
ギリシャ神話でトロイアの滅亡を予言した王女カサンドラは、呪いを受けていた。その予言を誰も信じないという呪いである。
結局、滅亡の予言はかえりみられず、人々は木馬を城内に運び込んだ
▲「カサンドラのジレンマ」とは危機を訴える予言のジレンマをいう。予言が信じられない場合、破滅が訪れて予言は無意味に終わる。人々が予言を信じて危機を回避すれば、予言は外れてうそつき呼ばわりされる。
いずれにせよ予言者は悲運に見舞われることになる
▲世を驚かせたのは先の主要国首脳会議で安倍晋三(あべしんぞう)首相が世界経済は「リーマン・ショック前に似ている」と説いた一幕だった。
商品価格のデータなどによる危機の予言は首脳たちを十分納得させられなかったようで、海外メディアも「説得力のない比較」だと評した
▲だがこちらはカサンドラの悲運とは対照的な展開で、首相発言で国内各紙が一斉に報じたのは「消費増税再延期へ」の筋書きだった。
もちろんリーマン級の経済危機が増税再延期の条件とされていたためで、ほどなく首相は危機回避を理由に増税再延期の意向を示す
▲増税は先送りしたいが、すればアベノミクスの失敗との批判を浴びる「安倍政権のジレンマ」だ。悪いのはアベノミクスでなく世界経済という危機の予言でジレンマはしのげたか。
予言も何も、主要7カ国中で成長率は最低、財政赤字は最悪なのが日本の現実である
▲「安倍氏が今度は日本の有権者を説得できるかを見守ろう」と英BBCはいう。首相の「予言者」としての適格性は、デフレ脱却や成長実現などの見通しについてのこの間の実績をみれば分かる。
『ほぼ「カサンドラ症候群」に陥った悲劇的な総理大臣安倍晋三』
日本の行政府の長である安倍晋三首相ですが、G7で折角『リーマン級の緊急事態』だと目の前に迫る『危機』を警告したのに、フランスのルモンド紙の見出しは、『安倍晋三の無根拠なお騒がせ発言がG7を仰天させた』と書いている。
G7で危機の認識が共有されるどころか、安倍晋三の『不吉な予言』は丸っきり頭から無視しているのです。
何時もは頭が空っぽで目が節穴のネットウヨや安倍晋三の個人機関紙的な右翼的論調が目立つ産経新聞さえ28日付け社説で『唐突だった』と突き放す。財界寄りで保守的な日本経済新聞も29日付け社説で『未曾有の経済危機と現状を同列視するのは無理』だと批判する。
それ以外の全国紙朝日新聞毎日新聞、中日新聞などブロック紙や地方紙は『演出された経済危機だ』(真実ではなくデマだ)とほぼメディアの全員がもっと厳しく批判しているのです。
ほぼ唯一の例外が『大きなリスクに直面しているとの認識で一致した』と書いた読売新聞27日社説だったが、その読売でも、続けて『他の首脳からは「危機とまで言うのはどうか」という意見も出た・・』と安倍晋三の折角の『警告』を打ち消しているのです。
世界はリーマンショック直前だとの安倍晋三のカッサンドラ的な不吉な予言ですが、1999年に恐怖の大王が降ってくるとのノストラダムスの大予言はかすりもしなかったが、今回は的中する可能性が限りなく高い。
『G7伊勢志摩サミットで「名誉」キリスト教徒(なんちゃってキリスト教徒)だった日本の扱い』
『自民党政権に一番近い政治記者、山田孝男の先進7か国首脳会談伊勢志摩G7サミットの不思議な記事』
安倍首相と個人的に会食するなど、政権に一番近い政治記者だと言われている山田孝男が、毎日新聞コラム風知草『Youは何しに神宮へ?』2016年05月30日 で、『すべてキリスト教国である6カ国の首脳は伊勢神宮をどう見たのだろう』と書いているのですが、 幕末とか明治期に日本を訪れた欧米人ですが、世界遺産どころか『納屋程度の建物』と大いに不評だったと書いているのです。
20年ごとに新しく前と同じものを建て替えるとの伊勢神宮の発想が、石造りのキリスト教の施設とはそもそも真逆だった。
山田孝男ですが、日本では生と死が一体だとか、生命の循環だとか何やら哲学的な言葉で締めているのですが、これはG7初日の『リーマンショック直前だ!』との安倍晋三首相の驚愕発言とも関連しているのでしょう。
何とも不思議な意味不明の記事ですが、これは何故か日本のマスコミが取り上げたくない(無視している)イギリスのキャメロン首相の『トルコがEUに加盟するのは早くて3000年だ。』発言に対してトルコのヌマン・クルトゥルムシ副首相が『984年後の加盟』に『恥ずべきこと』と猛反発、『むしろEUが30年後どうなるかを心配すべきだ』と大喧嘩になっているのと同じで、日本以外のG7は『欧米6カ国すべてキリスト教国』をそれとなく読者に向かって説明していたのだろうか。
(史上悪名高いアパルトヘイトの南アで日本人が『名誉白人』だったのと同じ仕組みで、G7で日本は名誉キリスト教徒扱いだった)
『おもしろ可笑しいようで 、ぞっとする怖いニュース』
カサンドラと同じで不発に終わった安倍晋三の不吉な予言の翌日の、アメリカ大統領の5月27日の歴史的なヒロシマ訪問ですが、オバマの数メートル後ろには世界の最終戦争用の核のボタンを持った軍人が控えていた。
ところが、この前日の26日(G7初日)にイギリスのBBCやアメリカのCNNニュースが、米国防総省の大陸間弾道ミサイルや核弾頭爆撃機、戦車支援用の戦闘機などがいずれも、1970年代の「IBMシリーズ1」コンピューターで制御されており、8インチ・フロッピーディスクを使っているとの爆笑ニュースをすっぱ抜く。
国防総省のヘンダーソン報道官はAFP通信に、『このシステムを利用し続けているのは、端的に言って、まだ使えるからだ』と答えたとか。経費の7割が半世紀も前のシステムの維持管理に使用されているとか。
アメリカの核兵器の使用から71年ぶりのヒロシマ訪問と半世紀前と同じ核戦争のコンピューターシステムとの、この二つの話は無関係ではなくて、たぶん連動しています。
オバマのヒロシマ訪問ですが、国内外に強硬に反対する勢力が大勢いて『成功させる』ためには、これぐらいの全員がびっくりするような『はかりごと』が必要なのでしょう。
今のペンタゴンですが、とんでもなく大量のフロッピーを所有しているか、それとも、とんでもなく少ない情報量で核戦争の全ての仕事を済ましているのですが、いずれにしろ可笑しいようでトンでもなく怖ろしい。
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