2/12(土) 7:57 配信 朝日新聞
米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)が、北京五輪期間中にもロシア軍によるウクライナ侵攻の可能性があると述べたことに対し、ロシア外務省のザハロワ報道官は11日、米国は「どうしても戦争を必要としている」と反発した。インタファクス通信などが伝えた。
報道官は「ホワイトハウスのヒステリーが、これまでにないほど顕著になっている」と指摘。「挑発や偽情報、威嚇は、問題を解決するためのいつもの手口だ」と牽制(けんせい)した。
さらに、「米国の軍事・政治マシンのローラーが再び人々の生活に向かおうとしている。全世界が、軍国主義と帝国の野望がむき出しになるのを目撃している」と強く批判した。(モスクワ=中川仁樹)
孫崎 享@magosaki_ukeru·2月10日
過去、米国では対外危機があれば(創れば)、政権支持率が高くなったが国内がたがたの今や昔の話。ウクライナ危機創生でも支持率上がらず。RCP(各種調査平均)世論調査でバイデン支持はとうとう40%割れて39.8%。不支持54.4%。
(★注、昔から南朝鮮「韓国」では大事な選挙の前には必ず「北風が吹く」と言われてきたが、世界に誇るアメリカ民主主義が実は南朝鮮「韓国」並みのレベルかそれ以下だったとの怖すぎるオチ (^_^;)
反トランプだけで辛うじて結束しているロムニー やペロシ民主党院内総務、居眠りバイデンや共和党元大統領候補のケリーなど長年「政治」で飯を食うエスタブリッシュメント全員のドラ息子がウクライナ疑惑(エネルギー企業からの賄賂疑惑)にどっぷり首まで浸かっている(★注、ウクライナの戦争騒動でグジャグジャにして、何が何だか分からないようにしないと深刻なスキャンダルが発覚して全員が失脚。2017年のパク・クネ大統領のように逮捕・投獄は免れないのである)
とうとう尻に火が付いた「カチカチ山のタヌキ」状態のアメリカ当局やリベラルメディア
今回のマスコミやネット情報の「明日にもロシアがウクライナに侵攻する」は日本外務省元国際局長の孫崎享やロシア外務省のザハロワ報道官の「わざと戦争危機を思いっきり煽っている」との指摘がピッタリ。
そもそもウクライナ危機とはアメリカ民主党やリベラルメディアなど反トランプ危機の裏返しである。あるいは正体不明、奇妙奇天烈摩訶不思議な新コロ騒動の隠蔽工作(★注、マスコミが大騒ぎしている時に、本当に大事なニュースもたまにはあるが逆に知られたくないニュースを隠蔽する猫だましの赤いニシンの可能性も十分考えられる)
孫崎 享@magosaki_ukeru·2月10日
米国社会、ワシントンポスト「米国全体で、昨年警察は少なくとも1055名を射殺した。」
北京五輪開会式、NYT「米国の外交ボイコットにもかかわらず、開会式は多くの世界指導者を呼び込む、中国側によれば、東京五輪参加の15か国より多い」、AFP[開会式には20か国以上の首脳が参加、東京五輪開会式出席元首は、マクロン仏大統領やモンゴル首相どまり。
米国、NY知事、室内マスク着用規制を撤廃予定。これはニュージャージー、加州の他民主党知事と歩調を合わせる措置。選挙民がコロナ対策疲れ、早く平常生活に戻りたいとの意向に合わせる措置(NYT) 人々の安全より選挙対策が重要との露骨な例。日本も似た面がある。(★注、カナダ国境を封鎖する大型トラック運転手のデモが益々険悪化しているが、怨嗟の的の「ワクチンパスポート」の方は逆に強化しているのですから無茶苦茶。ファイザー社のmRNAワクチンは3年も前の中国武漢株の塩基配列で作られたもので今の流行している変異株に対しては効き目が無いが副反応は激烈な猛毒ワクチン)
孫崎 享@magosaki_ukeru·2月9日
NATO拡大、西側指導者は何をのべていたか。
例:1990年ベーカー米・国務長官はゴルバチョフに「もし(統一ドイツ後)我々がNATOの一部となるドイツに留まるなら、NATO軍の管轄は一インチたりとも東方に拡大しない」。米が過去の約束を反故にしているのです。
NATOがウクライナに拡大する、米国を中心とする西側は軍事的に擁護との保障(約束)がなかった時、ウクライナ政府は慎重になり、ウクライナ化を強引に進めて、東部ロシア語系住民が反発し、独立ないしロシア併合の動きをする事態を招く事はなかったでしょう。
ウクライナの問題は新たにロシアの覇権を拡大しようとする問題ではありません。ウクライナ東部は大多数がロシア語系、ウクライナ語系は少数。その中強固なウクライナ化推進でロシア語系公職排除の二等国民扱い。これが根本原因。「人権保護」の側面が根源なのです。
ロシア側が対立を作っているのでない。1990年2月ベーカー米国務長官が、ゴルバチョフと会談時、統一ドイツがNATOの加盟国としてとどまれるなら、「NATOの今の軍事的、法的範囲が東方に1インチたりとも広げないと保証することが重要」と発言。こうした発言・約束を反故にしているから反発なのです。(★注、1997年3月最初の旧ワルシャワ条約機構のポーランドなど3国のNATO加盟ではビル・クリントン大統領の国防長官ウィリアム・ジェームス・ペリー (米東インド艦隊ペリー提督は5世代前の伯父にあたる)は1997年1月23日ゴルバチョフとベーカー会談を無視するNATOの東方拡大に反対して抗議の辞任をしている。そもそも冷戦崩壊で全ての軍事同盟は即刻解散するべきだったのである。ところが2004年には旧ソ連圏のバルト三国までTATO加盟の無制限の東方拡大を続けている)
@gogo12_AKBB8csi·2月9日
現在、西側はロシア悪者で非難してますけど、こういう経緯があるからロシアが態度を硬化させてる。その経緯をきちんとメディアが報道すべきですよ。でないと、今回の問題を見誤ってしまう。
孫崎 享さんがリツイート
TAKA_Pヒノアラシ@aramen_tak·2月8日
ほぼこれで草
引用ツイート
ラーム・エマニュエル駐日米国大使@USAmbJapan
アメリカ合衆国の政府関係者 · 2月7日1:37
2月7日の北方領土の日に際し、はっきりと伝えたいことがあります。米国は北方領土問題で日本を支持しています。
孫崎 享@magosaki_ukeru
7日、エマニュエル駐日大使は、ツイッターに投稿、「米国は北方四島に対する日本の主権を1950年代から認めている」。この動画に関し、北方領土に関する過去の米側態度、ウクライナ問題に関し、NATO拡大しないという米側約束の計5問リツイートの形で質問。
孫崎 享@magosaki_ukeru·2月10日
Question to Ambassador Emanue): What is your opinion on The San Francisco Peace Treaty with Japan (1951) Article 2 (c) Japan renounces all right, title and claim to the Kurile Islands,
NYT:The opening ceremony drew world leaders despite a U.S. diplomatic boycott. That was more, Chinese officials noted, than the 15 who attended the opening of the Summer Olympics in Tokyo last year, also AFP,
Question to Ambassador Emanuel(2): What is your opinion on Agreement Regarding Japan (Yalta Agreement)1945; The Kuril islands shall be handed over to the Soviet Union.
Question to Ambassador Emanuel(3) What is your opinion on message from TRUMAN to Stalin : I agree to your request to modify General Order Number 1 to include all the Kurile Islands in the area to be surrendered to the Commander-in-Chief of the Soviet Forces in the Far East.
Question to Ambassador Emanuel(4)What is your opinion on Secretary Baker‘s remark to Gorbachev in 1990:“If we maintain a presence in a Germany that is a part of NATO, there would be no extension of NATO’s jurisdiction for forces of NATO one inch to the east.”
Question to Ambassador Emanuel(5)What is your opinion on Baker on Secretary Baker‘s remark to Shevardnadze in 1990::There would, of course, have to be iron-clad guarantees that NATO’s jurisdiction or forces would not move eastward.
1951年に調印したサンフランシスコ講和条約の条文に明記されていることを白昼堂々と「全部、丸ごとまとめて否定する」アメリカを代表するラーム・エマニュエル駐日大使が(着任早々に)平気で人前で発言(Twitter)するようでは世も末。(★注、頭が空っぽで眼が節穴のネトウヨ的な歴史修正主義である)
サンフランシスコ講和条約調印から5年後、1956年(昭和31)10月19日に署名され、12月12日批准書が交換されて発行した日ソ共同宣言では講和条約(第二次世界大戦を終わらせる平和条約)締結後に、日本国に歯舞色丹両島が返還されると明記されていたが、冷戦真っ最中の米国政府から「ソ連と平和条約を結ぶならアメリカは沖縄を返さない」と恫喝された日本は泣く泣くソ連との講和条約を諦めて現在に至っている。(★注、現在この66年前の日ソ共同宣言での歯舞色丹2島返還を主張している日本国の政治家は下痢で政権を放り出したお馬鹿世襲政治家の安倍晋三程度なのですから情けない限りである)
2003年2月安保理でパウエル米国務長官がイラクによる大量破壊兵器開発の「新証拠」を示す演説を行ったが全部が真っ赤な嘘だった
余録
スペイン内戦下…
スペイン内戦下、ドイツ軍の無差別空爆で多くの犠牲者が出たバスク地方の町の惨状を描いたピカソの大作「ゲルニカ」。マドリードにある絵画とは別にピカソの指示で制作された3点のタペストリーが存在する
▲原寸に近い大きさで、糸の色までピカソが指定したというからただの複製ではない。うち1点は群馬県立近代美術館が所蔵している。1955年に制作された最初の作品はロックフェラー家が所有し、84年に国連に貸し出された
▲翌年から安全保障理事会会議場の外に掲げられていたが、昨年2月にロックフェラー家の求めで返還され、姿を消した。今月、洗浄や保存処置を終えて元の場所にかけ直され、理由を知らされていなかった国連関係者をほっとさせた
▲このタペストリーが青い布に覆われたことがある。2003年2月の安保理会合で当時のパウエル米国務長官がイラクによる大量破壊兵器開発の「新証拠」を示す演説を行う直前のことだった。イラク空爆を準備していた米国への配慮ともいわれた
▲結局、「新証拠」も開発情報もウソとわかった。昨年死去したパウエル氏は「消せない過ち」と演説を後悔していたというが、「反戦の象徴」が隠された逸話はイラク戦争の不当性と結びつけて語り継がれている
▲安保理の機能不全が叫ばれて久しい。ウクライナ情勢の緊迫で新たな戦争の危機が懸念される中でのタペストリーの復帰は何かの因縁か。「ゲルニカ」に向き合えないような愚挙を繰り返すべきではない。
毎日新聞の看板コラム「余禄」がアメリカの大ウソを告発
米政府は「ロシアのウクライナ侵攻は、北京五輪の閉幕式(20日)前のいつでも起こり得る」と警告。米政府は、ウクライナ駐在の大使館を撤収し、職員たちを退避させている。米国「ロシアのウクライナ侵攻は2月16日 (2月12日土曜日の記事)と侵攻する日取りまで限定してリベラルメディアが思いっきり戦争気分を煽りに煽っているし毎日新聞を含む日本のテレビも新聞もアメリカ当局の発言をそのまま垂れ流しているのです。
ところが、毎日新聞2月13日朝刊(日曜日)の看板コラム「余禄」では2003年2月のアメリカ国務長官が国連安保理での恥ずかしい真っ赤な噓をピカソのゲルニカを口実にして批判。今のアメリカやリベラルメディアが噓八百だと明確に告発しているのである。
ショイグ露国防相とウォレス英国防相がモスクワで会談。話は平行線。「両国の協力レベルがゼロを下回った」。
個人的には背景の絵に露の配慮を感じた。ベルリン防衛軍最後の拠点となった独帝国議事堂前に並ぶ英米ソ仏の将軍。英モントゴメリー元帥とソ連ジューコフ元帥が並ぶ。
RTによると数年ぶりのロシアと英国の国防相会合は、ウクライナに対する危機の中で行われ、西側諸国はロシアがウクライナに侵攻する計画を繰り返し非難した。ロシア政府はこれらの主張を断固として否定したと書いてあるが、 ロシア訪問中、ウォレス英国防相は無名兵士の墓に献花、ショイグ魯国防相と共に第二次世界大戦の連合国間の協力に関する記念施設を訪れたとも書いています。(★注、ロシア外務省のザカロワは、「米国はいかなる犠牲を払っても緊急に戦争を必要としている」と述べてるが、今のアメリカにとって必要なのは「戦争が起きるぞ」との危機感で世界を驚かして人々がパニックを起こすことであり、本気でロシアとの全面戦争を起こすだけの意思も力もない)
キューバ危機で核戦争を防いだソ連の英雄
2017年10月27日 RUSSIA BEYOND オレグ・エゴロフ
1962年10月27日、世界はいよいよ核超大国ソ連とアメリカの全面的な衝突を目の当たりにしようとしていた。アメリカ海軍が核魚雷を搭載したソ連の潜水艦をキューバ沖から追い出そうとした時、ワシリー・アルヒーポフ艦長の冷静さにより、危機は回避された。
1962年のキューバ危機は当初から、世界規模の惨事の危険性をはらんでいた。アメリカはキューバからソ連の核ミサイルを撤去するよう要求し、ソ連はアメリカがまずトルコから準中距離弾道ミサイルを撤去すべきだと主張した。
ジョン・F・ケネディ大統領はアメリカ海軍にキューバを封鎖するよう命じ、ニキータ・フルシチョフ第1書記は核魚雷を搭載した641型潜水艦4隻をキューバの水域に送るという反応を示した。10月27日、未曾有の大災害が差し迫った。キューバのソ連軍基地近くの上空を、アメリカのロッキードU-2偵察機が飛行し、地対空ミサイルで撃墜され、操縦士が死亡。開戦は目の前に差し迫っていた。
未曾有の緊張
状況はさらに激化した。キューバ沖で、アメリカの駆逐艦11隻と空母が641型潜水艦1隻を包囲。核魚雷が搭載されていることを知らずに、爆雷を投下 して、641型潜水艦を水面に引き揚げようとした。
641型潜水艦内では、ワレンチン・サヴィンスキー艦長がモスクワに連絡をして、反撃の判断を仰ごうとしていたが、連絡が通じなかった。そして、爆雷の爆発が迫ってきた。「鉄の樽の中に座っていて、誰かに大きなハンマーで叩かれているような感じだった」と、同乗していたワジム・オルロフ情報将校は当時のことを語っている
(通常のディーゼルエンジンのソ連の641型潜水艦だがヒロシマ級の核魚雷を搭載していた)
641型潜水艦では電気も空気も切れ始め、水面に上がって補充する必要がでてきたが、アメリカに攻撃される可能性を考えていた。もう第三次世界大戦の用意ができているのかもしれないと。
アルヒーポフ艦長が阻止
アメリカの要求にしたがって水面まで浮上するか、核魚雷を発射するかの決断を、3人の責任者が下さねばならなかった。 オルロフ情報将校によれば 、サヴィンスキー艦長にも、政治部長代理にも、発射の用意があったという。
サヴィンスキー艦長は神経をとがらせ、すでに開戦したと考えて、こう叫んだ。「さあ、爆破するぞ!我が海軍に恥をかかせない!」と。だが小艦隊全体の責任者だったアルヒーポフ艦長は、核魚雷の発射を危険すぎる決断だと言い、他の2人を説得した。
641型潜水艦は水面に浮上し、アメリカの艦船に挑発を止めるよう要求。残りの3隻とともに、キューバの水域を出て、ソ連に戻った。乗組員が全面衝突を未然に防止したことが、何よりだった。翌日の1962年10月28日、フルシチョフ第1書記とケネディ大統領は合意。キューバ危機は幕を閉じた。
(抜粋)2017年10月27日 RUSSIA BEYOND
1962年10月28日ソ連のフルシチョフの決断で、60年前には紙一重で人類滅亡の第三次世界大戦寸前で踏みとどまったらしい(★注、前日の10月27日米海軍の爆雷攻撃に対抗して核魚雷 を発射すべきか否か艦内で揉めたが、発射寸前でとりやめたことが2002年に初めて公になった。このとき世界は核戦争に一番近づいたとされている。Wikipediaフォックストロット型潜水艦)
『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』(Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb)スタンリー・キューブリック監督 『磁気嵐を勘違い、攻撃寸前=67年、米空軍が旧ソ連に-ICBM監視レーダー故障』 2016/08/13時事通信 1967年5月に太陽の活動が異常に活発化し、地球で観測史上最大級の磁気嵐が発生した際、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)の大陸間弾道ミサイル(ICBM)監視レーダーが故障し、米空軍が旧ソ連による妨害と勘違いして一時、攻撃準備態勢を取っていたことが分かった。 米空軍の退役軍人やコロラド大などの研究者が13日までに、米地球物理学連合(AGU)の学会誌「スペース・ウェザー」に論文を発表した。 当時は東西冷戦とベトナム戦争のさなか。この事件で「宇宙天気予報」の重要性が改めて認識され、太陽活動や地球磁気圏の観測が強化されたという。67年7月には米国の核実験監視衛星が宇宙の天体で起きる謎の爆発現象「ガンマ線バースト」を初めて観測している。 67年5月18日には太陽に黒点が多数出現し、23日にフレアと呼ばれる爆発現象が発生。放出された大量の高エネルギー粒子が地球に飛来し、磁気圏が大きな影響を受けた。米南部でもオーロラが見えたという。 NORADは米アラスカ州とグリーンランド、英国にICBMを警戒するレーダーを設置していたが、全て故障。旧ソ連による妨害、戦争行為とみた米空軍は攻撃のため航空機を発進させる寸前に至ったが、磁気嵐が原因との情報が軍首脳に上がり、中止された。 2016/08/13時事通信
2016年08月15日 | 軍事、外交 1967年磁気嵐で米空軍がソ連への全面核攻撃を決断