『半世紀ぶりの正常化、米キューバ国交回復』
アメリカ政府は12月17日、キューバとの国交正常化を発表。オバマ大統領はテレビで演説して、『この50年以上で最も重要な変革として、我々は国益を促進できなかった時代遅れの手法を終わらせる。代わりに、両国の国交正常化交渉を開始する』と述べる。
マスコミ発表する前日の16日、オバマ大統領はキューバのラウル・カストロ国家評議会議長と約1時間電話で会談した。(1961年の国交断絶後、両国首脳が正式対話したのは初めて)
来月、国務省の代表団がキューバを訪問して国交正常化交渉を始め、できるだけ早く、数か月以内にも双方が大使館を設置し、外交関係を再開する方針。
オバマ大統領はケリー国務長官に「テロ支援国家」解除を指示。外交関係回復に関するキューバ指導部との交渉を即時開始するよう命じた。
米国はキューバとの貿易関係拡大や両国高官の相互訪問だけでは無くオバマ大統領自身のキューバに行くことも示唆した。
『新聞号外が出るほどの驚愕的な大ニュース』
中間選挙で大敗したオバマによる苦し紛れの、地球も凍るオヤジギャグ 『急場しのぎ』だったとの説も有るが、これは大きな間違いであろう。
もしも、昨日東京とピョンヤンで同時に、安倍晋三と金正日の国家のトップ同士が、日朝国交樹立をテレビ演説で発表したら、と想像して下さい。
これはもう、大騒ぎどころの話ではない。世の中が大きく変化します。
キューバのカストロ国家評議会議長もオバマ大統領と同時にテレビ演説し『オバマ大統領との電話会談などで問題解決に向けて前に進むことができた』と歓迎した。
長年にわたり対立している米国とキューバの国家元首のオバマとカストロの初めての接触は1年前の12月10日南アフリカ・ヨハネスブルクでのマンデラ元大統領の追悼式会場で、オバマ米大統領とキューバのラウル・カストロ国家評議会議長が握手する一幕があった 。(国交回復が発表されたのは17日だが以前から周到に準備していたと思われる)
『EU、ハマスをテロ組織リストから除外』
53年ぶりのアメリカとキューバの国交正常化が発表された17日には、欧州司法裁判所パレスチナのイスラーム原理主義組織ハマスを、テロ組織リストから除外したと、欧州司法裁判所が文書で発表する。
ハマスは2007年7月からは合法的な選挙で選べれたガザ地区政府でもある。(ハマスの軍事部門にはエゼディ・カッサム旅団がある)
EU諸国以外でも、ハマスをイスラエル、カナダ、アメリカ、日本がテロ組織として認定、EU内ではオーストラリアと英国ではハマスの軍事部門だけがテロ組織として認定。ヨルダン、エジプトも活動が禁止している。
今回のハマスとEU諸国との関係正常化ですが、EUとパレスチナとの全面国交正常化への第一歩であることは間違いないであろう。
『欧州とパレスチナの国交樹立(正常化)』
ハマスのテロ組織認定解除と同じ17日にはEU議会でもパレスチナの国家承認を決議している。
すでにスウェーデン政府は10月30日、パレスチナを正式に国家として承認。イギリス議会などEU各国ではハレスチナの正式承認の動きが相次いでいるのでEU諸国とパレスチナの国交正常化は目前に迫っている。
ガザの大虐殺に象徴されるようにイスラエルの病的な右傾化が顕著であり、アメリカやEUとしては今までの様なイスラエル全面支持では共倒れになる危険が有る。(EUによるハマスやパレスチナの承認は、自動的に欧米白人社会の恥部、最後の植民地主義の残滓であるイスラエル問題の解決をも意味している)
『9・11事件から始まった「対テロ戦争」の総決算が始まったのか』
米上院情報特別委員会は12月9日、米中央情報局(CIA)が2001年の同時多発テロ以降、ブッシュ前政権下でテロ容疑者らに過酷な尋問を行っていた問題についての報告書を公表した。報告書は拷問が横行していたことを指摘し、その実態を明かしたうえで、CIAが主張してきた成果を否定している。
アメリカの民主主義が健在だったとの前向きな評価もあるが、中間選挙でオバマの民主党が大敗した影響で、上院委員会の構成が変わる来年には折角出来上がっていた報告書が握り潰されるとの予想で、大慌てで、一般公開されたのが真相らしい。
今回の公開ですが、全部では無くて『一部公開』だったのですね。(6000ページ中、10分の1以下のの500ページ分だけが公開される)
たぶん全部公開すると、アメリカ自体が崩壊するのですよ。
世界を舞台にしたCIAの拉致や拷問ですが、これは以前から全員が良く知っていたが、公式には認めない都市伝説(タブー)なのです。
オバマは調査することを公約して6年前に大統領に当選しているのに、公開を渋っていた。
ところが今回の選挙で共和党に敗れたので、『共和党のイメージをダウンさせる』との、なんとも政治的な判断で一部公開に踏み切ったようです。
『チェンジ』のスローガンで当選したオバマ大統領ですが、6年間は優柔不断で支持者の期待を裏切り続けていたが、最後の中間選挙の大敗で吹っ切れたのでしょうか。
『2年間も選挙が無い、モラトリアム状態のアメリカ大統領オバマの強気』
アメリカの議会選挙は2年ごとに、大統領選は4年ごとに行われ、2回に1回は双方が重なる仕組みである。
大統領選と重なると投票率が高くなり、民主党のオバマが初当選した2008年の61・6%、再選された2012年は58・2%だった。
ところが議会選挙だけの中間選挙では2010年が39・9%、2014年はもっと下がって3人のうち1人しか投票しない36・3%の低投票率で、何れも野党の共和党が勝利する。
(オバマの支持層とは女性の55%、ヒスパニックでは71%、黒人では91%なので、投票率が高ければオバマの民主党が勝ち、逆に2014年の中間選挙のように女性やヒスパニック、黒人層が棄権して投票率が低くなると共和党が勝つ)
議会の解散が無いアメリカでは2年後の2016年の大統領と議会の選挙までは、一切の国政選挙が無い。
11月4日の中間選挙の敗北で上下両院での小数与党が確定したオバマ大統領は、演説で、『大統領権限の行使』を明確に宣言していたのである。
(大統領の拒否権を覆すには上下両院の3分の2以上の賛成票がいるが、ハードルが極めて高くて議会は大統領の強権に対して非力である)
11月4日の中間選挙の結果、任期を2年残して議会与党が小数派になったのが、大統領のオバマはレームダックどころか、政策決定では選挙への影響を考慮することなくフリーハンドで大胆な判断が行える利点が有る。
『稀代の策士ニクソン以上のオバマ大統領の知略』
半世紀以上続いたアメリカのキューバ封鎖は、『人権問題』(アメリカ式の民主主義)を最大の根拠にしていたが、今回の国交正常化交渉では一切問題としないことがすでに決まっている。
今回のオバマ大統領ですが、1週間前の12月9日にCIAの拷問の暴露で先手を打って『世間をあっと驚かせて』、キューバとの国交回復の公式のマスコミ発表で予想される共和党強硬派の反対をあらかじめ封じたのです。(発表されたCIAの拷問は共和党のブッシュ政権下の対テロ戦争の一環として行われていた)
CIAは大統領直属の機関であるが、拉致や拷問と言う禍々しい犯罪行為の暴露で『肉を切らせて骨を切る』捨て身の作戦で共和党強硬派の反対を粉砕するという、アメリカ大統領として悪名高い、稀代の策士であるといわれているニクソン大統領以上の策略を駆使しているのである。
無敗神話の大日本帝国と同じで、世界帝国で唯一の超大国で有るアメリカにおいては『敗戦を認める』ことは絶対にありえない最大のタブーなのである。
その意味では今回『キューバ封鎖の半世紀の失敗』を素直に認めたオバマは、異色の大統領だった。(今回のキューバとの国交回復と1週間前のCIAの拷問の暴露は別々の出来事では無くて、一体構造であることは、ほぼ間違いない)
『最後に残った「冷戦の残滓」としてのキューバと北朝鮮』
半世紀以上続いたキューバ封鎖は第二次世界大戦の英雄(連合国欧州軍最高司令官)のアイゼンハワー大統領の残した最後っ屁の様な不思議な政策だった。(ケネディ政権初期に起きたキューバ武力侵攻もアイゼンハワー時代に立案されていたものが、次期政権時代に実行されたもの)
共和党大統領のアイゼンハワーは任期満了での退任演説さえ歴史に残るほどの大人物である。(今でも有名な軍産複合体を告発して、アメリカの軍事偏重と覇権主義を憂いていた)
共和党大統領の最後っ屁といえば民主党のクリントンが当選した後で、ブッシュ(父)は退任直前の最後の仕事として解決不能の宿題を残して(米軍のソマリア派兵を行って)、新しく成立する民主党政権(アメリカ政府)に大打撃を与えたが、同じことをアイゼンハワーも行った。
半世紀後の現在も続くキューバ封鎖である。
(キューバはアメリカの経済封鎖で数兆ドルの損害を出したと主張しているが、ナポレオンの大陸封鎖の失敗例が示すように、『経済封鎖』での損害は片一方だけでは無くて、原理的に必ず双方に損害が出る)
53年前の共和党アイゼンハワー大統領の残した解けない『アメリカの宿題』を、今回オバマ大統領が解決する意味は限りなく大きい。
『アメリカ政府の宿題がキューバなら、日本政府の宿題は北朝鮮』
『拉致問題だけで手に入れた摩訶不思議な第一次安倍政権』
安倍晋三ですが、第二次世界大戦のA級戦犯で満州三スケといわれた昭和の妖怪岸信介の孫という出自以外、そもそも到底首相の器ではない気の弱い口先男程度である。
普通ならこの程度の人物では、絶対に最高責任者(首相)などになれなかったが、偶然にも2002年の小泉訪朝以来の拉致問題フィーバーで人気が出た。
北朝鮮バッシングの嵐とバブル崩壊以後続く消費不況の閉鎖感から、日本国は極端な右傾化してしまう。
この右傾化する世情の流れに便乗して安倍晋三は、拉致問題一本で首相になったといっても過言ではない。
そもそも日本人拉致事件は30年前の歴史的事件(事実)であり小泉政権の前の森首相当時に北朝鮮当局と日本側が話し合い『シンガポールやオーストラリアなど第三国で偶然見つかる』との解決シナリオで、北朝鮮は面子を保ち日本側は全員無事帰国で実を取るとの合意(日朝で政治決着する)が既に出来ていた。
ところが田中真紀子外務大臣罷免で支持率急落の小泉純一朗が訪朝して、日朝首脳会談でのピョンヤン宣言(日朝国交回復)が結ばれる。
此処で金正一総書記は拉致問題を認めて謝罪しているが日本人拉致被害者で生きていたのは特務機関に勤務していたとか脱走米兵の妻とか、普通なら絶対に日本には帰国出来無い事情がある人だけだった。
大手を振って日本に帰国できる人は全員が死亡していたのですから、小泉の日朝会談で北朝鮮は謝罪して国家としての『面目』を失い、日本側が被害者の返還という『実』を失った。
日本側にとって、拉致問題は基本的に、被害者の人権が最大問題なのである。
それなら森首相や中山正輝拉致議連会長の目指した(拉致を曖昧にした)政治決着の方が正しかった。
何も相手に謝罪してもらうのが最大目的ではない。
もしも、小泉が政治的な理由で徒に謝罪を求めなかったら、今頃は何事もなく拉致被害者全員が無事帰国していて、日朝の国交も回復していた可能性が高い。
『マスコミ総動員の北朝鮮バッシングの深刻な後遺症に苦しむ日本』
2002年、稀代のトリックスター小泉純一郎の行った日朝首脳会談では国交正常化が決められている。
ところが国交回復(ピョンヤン宣言)どころが日本は北朝鮮への全面経済封鎖に走って、政治的に動きが取れない状態に陥った。
丸っきり冷戦時代のアイゼンハワー大統領の残した解けないアメリカの宿題『キューバ封鎖』の二の舞(二番煎じの愚行中の愚行)なのである。
12年続くマスコミ総ぐるみの北朝鮮バッシングの結果は恐ろしい。日本は病的に極限まで右傾化して最早末期症状。経済の疲弊も凄まじいことになる。
今年春には欧州での予備会談を始めていて、現在は北京の北朝鮮大使館内での日朝両国の協議が開始されているのですが、何か様子が変である。
この『逝きし世の面影』ブログに掲載した写真に有るように、『笑う金親子の巨大な肖像画』の下で、日朝の高級官僚による実務協議が行われているのである。
(外交交渉ではサッカーの試合以上にホームとアウェーの違いがあり、今回の様な北京の北朝鮮大使館内では日本側が圧倒的に不利)
この『日朝協議』ですが、日本国内での報道では安倍晋三首相が主導しているかに報じているが、今回の半世紀ぶりの対キューバ経済封鎖の解除(国交回復)と同じで、6年間辛抱していた(満を持した)アメリカのオバマ大統領の主導した『チェンジ』(今までとは180度正反対になるコペルニクス的大転換)の日本バージョンである可能性が高い。
12年続いた北朝鮮バッシングは恥ずかしいヘイトスピーチに代表されるように病的な日本の右傾化を招いたが、実は半世紀続いたキューバ封鎖でも同じで、アメリカ国内に深刻な副作用が出て仕舞ったのである。
(全米一治安が悪いのはキューバ系の武装難民が住むフロリダ州で、他の州のコンビニ強盗はピストルだがフロリダでは自動小銃で重武装しているとのブラックジョークのネタになっている)
『今までの正誤や善悪が180度引っくり返った1945年8月15日(玉音放送)』
社会的地位(面子)とか知識や経験が有る大人の場合には100%自分の間違いが明らかになった後でも、何やかやと理屈を捏ね回して『誤りだった』と認めたくない。
ところが一番感受性の高い思春期の青少年では事情が違う。
1945年8月15日の『玉音放送』(日本の敗戦)では、 今まで絶対だと思われていた正義が180度逆になり『人類に対する犯罪』とまで貶められるのである。
動かない筈の、正誤や善悪が玉音放送(敗戦)で一夜にして180度引っくり返った経験は恐ろしい。
野坂昭如などの焼け跡闇市世代などの日本で一番シニカルで左翼的な集団が生まれた日本国では、憲法9条の絶対平和主義が熱烈に歓迎されたのである。
ところが日本の様な敗戦国とは違い、戦勝国の欧米では、この『一夜にして正誤や善悪が逆転する』経験をしていないのである。
そもそも超越的な正義や善悪を基本とする一神教の欧米世界では150年前のダーウィンの進化論やもっと前のコペルニクスの地動説ぐらいしか、正誤の逆転を経験していない。(ローマ法王庁がダーウィンの進化論の正しさを認めたのは、つい最近の出来事)
『成り行きしだいでは、十分にありえるオバマのちゃぶ台返し』
今回のオバマのチェンジ(キューバとの正常化)ですが、すんなり進ます、間違いなく共和党などの国内保守派の大反発(逆風)が予想されるのである。
公的医療保険(オバマ・ケア)の様な誰が考えても『それ以外に解決方法が無い』政策でも国内の各州が大反発して連邦政府を訴えている。(日本の様な『敗戦』以外では、基本的に180度の大転換は無理なのです)
それなら、今後の成り行き次第ではオバマによる『玉音放送』(アメリカの資本主義経済の敗北宣言)まで、考えられるのである。
(オバマ大統領の役割ですが、『ジリ貧』の最後の将軍徳川慶喜になるのか、それとも劇的な『玉音放送』のラストエンペラー、ヒロヒト天皇なのかは興味深い)
キューバと米国の国交回復は、私はとても大きなニュースだと思うのですが、こちらのブログ以外で取り上げているところが、どうも少ないみたいです。
みんな思考も何も、内向きになってしまっているのでしょうか。米国の意図をあれこれ忖度する必要なんかなくて、ともかくそういう方向に(損得から来たのであれなんであれ)進まざるを得なくなってきたのだと理解すれば、とりあえず十分だろうと私は思っています。二国の対立関係が、世界のポテンシャルにとって大きな無駄になってきたことは事実なのですから、その無駄がなくなるだけでも大変よろこばしい。
このニュースをきちんと取り上げる宗純さんの眼力も私にとっては嬉しいとお伝えしたく思います。
オバマの決定ですが、6年間で最大の功績でしょう。
マスコミ報道では、石油価格の下落でベネズエラの援助が先細りするので、国交回復が行われたなどのデマ宣伝もあるが、
これは国交回復では無い。
アメリカによる半世紀続いた一方的なキューバ封鎖の、オバマによる解除の決定なのです。
しかし大統領が決めても、それ程簡単には封鎖解除は進まない。右派勢力が徹底的に抵抗することが、今から予想されるのです。
今回のキューバ封鎖の解除とは単なる一外交問題程度には止まらず、アメリカ国内のリベラルや人権派、民主主義勢力対、軍産複合体や宗教右派との、総力をあげての最終決戦に発展する可能性が有るのです。
最低でも、冷戦構造の最終決着であり、
たぶん、これは、第二次冷戦の復活を目的とした不思議なロシア叩き(ウクライナ問題)と、連動しています。
オバマが勝つか負けるかは、世界に影響するし、もちろん日本は最も影響する。
アメリカのキューバ封鎖とは日本の北朝鮮封鎖と同じ種類の政策なのです。
今の左翼は誰も主張し無いのですが、日本の病的は右傾化の直接原因とは、マスコミ総がかりの常軌を逸した北朝鮮バッシングですよ。隣国にこのようなことをすれば何処の国でも必ず右傾化するのです。
今、日朝協議が行われているのは、今回のオバマの決定と同じ流れですね。ところがソニーが金正日暗殺の映画を作るなど、何とかして、北朝鮮封鎖を続けたい勢力が大勢日本国内にもいるのですね。
摩訶不思議な若手キャリア官僚の謀殺も、たぶんこの動きの一環です。
安倍政権のアンダー・コントロール(言論統制)下の日本のマスメディア
2014年02月08日 | 社会
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/d40e57464e541934b5e17df779e2e511
逝きし世の面影ブログを開設したのが2008年で、自分で読んでも素晴らしい傑作だと思う記事もあれば、逆の不出来な未熟な記事もある。
努力して良い記事を書いて反響が大きいと満足感も大きいが、逆の最高傑作だと思っていても誰も反応しないと、ガッカリする。
手抜きのやっつけ記事なのに未だに『このブログの人気記事』にランクされている馬鹿馬鹿しい片山右京の御粗末な遭難記事なんかは、日本人の知的水準を表しているようで、困った話です。
この記事は書いた本人が素晴らしい出来だと思っているだけで、世間では逆に余り受けなかったようです。
この記事は、日本とか世界の『裏の事情』を説明したものなので、『良く分からない』人が大部分。里仁さんの様に正しく評価しているのは極小数です。
それにしても日本の右傾化は情け無い水準であり、知的退廃は極限で来ている。
ソニーともあろうものが50億円も出して反北朝鮮映画を制作しているのですが、オバマの爪の垢でも飲ましたい。
ソニー映画は公開日にテロ予告があり興行が中止されたそうですが、歴史を知らないにも程が有る。
CIAによる拷問ですが、映画バットマンの最終作品である、
「ダークナイト ライジング」の冒頭の場面で描かれている。
テロリストを飛行機の中で拷問し、遺体を空中投機するとの場面が描かれているのですが、
この作品は極最近、日本でも数日前にテレビで放映されています。
二年前の2012年の、この「ダークナイト ライジング」)の公開初日(プレミアム上映)に、男が映画館に乱入して、アメリカでも最悪の銃乱射事件が起き70人が死傷する、オーロラ銃乱射事件が起きているのです。
ところが、何故か日本国内ではオーロラ銃乱射は、報道量が少ない。(この場所の近くでは、大量無差別テロが以前いも有る)
12月9日のオバマ政権によるCIAの拉致や拷問(殺害)の暴露ですが、
たぶん、1週間後の17日のキューバ封鎖の解除と連動しています。
半世紀も続けたキューバ封鎖の、アメリカ政府の口実とは、民主主義とか人権なのです。