逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

歴史を修正するフジ産経(池上彰) 字幕まで勝手に修正

2015年07月02日 | 東アジア共同体
『見苦しい偏狭な極右ナショナリズムの無残』天網恢恢疎にして漏らさず

6月5日放送の産経新聞系列のフジテレビは、日本では一番人気があり信用度も高い電波芸者池上彰をメインキャスターにした『かんむり番組』池上彰スペシャルの嫌韓特集番組では韓国人の街頭インタビューを放映した。
この放送では、実際の発言とはまったく異なる内容の字幕(吹き替え)がつけられていたことが発覚してインターネットでは批判が沸き起こって炎上状態に。もちろん韓国のマスメディアも日本の代表的な極右マスコミであるフジ産経グループのオウンゴールに大喜びで飛びつき連日大きく報道している。
不都合な過去の出来事(歴史)を、時間が経過したので(もう誰も知らないだろうと)『自虐史観だ』と自分に都合よく勝手に書き換えていた恥ずかしい爆笑歴史修正主義。
たしかに実際の目撃者は減少したが、それでも完全には絶滅せず今でもしぶとく生残っているし、そもそも未来は努力すれば変更できても、既に終わっている過去の修正は誰にも出来ないのである。
今回は自社が独自取材した画像を、自分の主張に沿って都合よく加工して編集しなおしたフジ産経グループの報道人の行為ですが、これはSTAP細胞の実験データを自分勝手に都合よく修正して批判された理研の小保方晴子博士と同じである。
科学実験でも報道でも同じで、最初の一次資料は絶対に加工してはいけないとの大原則を知らなかったのだろうか。何とも不思議だ。
未熟な小保方博士以上に今回のフジ産経の行為は悪質であると断定出来る。愚かで未熟でお粗末であり日本国の信用を決定的に傷つける亡国的な犯罪行為である。
フジテレビ(産経)ですが、そもそもの基本がなっていない半端ものであり今後も同じような恥ずかしい偽造行為を繰り返すと思われる。
しかも世界に向かって日本の信用を貶めた(日本のマスコミが報じないので)今回のフジ産経グループの捏造疑惑を、まったく知らないのはフジテレビ(産経新聞)や池上彰を信頼している善良な日本人だけとは情けない。

『世界に日本の恥を晒す フジ産経グループのやらせ』

日本のマスコミ人では一番評判や信用度が高いといわれてる池上彰の番組で放映された韓国人の街頭インタビューで、実際の発言とはまったく異なる内容の字幕がつけられていたことに、ネット世界では批判が起きているが丸っきりのオウンゴールである。
フジテレビの問題の番組は5日放送の金曜プレミアム『池上彰緊急スペシャル!』サブタイトルが『知ってるようで知らない韓国のナゾ』である。
『韓国 反日のルーツに迫る!』と題して『なぜ韓国はそこまで日本を嫌うのか』『そして実際、韓国で日本について話を聞いても』とソウルの街頭インタビューで女子高校生が『嫌いですよ。だって韓国を苦しめたじゃないですか』(吹き替え字幕)と喋る様子を放映していた。
(スプートニクが紹介する、もうひとつのケースは、同じ質問に韓国人男性が『(日本は)過去の歴史を反省せず、そういう部分が私はちょっと…』の答えに対して、
日本語字幕では『日本人にはいい人もいますが、国として嫌いです』と女子高生の字幕と同じ趣旨になっている)
ネットウヨや在特会の大好きな汚らしい雑文を満載する嫌韓本そのままの、捏造によって特定の国や民族への憎悪を煽るフジ産経グループ(池上彰)ですが、これ以上に日本を貶める自虐行為があるだろうか。

『韓国大統領のセクハラ誤報に少しも懲りていないフジ産経グループの擬装体質』

韓国の女子高生は実際のテレビ画面では『文化がとても多い。そして外国人が本当にたくさん訪れてくれるようです』と発言していて、『嫌いですよ。だって韓国を苦しめたじゃないですか』との言葉は『一言』もいっていない。
ハフィントンポスト日本版も2015年06月28日に『池上彰氏の番組で韓国人のコメント捏造か 「日本嫌いですよ」実際は何と言った?』 と報道する。
韓国で大騒動になる中、6月29日フジテレビはホームページで日本語の字幕吹き替えの擬装騒動で『間違いだった』と認めて謝罪したが、『別の個所では(今回の女子高生の字幕と)同じことを言っている人もいる』と開き直る無茶苦茶。(単なる『編集の単純ミス』であり、『誤報ではない』との意味か?)
フジテレビ(産経)の言うように、幾ら日本より小さい韓国でも何千万もの中では今回のインチキ字幕と同じ台詞を言った人物が当然存在するだろう。(フジテレビの謝罪文を善良な日本人がうっかり読むと、『今回放送分とは別の場面で女子高校生が同じ台詞を喋っていた』と勘違いする紛らわしい不明確な表現である)

『一番近い隣国なのに韓国に無関心な日本人。病的に日本を気にする韓国人との「すれ違い」文化摩擦』

フジテレビですが、丸っきり『ネット空間での日本語情報だから韓国人には分からないだろう』と安易に考えて、韓国のパク・クネ大統領に対する悪質極まるセクハラ誤報を垂れ流して訴追された産経新聞ソウル支局長(社会部編集委員)の加藤達也容疑者の言い訳と同じである。
そもそも日本に一番近い国は韓国であり『日本人相手に日本語で書いたから、韓国人には内容が分からないだろう』などと思う方が根本的な勘違い。
日本人は韓国に関心が薄いが、対照的に韓国人は日本の動きには極度に敏感であり、今回のように少しでも翻訳に間違いがあれば即座に問題になる、
(日韓を欧州の英仏の関係だと思えば、フジテレビや産経新聞の発想が如何に酷い勘違いでるかが分かる。
何処かのテレビ局がインタビューしたアメリカ人の英語コメントに対して無関係な間違った日本語字幕をつけたと考えれば、今回のフジテレビの騒動が如何に場違いなお粗末だったかが分かる)
日本語は特殊言語であり、世界で日本人以外誰も知らない(読み書きできない)とでも思っているのだろうか。無知にも程が有る反知性主義の極み。
日本語を母語とする人口は1億数千万人もいる世界有数の主要言語である。統計によると母語人口の1位は中国語で9億人。2位の英語が4億人。3位スペイン語3億人(方言程度で、ほとんど違いが無い6位のポルトガル語を加えると5億人で英語よりも多い)

『日本人の基本道徳とは違いすぎる、明確な「間違い」を謝れないフジ産経の極右体質』

未婚の女性大統領パク・クネの男性との密会疑惑を実名や時間まで出して、さも『事実である』かのよう装って、マスコミで根も葉もない汚いデマを流したら、名誉毀損で訴えられる危険性があるのは誰でも知っている。
しかも、裁判になり報道内容が事実誤認で有る事実を本人も認めたが、それでも『報道の自由だ』と一切謝罪しないし、誤報が明らかな下ネタのお粗末な記事の訂正も行わない傲慢さ。
今回も報道内容の間違いを謝罪しているようで、実は少しも謝罪していない。
我々の様な今までの普通の大人の日本人の常識では到底理解出来ない『鉄面皮』振りには呆れ果てて批判する言葉も無い。
幾ら批判されても『カエルの面に小便』の、自称ノンフィクション作家のあの懲りない『暴言男』百田尚樹と同じで事実関係の明確な間違いは認めても、『趣旨は間違っていない』と開き直っているのである。

『産経系列のフジテレビの「偽字幕」騒動が予想外の「場外乱闘」に発展か』

『フジテレビ(日本)を批判する韓国メディアを、ロシアが皮肉る』

Sputnik 日本は30日、『日本のマスコミのウソは問題、でも韓国マスコミも…!?』と題して、
『こうした欺瞞が明らかになったとき、韓国のヒーロー達は、ソーシャルネットワークに正しい答をアップしたため、韓国の人々は当然ながら、フジテレビのウソに文字通り憤激した。しか政治的利益を求める場合、韓国のマスコミも又、ウソをつくようだ。』と皮肉った。
韓国マスコミの嘘の例として上げたのが、昨年8月ロシアで衛生規則に違反したとしてマクドナルドが数ヶ所閉鎖された時、韓国最大のテレビ局YTNがモスクワ市民数人にインタビューしたが付けられたハングルの字幕がフジテレビと同じ我田引水の出鱈目な創作文だったという。
ロシアのスプートニクは、『最後に余計なコメントかもしれないが、多分、一つの事は言えると思う。アジアのマスコミは、米国や欧州のマスコミ同様、全く説得力に欠ける政治的目的を追求する場合、厚かましいウソもつくということだ。』と結論付けた。

『愛国心の欠片も無い超愛国者のはた迷惑な行状』

『グルジアをジョージアに変えた超愛国者のサーカシビリは自分の国籍まで変える』

独裁者スターリンの出身地でありソ連の最後の外務大臣だったシュワルナゼが初代大統領をしていたグルジアが独立後に偏狭なナショナリズムが原因で内戦になり、ロシア軍と交戦したことから、それまでのロシア語読みのグルジアを、英語読みのジョージアに変えると発表していた。
旧ソ連圏のモルドバもグルジアも、今のウクライナも同じで偏狭なナショナリストが自国内に居住するロシア系市民に対して公用語のロシア語を禁止(多数派の言語の強制)したことが武力紛争の出発点だった。
日本のマスコミも(ウクライナ紛争でのロシア制裁に便乗して)とうとう欧米に追従して、ジョージアの表記になっている。ところが地元では当たり前ですが自国のことをジョージアなんて英語読みでは呼んでいない。
グルジアをジョージアに変えると主張していた当時のグルジア大統領だったサーカシビリは、現在は国外逃亡していて、今はウクライナのポロシェンコに拾われてオデッサ州知事になっている。もちろん国籍もグルジアからウクライナに勝手に変えていた。(国民に対して熱狂的な愛国心を強制していた大統領が、数年後に手のひら返しで外国人になった例はサーカシビリが世界初めての椿事)
偏狭で病的なナショナリズムに犯されて、まっとうな愛国心も郷土愛もゼロの困ったお馬鹿な連中ですが、本来地名は地元住民の呼び名こそが、最優先されるべきでしょう。それなら、グルジアではない。
しかし、当たり前ですがアメリカの州名と同じジョージアなど、ロシア語のグルジアよりももっと場違い(筋違い)であり違和感がありすぎるので有る。

『はた迷惑な偏狭なナショナリズムは何処の国でも同じ』

『韓国の首都ソウルの漢字表記が漢城から首爾に変わっていた』

長年日本人が慣れ親しんだ『グルジア』の突然の名称変更に少し似た御粗末な馬鹿馬鹿しい話としては、韓国の首都のソウルの漢字表記が、今までの『漢城』では無くなっている。
実は10年前の2005年1月19日に 、当時のソウル市長だった李明博(後の韓国大統領)がソウル(SEOUL)をそれまでの『漢城』(ハンチョン)を首都の意味の『首爾』(ショウル)にすると言い出した。
それで現在は、日本のマスコミがグルジアがジョージアに変えたのと同じで、韓国の言い分の通りで中国ではソウルは首爾と表記されている。
日本が朝鮮を植民地にしていた当時のソウルは『京城』と呼ばれていた。(『京』は、日本語の普通名詞の都の意味であり、『城』は街の意味なので、日本人が着けた『京城』(けいじょう)とは、『京の都』的な意味合いだった)
現在のソウルは植民地から解放された以後に付けられた名称であり、漢字表記の(漢江の街の意味の)漢城は、昔からの古い地名を復活させたもの。
もっと古い新羅時代にはソウルは漢陽(ハニャン)と呼ばれていた。
古い歴史や伝統が有る漢城を、勝手に『首爾』(首都の意味)に変えるなど、グルジアのお粗末な例と同じで褒められたことではないが、言い出しっぺの当時のソウル市長だった李明博(イ・ミョンバク)は7年後には韓国大統領として初めて竹島を訪問したり天皇の謝罪を要求するなどの日本に対して露骨な挑発行為を行って、今の様な極度に緊張した日韓関係を作り出した張本人(A級戦犯)である。
あからさまな挑発行為に見える2012年8月10日の韓国大統領の竹島上陸や天皇の謝罪要求(日本に喧嘩を吹っかける危険な火遊び)の目的とは何か。
そもそも日韓両国の経済は一体不可分に結びついており韓国大統領の李明博としては日本人に喧嘩を吹っかける心算はまったく無かった。
ところ3年前の2012年6月29日アメリカ軍の無理やりの要求で日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)は、条約締結の数時間前に野党側に発覚して韓国側の防衛大臣の首が飛んだばかりか李明博政権が窮地に落ち込んだ。
平和憲法(憲法9条)下の日本では誰一人も想像すらしていないが、韓国では日本軍の再侵攻(朝鮮の再植民地化)を阻止するのが韓国軍の重要な役目なので日本の自衛隊との軍事協力は御法度。最大のタブーなのです。
(韓国市民の世論調査では、仮想敵国として日本国は北朝鮮の倍以上で常に1位であり日本の自衛隊が最大の脅威なのです)
仕方なく韓国大統領の李明博(イ・ミョンバク)としては前代未聞の竹島上陸や天皇の謝罪要求で『自分は誰よりも愛国者だ』と韓国の有権者に向けてアピールする絶対的な必要性があったのである。
(愛国心を声高に強調するものほど、逆に健全な愛国心に欠けるのは『世界共通の大原則』であるらしい)

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 本当だったら面白いが不真面... | トップ | 官製相場の大暴落目前「勝ち... »

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ローカルルール (宗純)
2015-08-19 09:48:26
Unknownさんへ
ここは正誤が判りやすい高尚な科学ブログでは無くて、正誤や善悪が判り難い、大悪党小悪党が跳梁跋扈するおどろおどろしく不可解な政治の世界を扱う下世話な政治ブログです。
しかも、この『逝きし世の面影』ブログは、『お前達は間違っている』(今までが間違っていた)というオルタナティブな政治ブログとして、政府やマスコミだけではなくてネット空間での数々の擬装や悪質なプロパガンダを告発した関係で多くの読者を獲得した半面、
自分たちの悪事を暴かれて恨みに思っている阪大の菊池誠を教祖とする不思議な偽科学教カルトとか解同の糾弾会モドキを繰り返すkojitakenグループ、護憲左翼を装う極左暴力集団の生き残りBLOG BLUESなど、何とか足を引っ張りたいと思っている悪党連中も数多い。
良好なブログ環境の維持とコメント管理の必要性から、タイトルや名前が無いコメント、あっても通りすがりとか日本人の一人などの、個人を特定しているとは思えないHNは無記名と看做して不掲載とするローカルルールの設定しています。
次回のコメント投稿時には、何でも結構ですから適当な名前の記入を忘れないようにしてください。是非とも御願い致します。
投稿された『無能な圧政者との戦いに勝利せよ』コメントですが、不適当な差別用語が不必要に多用されており、ワールドワイドなインターネット空間の様な公の場所での公開が憚られるので今回は非公開とします。
返信する

コメントを投稿

東アジア共同体」カテゴリの最新記事