逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

「国の存立」や「国民の命」が危うい福島第一原発事故後の日本

2014年07月02日 | 放射能と情報操作

『全会一致を疑え』 

特定秘密保護法やら、集団自衛権やら、余りにも酷すぎる馬鹿騒ぎである。一億総集団妄想(集団幻覚)の日本には呆れはてるしかない。
福島第一原発の放射能汚染を止められない今、日本人全員で空虚なスローガンを連呼して、一時でも良いから目の前の悲惨すぎる現実を忘れたいのだろうか。
半年前の去年末(2013年12月6日)に強行可決された特定秘密保護法も、今回(7月1日)に閣議決定が強行された集団自衛権も、同じように、マスコミでは『国家の安全保障』(軍事の問題)であるとされている。
この一点では与党も野党も違いが無く、賛成の自民党も反対の共産党も主義主張、立場の違いに係わらず、日本国内では例外なく、右翼も左翼も同じ発想である。
特定機密保護法や集団自衛権に『賛成』の産経新聞や読売新聞も、『反対』の朝日、毎日、赤旗も同じで、誰も彼もが『安全保障(軍事)問題である』と信じていて、少しも疑っていないのである。
確かに極右国粋主義の安倍晋三が敗戦以前の日本の秩序だった大日本帝国憲法やら教育勅語やら軍人勅諭やらを復活させたいと願っていて、従軍慰安婦や南京大虐殺やA級戦犯を否定して『日本の名誉』を守りたいと思っているのは間違いない。
半年前の『特定秘密保護法』と今回の『集団自衛権』が別々では無くて一連の政治目的であることも間違いない。
一繋がりの『政治的な目標』として考えられるのは、日本では全員一致で『軍事』(安全保障)だと思ってるのだが、今一度冷静になって考え直して見ればまったく別の解釈が出来るのである。

『国家による恥ずかしい挙国一致の猫騙し』

確かに特定機密保護法や集団自衛権が『それらしく見える』のは間違いない事実である。
しかも、『殺気だっている』と表現しても良いほど、とんでもなく首相の安倍晋三が急いでいることも間違いない。
今のマスコミが一致して主張している、『血を流す覚悟』とか『日本が戦争が出来る国になる』ですが、恐ろしいことに巨大な『猫騙し』とか一億総集団妄想(集団幻覚)の可能性が高すぎるのである。
今の日本では『国民の命』や『国の存立』の大義名分が成り立つのは政府やマスコミの言う『集団自衛権』では無くて、福島第一原発の後始末である。
具体的には一日も早い破壊された原発の密閉(石棺化が無理なら超巨大ダムによる水棺化)であり、福島県の子供達の放射能汚染地域からの疎開である。
日本国で政府が『なにを、そんなに急ぐのか』と考えれば、今の日本が『戦争をする危険性』は限りなく低い。
ところが、発生から3年が経過した福島第一原発事故の放射能被害が最早隠し切れなくなっている。
未曾有のカタストロフィは時間の問題で最早誰にも避けれないのである。
7月1日安倍晋三首相はテレビ画面で『国の存立』や『国民の命』を何度も強調していた。
ところが、今の日本国で『国の存立』や『国民の命』が危うい事態とは、(右翼の主張する)外国軍の日本侵略とか、(左翼が心配する)逆の日本の自衛隊による海外侵攻では無いのである。(限りなく可能性は低い)満身創痍で『死に体』の憲法9条ではあるが、それでも平和憲法が今の日本を戦争の惨禍から救っているのである。
国の存立が危うい事態とは、福島第一原発事故での放射能被害以外には無い事実は明らかである。
ただ、その事実は誰も認めたくない。仕方無しに今のように『国家』による恥ずかしい『挙国一致の猫騙し』の猿芝居を行っているのであろう。

『隠すことが出来なくなった日本』

小児甲状腺がんの発症数を『確定』と『疑い』に二分割する前代未聞、掟破りの姑息な手品で誤魔化せるのは普通なら数ヶ月程度の短時間なのです。
ところが共産党機関紙の赤旗を含むすべての日本国内のマスコミが全面協力したお蔭で、政府のインチキ手品が去年2月から1年以上も成功している。
ところが、誰が考えてももう時間が無いのである。
50度以上傾いた韓国旅客船セウォル号と同じで、日本沈没(爆発的な放射能被害)を『もう誰にも隠せない』状態に陥っている。
最早『隠せない』のですから、今回のように特定秘密保護法や集団自衛権の馬鹿馬鹿しい大騒動の『猫騙し』で、一時的に『忘れる』以外に残された方法が無いのである。
今までは福島第一原発の放射能被害を『隠蔽』と『言葉の言い換え』と『先送り』と『すっ呆け』で何とか時間を稼ぎ、破綻を誤魔化していた。
ところが、今回は早くも日本人の最終兵器である『忘却力』で『無かった事にする』作戦が発動されたのだろうか。
どれほど悲惨でも残酷でも過ぎ去った過去なら『終わった歴史』として、脳内での修正は可能なのである。(何時までも悪いことを覚えているのは苦痛で、精神衛生上良くない)
すべからく『済んでしまえばみな美しい』のである。
日本人は、過去の悪い出来事を、この作戦ですべて乗り切って来た。
ただ原発事故は相手が悪すぎて、3年前の悪い出来事では無くて、現在進行している終わっていない悪い事実なのですから、『忘れる』では少しも解決しない。
日本人の無敵の最終兵器ですが『終わったこと』にしか威力が無く、これから本格化する福島第一原発事故に対しては『忘れる』は何の効果も無い。

『間違い(正誤)と、悪い(善悪)は「同じ」ではない』

石原慎太郎の長男以外の特徴がない二流政治家というより2流タレントの石原伸晃の『最後は金目でしょ』をマスコミが全員でバッシングする。民主党の野田内閣の時の鉢呂農水大臣の『死の町』バッシングを髣髴させる出来事であるが、どちらも現実問題を正しく発言していて、少しも間違っていない。
以前の鉢呂大臣の『死の町』発言を非難した野党やマスコミですが、『悪い』といっているが、『間違いだ』とは言わなかったのである。
当時のマスコミにも少しは分別があり、正誤の問題と善悪の問題が別々である事実に、この時は気が付いていた。(善悪は品性とか道徳、哲学、宗教など個人の内心や個人の集合体としての社会に由来するが、正誤は客観的な科学的事実。人々の判断とは無関係に存在する)
ところが僅かの時間で日本国の病状(病的な右傾化による劣化現象)は進行して仕舞い、最後の分別さえ失くしてしまっている。
今では石原伸晃の『最後は金目でしょ』を左翼を含む日本人全員が『悪い。間違いだ』と主張している。人々の心の問題である善悪と、科学的な正誤は原理的に別々なのだとの、あまりにも当然の最低限の常識さえ失ったのである。

『石原伸晃の「最後は金目でしょ」は全面的に正しい』

人類の今の科学技術では放射能の無毒化は無理なので、良い悪いの話では無くて、放射能の大量のゴミは福島県の第一原発周辺の汚染地域に捨てるしかない。
それなら、最後は『地元への賠償』(予算処置)の問題にすべて収斂するのである。
ところがネット記事でも新聞論調でも同じで、『最後は金目である』正しい客観的事実を語る政治家もマスコミも日本国では誰一人いない。
ネット世界でさえ政治ブログでは、この『逝きし世の面影』以外では、真実を口に出すものが誰一人も無い。(本当に日本政府が言うように、除染して全員帰れると思っているのだろうか。なんとも非科学的で無茶苦茶な話である)
呆れ果てた話だが、全員がバッシングを怖がって黙っているのか。科学的な客観的事実は好き嫌いとか善悪とは無縁で、誰であれ認める以外の道は無いのである。
ただし、品性下劣な石原伸晃の『最後は金目でしょ』ですが、一字違いで大違い。『最後は金目当てでしょう』と言ったと思ったから、地元が猛烈に怒ったとの説がもっとも有力である。(『最後は金目当てでしょう』なら、ぴったりと辻褄がすべて合う)

『全会一致の表決は無効である』

日本的な『和を持って尊しとする』道徳や慣習では『満場一致』こそが最良であり、少しでも反対意見があると値打ちが落ちるとされているので、全会一致までの根回しや談合が長々と必要である。
ところが、欧米など一神教世界(グローバルスタンダード)では旧約聖書の『全会一致の表決は無効である』との記述により、逆に値打ちが低いとされている。
『全会一致の表決は無効』との、日本人の常識とは逆さまの驚きの事実を最初に紹介したのがニセユダヤ人のイザヤ・ベンダサンこと山本七平の『日本人とユダヤ人』で、一時は『驚きの日本人論』として新聞などでも大評判になっていた。
この『全会一致の表決は無効である』ですが、アメリカでは映画の場面でも普通に描かれているので、アメリカ人の俗説(聖書の曲解)としては、知性の低い層では今でも『全会一致は不吉である』(縁起が悪い)信じられているらしい。
ところが、旧約聖書の研究家として第一人者である浅見定雄によると、山本七平の『日本人とユダヤ人』にある『全会一致の表決は無効である』は実は完全な嘘。正しい事実の一部を使って素早くニセモノとすりかえる手品かペテン。
旧約聖書では、死刑判決においてのみ限定的に『全会一致の表決は無効である』と書かれている。(満場一致の死刑以外の表決は全て有効としていたので、少しも珍しくない。日本と同じなのである)
少し考えれば誰でも気が付くのですが、死刑判決の当人が、死刑に賛成する筈が無い。『満場一致の死刑』とは賛成者のみの表決であり、旧約聖書ではこれを無効としたのである。
瑣末な知識の一知半解な切り貼りで、善良で疑うことを知らない人々を間違いに誘導する山本七平的な牽強付会の見本の様な話である。

『全会一致の危険性(世論誘導とか印象操作、プロパガンダによる一時的熱狂)』

三流売文家の井沢元彦や山本七平が薄汚い手品師であることは事実だが、しかし一神教世界では『満場一致は縁起が悪い』、『反対意見が無いのは不吉である』と思っている庶民層が多くいるのも事実なのである。
欧米世界では知識層だけでは無くて、普通の一般市民でも僭主による世論誘導による一時的な興奮状態による『権力の暴走』行為を戒めて、積極的に反対意見を表明する。
満場一致を最良とする(空気を読んで、反対意見を言わない)日本的な常識とは正反対なのである。
日本国ですが、いまこそグローバルスタンダードの『満場一致を疑う』必要がある。
今の日本のように小保方晋三のありもしないインチキ臭い『戦争をする国』に対して賛成反対の立場を超えて、日本人では全員一致で左翼も右翼も発想が同一なのである。(本当に『日本が戦争をする』と思って、言っているのだろうか。不思議だ)
今の日本で誰一人も『フクシマ原発や放射能を忘れたのか』との、当然の反対の意見が無いのは不吉である。このような『満場一致』現象とは、通常なら巨大権力によるプロパガンダの大成功を意味していて、『縁起が悪すぎる』のである。

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なんだか日本全体が… (suyap)
2014-07-01 20:10:17
別次元に逝っちゃったような、白黒動画をスローモーションで見ているような、そんな気がしています。

うちのブログも、特定記事にはTBやコメント制限がかけられたり(全部じゃないし、その選択も??だったり)。これからどういうことになるのか、でもめげずに前へ進むのみ(書きたいことを書いてやる!)

それにしても一昨日の新宿駅焼身自殺事件、知ってか知らずか、多くのブロガーも無視していますが、メディア統制の徹底を証明する、ひとつの例ではあります。
返信する
国家の破綻 (こうじかび)
2014-07-02 14:25:34
マスコミ等、世の中は集団的自衛権の閣議決定に大騒ぎですが、差し迫った課題でもないこの閣議決定に固執する安倍の頭の中が理解できません。

確かに政治的大転換かも知れないのですが、この大転換を覆すような大問題が控えていることに多くの人は無頓着なようです。

多くの人が無頓着なのは、書かれているようにマスコミが騒がないことが大きいと思いますが、未だに「日本がチェルノブイリにはならない」「国家衰亡はありえない」と信じている国民の気持ちにも起因しているように思います。私だってありえないことを信じたいです。

しかし人間の死と同じように、残念ながら国家の破綻に近い状態は近い将来やってきそうに思います。
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フランシーヌの場合 (宗純)
2014-07-02 14:53:56
suyapさん、コメント有難うございます。

一昨日の新宿駅焼身自殺事件ですが、これはフランス人女性・フランシーヌが1969年ベトナム戦争に抗議して焼身自殺した.話とそっくり。..
『フランシーヌの場合は あまりにもおばかさん  
フランシーヌの場合は あまりにもさびしい
 三月三十日の日曜日 パリの朝に燃えたいのちひとつ  フランシーヌ.』(新谷のり子)余りにも似ているので言葉もありません。

田中龍作ジャーナルの、『アベノクーデター 警察が国会議員を暴力で排除』
http://tanakaryusaku.jp/
によると、
『誰もが抗議の声をあげることができる場所で、山本太郎議員が集団的自衛権に反対する演説を行おうとしたところ、警察に排除された。
山本議員はじめ数人の市民が警察に押し倒されたり、腕をねじあげられるなどした。山本議員はアスファルトの地面に2度も尻もちをつかされた。』と有ります。
一市民どころか、国民の代表たる国会議員にさえ問答無用と暴力をふるうのですよ。
しかもこの驚くべき事実はマスコミが報道しないので極狭いネット空間でしか誰も知らない。この国ですが残念ながら『もう、終わっている』のです。
ただ、去年の特定秘密保護法も今回の集団自衛権も、『戦争をする国』は真面目な市民を驚かす猫騙し。
本当の意味は福島第一原発事故の現実の隠蔽が主目的である、挙国一致の赤いニシンですね。
政府ですが、少しも辻褄が合っていないのです。
『残念ながら国家の破綻に近い状態は近い将来やってきそうに思います』では無くて、3年も前に既に破綻していた。とっくの昔に死んでいるのだが、何故か、あたかも生きているかのごとく動き回ってるのですから、まさにゾンビ国家の恐ろしいホラー話なのです。
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差し迫った課題でもないのに・・・ (宗純)
2014-07-02 15:41:22
こうじかびさん、コメント有難う御座います。それにしても不思議ですね。
本当に『戦争になる』と共産党などの日本の左翼とか毎日新聞や朝日新聞は思っているのでしょうか。
なにが秘密かが秘密の大笑いの特定秘密保護法にしても集団自衛権にしても同じで、緊急性が全く無いのですよ。
ところが安倍晋三とか政府は逆にとんでもなく急いでいるのは、誰の眼にも明らかなのですから、私でなくとも『何かが可笑しい』と普通なら考える。
物事の辻褄が少しも合っていないのです。

この『逝きし世の面影』ブログでは、チェルノブイリ事故から5年後のソ連崩壊は、公式な歴史解釈の『冷戦終結』では無くて、
膨大な支払い不能の不良債権(チェルノブイリ)を子会社(ウクライナ)に押し付けて、コングリマリット(ソ連)を解体して親会社(ロシア)が擬装倒産を行ったとの仮設を唱えているのですが、そもそも原発事故の損害や賠償は天文額的で、国家予算を遥かに上回っている。
払いたくても無い袖はふれぬで、情け容赦なく『踏み倒す』しか道は無いのです。
日本ですが本来なら、最低でもデフォルトは避けれないでしょう。
今の日本ですがチェルノブイリ事故から3年目までのソ連の言動とそっくり同じなのですから、その後の経過もソ連と同じになるはずです。
違いはソ連はグラスノスチ(情報公開)の真っ最中であったのに比べて、日本は挙国一致のムラ社会。
北朝鮮の国営放送のそっくりさん、挙国一致の大本営発表なのですから、呆れ返る話です。
マスコミが報道しないのは当然としても、ブログでさえマスコミに影響されて、誰一人気が付かないなど、ありえない話ですよ。
たぶん69年前の敗戦と同じで、日本人全員が例外なく誰も彼も、薄々『日本の破滅』に気が付いているのだが、余りに恐ろしいので、仕方なく全員で気が付かない風を装っているのですよ。たぶん。
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にわかには・・・ (おばば)
2014-07-02 17:02:47
昨日は居ても立ってもおられないで、駅前で友人と集団的自衛権行使反対を訴え。チラシを配布しました。「日本の国が破たん。すでに終わっている。」との宗純さんの意見には納得するのですが、右翼の安部グループ政府が、それを認識していて、猫だましで解釈改憲まで企てたとは、俄かに信じられません。地球儀外交では、金をばら撒いているようですし、頭の中はやはり超法規の権力者になったとこの際やりたかったことを急いで行っているように、思います。この先が心配です。この際日本から独立したい地域もあるでしょうね?
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どうも納得がいかない (十澄)
2014-07-02 19:40:10
>払いたくても無い袖はふれぬで、情け容赦なく『踏み倒す』しか道は無いのです

この国の国民相手ならそんな大仰な覚悟は必要ないのでは?
なにせ「死んだネズミ」の群れですし、現にかつての自民党の試算とか、特定秘密に指定されたわけでもないのに誰もが無視、それを盾に自民に迫るなんて強欲な人間も一人もでていません。
こちら福島は避難者と地元民の間にすっかり反目が定着し、手をとりあって政府、東電、県と戦おうなんて気持ちはコンマ以下もない始末。

なーんにも恐くないじゃないですか、こんな連中なんざ。
声もあげない、動かない、やることと言えば同士討ち。
なにを恐れる必要があるのでしょう?
俺にはどうしてもブログ主さんの恐れが理解しきれないのです。
返信する
猫だまし? (つぶやき一人)
2014-07-02 20:01:41
前々からブログを拝見しています。その基調は、「福島原発事故で日本は既にアウト、終わっている。」というもので、秘密保護法、改憲、集団的自衛権容認閣議決定等々の諸々の政治的な動きは全てそれを知られたくない支配層による猫だましである、というご意見です。確かに原発事故が収束せず、今も汚染水が垂れ流され、大気中にも放射能が漏れ、放射性廃棄物の廃棄にも困っていること、は事実ですし、おそらく福島が再び居住できる地域となる可能性は皆無なのでしょう。然し、「日本全部が終わっている、国土が失われている、戦争で焼け野原となったのと同じほどの悲惨な状況になっている」とまでは考えられません。国内に起きる様々な事象をことごとく原発による日本壊滅隠しの猫だましであるというのは、如何なものでしょうか?何がどこまで失われ、何がどこまで終わっているのか、もう少しご説明いただければ幸いです。
返信する
結局戦前といっしょ (izumi)
2014-07-03 08:45:38
宗純さんの過去のエントリにおいてチェルノブイリ以後の
ウクライナ、ロシアを見れば一目瞭然だという意見に同意です。ロシアはソビエトの崩壊を招き、ウクライナは人口の流出を招くなど国家的な致命傷を負いました。これが宗純さんの意見の肝でしょう。

ただソビエト崩壊後に旧ソビエトの官僚は国家の立て直しどころか新興財閥(ロシアのオリガルヒ、ウクライナのティモシェンコ)として国家の荒廃化を促進しました。ここで重要なことは彼らは国家の衰退・没落期において市場原理を持ち出したことです。彼らは旧ソビエト的な社会を悪とみなしました。ここまで書いてわかる人はもうこれが現政権(安倍、竹中、経団連が代表だがこれ以外にも数え切れない)だけでなく民主政権も逆進税である消費増税を強行した前首相の野田のようにメルトダウン後の日本社会への衝撃は急激に1945の敗戦前の適者生存社会への右旋回をもたらしたと私は思っています。

消費税、TPP、そして集団的自衛権(というより立憲主義の放棄)も荒廃化する社会・政治の氷山の一角なのでしょう。その点でブログ主が国際環境の厳しさなどという政府の発表など虚仮であるとみなすのには私は同意します。
返信する
実際の戦争(地上戦)を知っている唯一の県、沖縄では (宗純)
2014-07-03 09:19:19
おばばさん、コメント有難う御座います。

プロイセンの鉄血宰相ビスマルクは、『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。』との有名な言葉を残しているのですが、
意味は、一般市民(愚者)は自分の失敗の経験からしか学べないが、
自分のような有能な政治家(賢者)は最初から誤りを避けるため、他人の経験(失敗)から学ぶのだと、主張したらしい。
ドイツと日本が同じ敗戦国なのに、なぜか戦後処理の仕方が大きく違っている。
戦争責任を追及したドイツと、曖昧に済ました日本の差が、今のお馬鹿政治家の安倍晋三とか嫌韓嫌中の蔓延に繋がっているのです。
では何故ドイツと日本が違ったかの原因ですが、
日本人は東京大阪の大空襲とかその延長線上のヒロシマナガサキの経験があるが、
本当の戦争(地獄の地上戦)を経験したのは辺境の硫黄島と沖縄本島周辺だけなのです。
対してドイツ人は首都ベルリンの攻防戦を含めてドイツ全土が地上戦を経験しているのです。
すべての全面戦争では、一つの例外なく本土決戦で勝敗を決めるものですが、唯一の例外が日本で、本土に敵兵が一兵も上陸する前に早々と降服したのです。本土には無傷の日本軍が残されていたので、今の様な『日本は悪くなかった』との不思議な現象が起きているのです。
これは知覧の特攻隊基地を作った保守の牙城である鹿児島県と、辺野古での基地建設に反対する沖縄県との、日本国内での、日本軍に対する意識の差に現れています。
鹿児島県人など本土の日本人は経験していないので戦争の本当の姿を知らないのです。
対して経験した沖縄県人はビスマルクの言葉の通りで、『戦争の本当の姿』を知っているのです。
琉球新報で面白い不思議な記事を見つけました。
長野県では県内の77の議会の内半数近くが、今回の集団自衛権の閣議決定に対して、反対とか慎重審議を求める意見書を採択しているのですが、沖縄県ではたったの5議会。宮古など2議会は提出されたが否決されたと、沖縄の方が危機感が圧倒的に低いのですよ。
日本国内では一番戦争を知っている沖縄よりも、本物の戦争を知らない本土の方が『今回の集団自衛権で戦争に繋がる』と心配しているのですね。
沖縄か本土か、
どちらか一方が、今回の集団自衛権の意味を勘違いしているのです。
戦争の経験が無い本土の判断が正しい可能性ですが、低すぎる。
間違いなく勘違いしているのです。
本土決戦を経験した沖縄と、経験しなかった本土との差ですが、
同じことがドイツにも当て嵌まり第一次世界大戦でドイツは敗北したが、本土決戦を行っていない。
ドイツ軍は第二次世界大戦の日本軍と同じで、国外でしか戦っていなかったのです。だからヒットラーの『ドイツは悪くない』とか『栄光のアーリア人』等の陳腐なスローガンに心酔してしまったのですが、今の日本のネットウヨですね。
返信する
すっきりしました (おっぱっぴー)
2014-07-03 09:37:20
なぜ、安部首相がそんなに急ぐのか、不思議だったのですが、このブログを読んですっきりしました。一連の騒動すべてが、スピンコントロールだったんですね。放射能汚染との戦い、内部被曝との戦いこそが、今、日本人の生命を脅かしているものだと思います。
返信する
小保方(理研)のSTAP細胞 の空騒ぎ (宗純)
2014-07-03 15:04:35
十澄さん、コメント有難う御座います。

ゆるキャラブームに悪乗りしたSTAP細胞のリケ女騒動のマスコミの悪ふざけですが、最初の発表時の『科学の歴史を変える、世紀の大発見』から、なんと『世界三大不正』に暗転するが、この間たったの3ヶ月。
理研が小保方博士を含めた再現実験に挑むのですが、この話は、『世紀の大発見』か、
それとも『世界三大不正』かの二つに一つであり、その中間的な円満解決の結末は、有り得ないのです。
必ず両極端のいずれかに、最後は落ち着きます。
これは、困ったことに今回の集団自衛権の話にもぴったりと当てはまるのですよ。
日本が戦争にまっしぐらに走っているのか。
それとも、国家規模の恥ずかしい猫だましで福島第一原発の破滅を隠しているのか。
この、二つに一つの両極端の結論の、何れか一つなのです。(中間の結論が無いのです)
我が日本国ですが、そもそも戦争が出来るようには成っていないので、安倍晋三が暴走すれば100%間違いなく破綻します。
もちろん、私の唱える仮説(国家による猫騙し)でも破綻は100%確定なのですね。
何れに落ち着くかはともかく、そもそも、一番大事な『日本が破綻している』事実には、何の違いも無いのです。
違いは私の説とは『3年前に破綻している』であり、
左翼とかマスコミとかの説は『これから破綻する』なので、時間的な問題が多少違う程度。最後の『結論』では、ほとんど違っていないのですよ。
十澄さん、
今の日本人が、『「死んだネズミ」の群れ』のように大人しいのは当然です。これは、『今が3年目だから』まだ爆発的な影響が出ていないからなのですよ。
放射能は直ぐには影響しないが、時間がたてば必ず出てくる。
3年が過ぎると、ソ連の様な独裁国家でも隠せないのですから、日本でも間違いなく大騒動が勃発します。
大正時代の米騒動と同じで最早警察力では抑えられなくなれば、後は軍隊しかないのは、世界共通。
特定機密保護法とか集団自衛権は絶対に必要に成ってくるのです。そもそも軍隊とは日本刀の様な片刃ではなく、諸刃のに出来ているのですよ。
外向きにでは無くて内向き(日本人の鎮圧)にこそ自衛隊の存在意義があるのです。

この『逝きし世の面影』は政治ブログとしては2008年初めに開設していて、『お前たちが間違っている』(今までが間違っていた)とのオルタナティブな立場から記事を書いているのですが、
幾ら私でも何年もたつと『今までが間違っている』(お前たちが間違っている)などと、社会に向かって大上段に振りかぶれるネタが段々少なくなってきて、最初は毎日更新していたブログ記事がどんどん減っていた。
ところが3・11以後は逆に書かなければいけない大事なネタが有りすぎて困る状態になる。余りにも政府の露骨なインチキが多すぎるのです、基本的に無茶苦茶な状態で、これが日本国以外なら間違いなく無政府状態になります。
逝きし世の面影が、200万あるgooのブログランキングの最高10位にまであがるとんでもないことに。
そもそも『お前たちが間違っている』(今までが間違っていた)との主張が10位入りするなど、革命前夜でもない限り有り得ない椿事なのです。ところが、時間が経つとだんだんと減ってきて、100位近くまで落ちてきたので安心していたのですが、
何と、また、3年目を迎える当たりから、徐々に増えているのですよ。
読者が増えている原因ですが、間違いなく放射能の影響が出始めているのです。
橋下轍の瓦礫処理の放射能の被害なのか、遠くはなれた西日本でも今年は虫が飛んでいない。通年よりも少なすぎるのです
明らかに、日本全体で何かの変化が起きているのです。

ブログのアクセス数(人気ランキング)ですが、面白いサイトを見つけました。
 「皆声.jp」 http://minakoe.jp/ 
この『逝きし世の面影』を調べると、
.この『全会一致を疑え』や一つ前の『 第一次世界大戦から100年、日清戦争から120年』『食べて応援」サッカーワールドカップ』『 都議会が100人のセクハラムラだったら』がブログランク480位
逝きし世の面影ですが、ランクイン524,250サイト中408位(上位0.08%)らしい。
返信する
55年前の政府試算によると、 (宗純)
2014-07-03 16:07:00
つぶやき一人さん、はじめまして。

3年前の福島第一原発の損害ですが、商業原発を導入時に政府によって、1959年に『もしもの時の損害額』が計算されています。
福島第一原発事故の損害額はいくらか、幻の半世紀前の政府試算
2011年07月12日 | 放射能と情報操作
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/7b4e313790b249e9575ec6f853d29e7c

今の原発よりも格段に小型の原発事故でも、
短時間で終息しない場合、被害額は3兆7000億円に達すると計算されています。
1960年当時の国家予算は1兆6000億円程度ですよ。大学卒の初任給は1万円程度だったのです。
100万キロワット級の大型原発4基が暴走した場合なら当時の円換算でも100兆円を超えている。現在の円換算なら1000兆円程度なので、日本国の負債が1000兆円から2000兆円に2倍に増えるだけだとの楽観的に考えることも可能ですが、トモダチ作戦に参加した米軍の原子力空母ロナルド・レーガンの乗員79名が1000億円の損害賠償を求めて提訴しています。
米軍ですがメルトダウンした原発から軍の規則によって50海里(93キロ)以内には入っていない。
たぶん100キロ以上はなれた洋上にいて被曝したのですね。米兵と同じ計算なら日本人の被曝の損害額は天文学的な数字に達します。
まあ、1000兆円でも決して払える額ではないので、これが企業なら間違いなく倒産する。
負債を払えないなら破産するか夜逃げするかしかないが、国家は夜逃げも出来ないし破産も出来ないので、
このような場合には日本も世界も同じで、間違いなく踏み倒すのです。
今の日本政府ですが、『無かった事』にして踏み倒す姿勢が露骨なのです。不真面目すぎるのですね。
過去にはハイパーインフレと預金の封鎖で踏み倒しているが、同じことを企んでいるかも知れませんが、間違いなく国民が怒る。
このときこそが、自衛隊の本当の出番なのです。
集団自衛権で自衛隊が海外で戦争するなどの、共産党の志位委員長など左翼の言い分ですが判断が甘すぎます。現実の日本の有様はもっと厳しい。
返信する
それにしても・・・酷すぎて批判する言葉が無い (宗純)
2014-07-03 17:07:22
izumiさん、おっぱっぴーさん、コメント有難う御座います。

この『逝きし世の面影』は、『お前たちが間違っている』(今までが間違っていた)とのオルタナティブな立場から記事を書いているので、政治ブログとしては常に少数派なのです。(多数派にはなれない)
誰も指摘しない、他とは違った視点から問題提起しているのですが、今回ばかりは呆れるやら驚くやら。
『同じ立場』は無理としても、少しは『似ている主張』がないかと探しているのですが一つも見つからない。
記事にも書いたが賛成反対の違いだけで、全く同じ主張なのですよ。
右翼が疑わないのは当然としても、左翼ですが、少しも安倍晋三を疑っていないのですから異様です。
他の政治ブログにしろマスコミにしろ、完璧に3年前の3・11の騒動を忘れているのですが、情けない。
『政府が平気で真っ赤な嘘をつく』との、政治の根本的な、本当のことが何故それ程簡単に忘れることが出来るのか。私にとってはそちらの方が不思議です。
我がニホン国ですが、過去にも同じことが起きていた。
8月15日の敗戦で、普通の日本人でも『政府や有識者やマスコミが平気で真っ赤な嘘を付く』との真実を知ったのも束の間。
5年後にも元も木阿弥い成っていたのですね。
同じことが今回も言えて3年後には元も木阿弥で、政府とかマスコミとか有識者の見え透いた、アホ臭すぎる嘘を信じているのです。
右翼が頭が空っぽで目が節穴なのは我慢できるが、左翼のアホには我慢出来ない。
3・11の前の話ですが、『お玉おばさんでもわかる 政治のお話』と言う、低級な子供向け政治ブログが盛んに9・11陰謀論を取上げて口汚く攻撃していたのですね。
ところが3・11が起きた途端、卑怯にも、ブログを事実上閉鎖して逃亡する。
今までの自分の間違いに気が付いたのでしょうが、何と3年が経ったら、まらぞろ再開している。
しかも今回は何と、超左翼のおじさんとの二人三脚の猿芝居。
お玉おばさんは、穏健な保守系の護憲派だと勘違いしていたのですが、何と共産党系の左翼ブログだったのですよ。情けないのも程がある話です。
右翼の歴史修正主義の大馬鹿者としか言葉が無い。
恥を知れ。愚か者が。
日本共産党の歴史を少しでも知っていれば、米軍占領下の三鷹事件や松川事件などの、2001年の9・11とそっくりの事件が日本国内で起きていたことを忘れるはずが無い。
明らかに米軍の特務機関が引き起こした事件では、9・11とそっくり同じで時の吉田内閣は即座に共産党の仕業と断定する。
沢山の死刑判決が出るが、無罪の証拠を警察が隠していた事実が発覚して20年後に無罪になるが、、時既に遅し。
この連中ですが、『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。』どころか、自分たちの経験したことさえ、簡単に忘れ果て、同じ間違いを繰り返しているのですから、悲劇では無くて、これは完璧に喜劇ですね。愚か者以下の無責任極まる阿呆だらたちですが、シネバいいのに。
本当に腹立たしい話です。
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こりゃあ生きるしかない! (十澄)
2014-07-03 23:16:34
まだ事態が甘いからみな安穏に死んでいる、事態がもっと辛くなれば、我慢できなくなってさすがの死骸も飛び上がり、「バイオハザード」のゾンビの如く大群をなして徘徊を始める…。
なるほど、こりゃあ少なくともその日までは生きないと損損ですね。
「和」と最近では「絆」で去勢されたような日本人が、ある日を境に獣に戻り、群れを成し、暴れまわる。
こんな天下の奇観は三百年に一度くらいでしょう。

ガキのころですが、チェルノブイリとソ連崩壊をテレビで見ました。
ちょっと大人になって、世界稀有の地下鉄毒ガステロ・オウム事件を見ました。
だいぶ大人になって、東日本大震災と福一爆裂をまさに体験しました。
次は日本大動乱大暴動を必ずこの目で見てやります。
生きますとも、ええ。

>読者が増えている原因ですが、間違いなく放射能の影響が出始めているのです

放射線に当ブログの情報を広める性質があるかはSTAP細胞な感じですが、福一事故以来こちらいわき市では「ニワタバコ」という植物がやたら多くなりました。
葉だけで構成されてるような、そのくせやたら背のでかい、気味の悪い植物です。
いわきに住んで三十ウン年の私ですが、事故以前にはまったくみかけませんでした。
避難地域の写真なんかを見ると、この植物がいたるところに生えていたりするんですよ…。
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日本破綻 (つぶやき一人)
2014-07-04 00:30:34
猫だましの意味についてのコメントを有り難うございました。
ただ、原発賠償の金額が天文学的で、国の支払能力を遙かに超えている、それが日本破綻の意味だ、という趣旨であるとしますと、原発事故による賠償責任以前に国家の負債が1000兆円となっている現在、既に破綻と言えると思います(どう逆立ちしても返済不能)。年金の破綻も同じです。それ故、安倍らは、一方で虎視眈々と徳政令や預金封鎖、新円切り替え等のタイミングを見計らう一方、そのときの国民の不満を外に向けるために戦争政策を実行しようと目論んでいるのではないでしょうか?戦争景気で儲かればよし、焼け野原で全部チャラならそれもよし、また、原発輸出、武器輸出難でも何でも結構、ゼニを儲けげるなら何でもよし、とでも考えているのではないかと思いますが、いかがなものでしょうか?
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米騒動 (宗純)
2014-07-04 14:14:02
十澄さん、コメント有難う御座います。

カネボウの美白化粧品による白斑ですが、やっとカネボウが金を払うことになったのですが、
口にこそ出さないが、白斑はカネボウ化粧品では無くて『放射能』の影響だと思っていた可能性が高い。普通なら美白化粧品を回収した段階で、同時に賠償にも応じる。
時間差が1年韓など長すぎて不真面目そのもので、普通なら大バッシングが起きて当然なのですが、何故かマスコミが叩かない。
マスコミ全員で、傍観しているだけなのです。たぶん、放射能の可能性を考えているので叩けないのです。
ノロウイルスによる学童の集団感染ですが、これも放射能の影響での免疫力の全般的低下の可能性が高い。牛乳の味が違うとか、原因不明の食中毒も起きている。
ノロウイルスですが、とんでもなく感染力が高いし、しかもアルコールなど消毒液では死なないほど丈夫に出来ているのですから、普通に考えれば、今頃は世界中でパンデミックが起きている筈なのですよ。
ところが一度も起きていないのですから、院内感染とか在郷軍人病の様な、病原菌の問題では無くて、体力不足こそが最大の発病原因の可能性が考えれるのです。日本人全体の基礎体力が落ちているのでしょう。

日本での大衆暴動といえば、第一次世界大戦後の大正時代の物価の上昇に怒った米騒動程度なのですね。絶対量が少ない。
米騒動のような場合、多勢に無勢、怒る群集に向かっては警察力など何の威力も無いのです。
直接米騒動を目撃した私の父親の感想ですが、略奪の現場に全く警察官がいなかったらしい。
警察ですが、暴動を押さえるどころか、一目散に逃げているのです。
それで政府は軍隊を出動させたのですが、矢張り群集に発砲出来ないので、実体は傍観するだけ。暴動が自然と収まるのを待つだけだったのですよ。
当時の軍隊(連隊)は地元民を徴兵で招集して編成されていたので、幾ら上官の命令でも地元民には発砲できないのです。
暴動の鎮圧では、地元とは別の場所から軍隊を動員する必要があるのです。
この私の父親ですが『ヒロヒトの死に様を、かならず見届けるのだ』と口癖のように言っていたが、昭和天皇の下血騒動が起きる前に、随分早く死んでしまう。
武田信玄や上杉謙信は家康や信長に勝つが先に死んでしまう。信長も秀吉も早く死んだので、最後に生残った徳川家康が天下を取って戦国の時代が終わる。
今でも戦国時代でも同じで、最後に生残ったものが自働的に勝なのですね。
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日本国の1000兆円の負債の中身 (宗純)
2014-07-04 17:10:04
つぶやき一人さん、コメント有難う御座います。

根本的な誤解があるようですが、債務と債権とはコインの裏表の関係で『同じ』なのです。
ところが、政府やマスコミが大宣伝する、1000兆円の債務ですが、『借金が1000兆円ある』とは大きく意味が違っているのですね。
例えば年収500万円の会社員が家をローンで買えば銀行に年収の何倍もの、数千万円の借金が出来たことになるが、『現在、既に破綻と言えると思います(どう逆立ちしても返済不能)。』
などとは誰一人も考えない。
そうなんですよ。借金(銀行ローン)もあるが、家(資産)も持っているのです。
この会社員の場合なら、借金と資産とが釣り合っていれば、何の問題も無いのですよ。
そして、国家の負債も、全く同じようなことが成り立つのです。負債の額に対して、資産が上回っていれば何の問題もない。ただ単に徒に借金を重ねているわけではない。
日本ですが長い間資産が大きく借金を上回っていた。逆転したのはつい最近の出来事ですが、それでも差し引きすれば負債は極僅かなのです。
冷戦崩壊から20年目の日本(初めての債務超過)
2011年02月11日 | 経済
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/39b82f9ca54183bcbf2ebe346f14d42b
外国から見れば、日本ですが世界一の金持ちなのですね。負債額だけが問題では無いのですが、政府やマスコミは、一つの事柄だけを一方的に強調することで案違った方向に世論誘導しているのです。
対外純資産21年連続世界一の日本を最大債務国(米)が格下げ
2012年05月26日 | 経済
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/ee53f1ff063971c6aaab5987abeab1d9
日本の1000兆円の借金には、実はもっと恐ろしいカラクリが隠されていて、もしも日本のだぶついたジャパンマネーが国債と言う、安定した形にしておかないと世界に投機マネーとしてあふれ出していて、毎年1997年のアジア通貨危機が起きてしまい世界の経済が崩壊するのです。金ですが、足りないのも確かに困るが、使い道が無い膨大な金の存在はもっと恐ろしいのです。
日本の1000兆円の債務ですが、これは意識的に積み上げられたものなのです。
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なお疑問 (つぶやき一人)
2014-07-04 21:55:25
しつこいようで恐縮ですが、なお疑問があります。負債に見合う資産があれば大丈夫といえるのでしょうか?個人の場合も「ローンもあるがそれに見合う不動産を持っている」と言っても、ローンを支払う月々の収入がなければ支払い不能となり、自宅不動産は競売されることとなってその個人には何も残りません。
国の場合も、その借金を予算の範囲内で元利金をきちんと支払えてこそ安泰なのですが、現在既に新たに借金をしなければ国債の償還が出来ない状況が何年も続いています。なんとかデフォルトに陥らずに済んでいるのは、超低金利政策を採れているからに他ならず、国債が暴落して金利が4%。5%にでも跳ね上がればたちまち支払不能です。その際、国債償還のために対外資産を充てることが可能なのでしょうか?アメリカは日本が保有している国債を償還してくれるでしょうか?世界一のヤクザ国家アメリカは属国日本に借金を返す気などさらさらないのではないでしょうか?
 その意味で、原発賠償の前に日本は既に破綻していると言って過言ではないのでは?ある意味日本政府が気楽なのは、借金の大半が国民の資産であることにあぐらをかいており、踏み倒しても、「これだけの借金を重ねてきたのも全ては自民党政権を続けさせてきた国民全員の責任である」として、一億総懺悔すればよい、とでも高をくくっているのではないでしょうか?何せ、無責任国家日本ですから。
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借金を返せない方が悪いのか。返せない借金を貸した方が悪いのか (宗純)
2014-07-05 11:41:23
つぶやき一人さん、私が紹介した記事やコメントを読んでいるとは思えない内容であり、残念です。
家のローンの話は『決して借金の総額だけが問題なのではない』(借金の中身が大問題)との単なる例え話。年収500万円の人が1000万円の借金があっても銀行ローンなら何の問題もないが、サラ金なら即破産です。
払えなくなれば破産するとか、不真面目です。
それは『死んだら、命が無い』といっているのと同じですよ。
正しい答えですが、既にご自分でコメントの後半に書いているので、私が改めて書く必要も無いでしょう。
外国とは違い日本国の借金の中身とは、日本人が苦労して貯めて来た預金類なのです。
日本の借金とは日本人の貯金なので、(国の立場に立って)借金が多いと心配するよりも、
自分たちの貯金(貸した金)を踏み倒される心配をするべきなのです。
『逝きし世の面影』ですが、経済のカテゴリーで、この問題は度々取り上げて精細に解明しています。
関連が薄い、この記事では無くて、『経済の記事』にコメント下さい。

もう一度繰り返しますが、日本の1000兆円の債務ですが、これは『意識的に積み上げられたもの』なのです。
今から20年以上前に日本国の債務残高が100兆円に迫ったころに、今と同じような論議がマスコミにでてきて国を挙げて借金対策(財政再建)に取り組む。
ところが、何故か、日本国が財政再建に真面目に努力すれば努力するほど減るどころか逆に、借金の額が雪だるま式に膨らんで、今では1000兆円。
外国ならデフォルト確実なのですが、日本は逆に円高に苦しんでいるのですから、ここはいったん立ち止まって、何かが可笑しい、何かが間違っていると考えるべきなのです。
日本では、『借金を返せない方が悪いのか。』それとも、『返せない借金を貸したた方が悪いのか』と問われれば根が正直に出来ているので、間違いなく誰でもが、『返せない方が悪い』と考える。
ところが、日本以外の一神教世界のグローバルスタンダードでは、『返せない借金を貸した方が悪い』のです。
有名なシェークスピアのベニスの商人では、貸した方が極悪人と描かれているのですよ。
借金に対する感覚が逆転していて、日本では借金が返せないと責任ヲ感じて自殺する人がいるが、
外国では貸した借金が返ってこないと悲観して自殺する。
では、何故日本国が1000兆円も借金を積み上げたかの謎ですが、そもそも日本の財務省(旧大蔵省)ですが、日本独自の経済政策を行ったから、今のようになったのではなくて、アメリカの指示の通りに忠実に実行した結果ですよ。
日米戦争開戦70週年 未だ終わらない戦争の負の遺産
2011年12月08日 | 軍事、外交
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/e621795a84a035b8d7ab0cca3316b129
日本ですが、アメリカ議会対日要望書に書いてある項目が数年遅れで日本政府の経済改革として実行されているのが現実で、この対日要望書の内容は米大使館のホームページで閲覧が可能です。
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不都合な事実 (桁 喜世二)
2014-07-07 20:05:32
今夕、NHKのラジオに東大のアイソトープ総合センターの所長とか言う教授が出演し、福島県の除染について発言し、これから除染で出てくる放射性のごみをいかにして減容量、減容積化をはかり周囲の環境から完全に隔離して保存をしなければならない、その為の技術開発を行い実用化に成功した物もあり、あるいは現在実証実験を行っている最中の物もある、という意味の事を滔々としゃべって居りましたが、福島第一原発では日々膨大な量の放射性物質が撒き散らかされ、そしてどうやったらそれを止める術が有るのか解らないという「不都合な事実」についての言及は只の一言もありませんでした。
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理想的な公共事業としての冷戦と除染 (宗純)
2014-07-08 14:49:50
桁 喜世二さん、コメント有難うございます。

不況の時に、国家が無理やり公共事業で需要を創り出して資本主義の延命を図ったケインズ政策では、半世紀前の東海道新幹線とか名神高速道路のように、実用性ある公共事業だけでは無くて、
不必要に穴を掘って、また穴を埋め戻しても、『仕事が出来た』だけでも十分に意味があるのですね。
今の東北地方では東日本大震災の復興で、土木業界では仕事が溢れているが、機械設備や人員を増やすことが出来無いので困っているそうです。
今なら目の前に溢れるほど仕事がある。ところが将来にも今と同じ仕事があるとは限らないので、設備も人員も増やしたくても増やせない。
その意味では、放射能の除染とは、永久に終わらない公共事業として、20年ほど前に唐突に終わった『永久に終わらない公共事業』としての冷戦以上に素晴らしい出来上がり。やり始めたら終りが無いのですから、業界にとっては、理想的なのです。
ただ、冷戦と同じ意味で、これ程一般市民にとっては傍迷惑で危険な話も有りません。
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