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『福島第一のセシウム、コンクリと反応か 九大など研究 』 6月27日(月) 朝日新聞デジタル
東京電力福島第一原発事故の発生から4日後に東京都へ降下した放射性セシウムの大半が、ガラス状の微粒子に取り込まれた状態になっていたことが九州大など日米仏の国際チームの研究でわかった。
溶け落ちた核燃料が高温で格納容器の底のコンクリートと反応してできたとみられる。今もよくわかっていない炉心溶融した原子炉内の状況を知る手がかりになりそうだ。
27日、横浜市で開かれる地球化学の国際会議で発表される。
九大の宇都宮聡准教授(環境ナノ物質化学)らは、事故発生4日後の2011年3月15日に都内でフィルターによって採取された放射性降下物を電子顕微鏡などで詳細に分析した。
セシウムの80~89%はガラス状微粒子に取り込まれ、微粒子に含まれないものはほとんどなかった。大きさは1マイクロメートル未満で、放射性物質の濃度は1グラムあたり4400億ベクレルだった。
2200度以上になった溶融燃料と触れたコンクリート由来のケイ素などが、熱せられた後に冷えてガラス状になったとみられる。
格納容器底部まで落ちたことが裏付けられ、廃炉作業の前提となる溶融燃料の位置を知るのに役立つと期待される。宇都宮さんは「微粒子がどう拡散したかの調査も必要だ」と話した。(杉本崇)
6月27日(月)
『ロスト・ワールド』
未曾有の福島第一原発のレベル7の核事故から3年9ヵ月後の世界(2014年12月) 『NHKサイエンスゼロ シリーズ 原発事故(13)謎の放射性粒子を追え!』
安倍晋三のお友達の籾井会長が介入して放送中止にしたNHKのサイエンスZEROが3ヶ月遅れで、1年半前の2014年12月21日の日曜日夜に放送されている。(当時は『アベノミクスの信を問う』との、なんとも不思議な解散・総選挙の直後でマスコミは大騒ぎしていた)
最初の2014年9月21日(土)放送予定時点のNHKの内容説明では、
「セシウム内部被ばくに迫る」サイエンスZERO シリーズ 原発事故(13)
『福島第一原発の事故で大量に放出された放射性物質・セシウム。これまでは放射線量などをもとに調査されていたが、その実際の形態はよく分かっていなかった。しかし、電子顕微鏡を用いた巧みな調査で、セシウムは不溶性の球形粒子として存在するものも多いことが明らかになった。この粒子が肺に入ると、従来想定されていた水溶性粒子に比べて長くとどまるために、内部被ばくの影響が強くなるのではないかと危惧されている。』だった。
ところが、現実のNHKの放送内容(2014年9月21日)は、もっともっと凄まじい。
なるほど!放送中止もむべなるかなと納得する、驚くべき内容だったのである。
今まで知られていた、水溶性の放射能汚染物質が生体内に入っても、100日程度で半減してしまいセシウムの被曝の影響は比較的小さい。
ところが12月21日の『3ヶ月遅れサイエンスZERO』が存在を証明した、水にも熱にも酸にも溶けないガラス化した不溶性セシウムは(食べた場合には排泄されるが)肺胞に入った場合には半永久的に出て行かず、極めて有害なベータ線を出し続けるのである。
水にも熱にも酸にも溶けないガラス化した不溶性の放射性セシウムが、世界で初めて発表されたのが1年半前だが、今回の朝日新聞の報道はもっと恐ろしい。
東京電力福島第一原発事故の発生から4日後(2011年3月15日)に東京都へ降下した放射性セシウムの大半が、ガラス状の微粒子に取り込まれた状態になっていたことが今回明らかになった意味は大きい。
何の害も無い安定した鉱物であるアスベストでも30年後には悪性のがん『中皮腫』になるなら、強力なベータ線を出すガラス化した不溶性放射性セシウムの被害は計り知れない。(波長が非常に短い電磁波であるガンマ線には電離作用があり細胞のDNAを傷つけるが、電荷をもった高速の電子の流れであるベータ線と電磁波では危険性がけた違い)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/43/25c193620ca00680e4fc0dcbb73fb170.jpg)
『圧力容器を突き抜けて格納容器を破壊し土台のコンクリートまで溶かした超高温の核燃料の行方』メルトダウンした核燃料デブリ600トンが行方不明
日本のマスコミの報道では、溶け落ちた核燃料棒が格納容器の底部に行儀よく『留まっている』かのようなイラスト(想像図)を掲載して誤魔化していた。
イランのPars Today Japanese(日本語版)『中国、「日本は福島の事故に関して情報を隠蔽」』と題して、 中国外務省は6月6日『日本は、福島原発の事故の結果に関して十分な情報を提供していない』『詳細な報告と情報を国際社会に提示すべきだ』との声明を出す。
中国外務省報道官は、『日本は意図的にこの事故に関して完全で詳細な情報の提示を控えており、基本的に問題の規模を縮小して見せようとしている』と批判した。
5月23日、アメリカのABCニュースは、『メルトダウンした核燃料デブリ600トンが行方不明』とはっきりと報じていた。
東電の担当責任者である福島第一廃炉推進カンパニープレジデントの増田尚宏東京電力常務は、国内報道とは逆に外国メディアに対しては、溶融した燃料棒を含む塊(デブリ)600トンが『どこにあるか不明だ』と認めている。
溶け落ちた核燃料が『行方不明』(アメリカのABC)だけではなく、イギリスのタイムズ紙は6月13日 『福島第一原発を廃炉するまでに必要な200年間の時間の待機』(Japan faces 200-year wait for Fukushima clean-up)と題して、小野明福島第一原子力発電所長が『福島第一原発を廃炉するには200年以上の時間が必要』と正直に語ったと報じる。(政府や東電の工程表では35年後の2051年までに廃炉するとの超楽観的な計画になっている)
2016年6月13日タイムズ紙(THE TIMES )は、小野所長が『メルトダウンした3基の原子炉を停止するために必要な技術が存在しないし、アイデアを開発する方法がない』とか『飛躍的な技術の進歩がない限り、不可能かもしれない』と、日本人にとっては気の遠くなるような恐ろしすぎる記事を掲載していた。
今回の朝日新聞の、『溶け落ちた核燃料が高温で格納容器の底のコンクリートと反応してできた』水にも熱にも酸にも溶けないガラス化した不溶性の放射性セシウムと、これらの海外報道とがピッタリと対応しいてるのですから怖ろしい。
東京電力福島第一原発事故の発生から4日後に東京都へ降下した放射性セシウムの大半が、ガラス状の微粒子に取り込まれた状態になっていたことが九州大など日米仏の国際チームの研究でわかった。
溶け落ちた核燃料が高温で格納容器の底のコンクリートと反応してできたとみられる。今もよくわかっていない炉心溶融した原子炉内の状況を知る手がかりになりそうだ。
27日、横浜市で開かれる地球化学の国際会議で発表される。
九大の宇都宮聡准教授(環境ナノ物質化学)らは、事故発生4日後の2011年3月15日に都内でフィルターによって採取された放射性降下物を電子顕微鏡などで詳細に分析した。
セシウムの80~89%はガラス状微粒子に取り込まれ、微粒子に含まれないものはほとんどなかった。大きさは1マイクロメートル未満で、放射性物質の濃度は1グラムあたり4400億ベクレルだった。
2200度以上になった溶融燃料と触れたコンクリート由来のケイ素などが、熱せられた後に冷えてガラス状になったとみられる。
格納容器底部まで落ちたことが裏付けられ、廃炉作業の前提となる溶融燃料の位置を知るのに役立つと期待される。宇都宮さんは「微粒子がどう拡散したかの調査も必要だ」と話した。(杉本崇)
6月27日(月)
『ロスト・ワールド』
未曾有の福島第一原発のレベル7の核事故から3年9ヵ月後の世界(2014年12月) 『NHKサイエンスゼロ シリーズ 原発事故(13)謎の放射性粒子を追え!』
安倍晋三のお友達の籾井会長が介入して放送中止にしたNHKのサイエンスZEROが3ヶ月遅れで、1年半前の2014年12月21日の日曜日夜に放送されている。(当時は『アベノミクスの信を問う』との、なんとも不思議な解散・総選挙の直後でマスコミは大騒ぎしていた)
最初の2014年9月21日(土)放送予定時点のNHKの内容説明では、
「セシウム内部被ばくに迫る」サイエンスZERO シリーズ 原発事故(13)
『福島第一原発の事故で大量に放出された放射性物質・セシウム。これまでは放射線量などをもとに調査されていたが、その実際の形態はよく分かっていなかった。しかし、電子顕微鏡を用いた巧みな調査で、セシウムは不溶性の球形粒子として存在するものも多いことが明らかになった。この粒子が肺に入ると、従来想定されていた水溶性粒子に比べて長くとどまるために、内部被ばくの影響が強くなるのではないかと危惧されている。』だった。
ところが、現実のNHKの放送内容(2014年9月21日)は、もっともっと凄まじい。
なるほど!放送中止もむべなるかなと納得する、驚くべき内容だったのである。
今まで知られていた、水溶性の放射能汚染物質が生体内に入っても、100日程度で半減してしまいセシウムの被曝の影響は比較的小さい。
ところが12月21日の『3ヶ月遅れサイエンスZERO』が存在を証明した、水にも熱にも酸にも溶けないガラス化した不溶性セシウムは(食べた場合には排泄されるが)肺胞に入った場合には半永久的に出て行かず、極めて有害なベータ線を出し続けるのである。
水にも熱にも酸にも溶けないガラス化した不溶性の放射性セシウムが、世界で初めて発表されたのが1年半前だが、今回の朝日新聞の報道はもっと恐ろしい。
東京電力福島第一原発事故の発生から4日後(2011年3月15日)に東京都へ降下した放射性セシウムの大半が、ガラス状の微粒子に取り込まれた状態になっていたことが今回明らかになった意味は大きい。
何の害も無い安定した鉱物であるアスベストでも30年後には悪性のがん『中皮腫』になるなら、強力なベータ線を出すガラス化した不溶性放射性セシウムの被害は計り知れない。(波長が非常に短い電磁波であるガンマ線には電離作用があり細胞のDNAを傷つけるが、電荷をもった高速の電子の流れであるベータ線と電磁波では危険性がけた違い)
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『圧力容器を突き抜けて格納容器を破壊し土台のコンクリートまで溶かした超高温の核燃料の行方』メルトダウンした核燃料デブリ600トンが行方不明
日本のマスコミの報道では、溶け落ちた核燃料棒が格納容器の底部に行儀よく『留まっている』かのようなイラスト(想像図)を掲載して誤魔化していた。
イランのPars Today Japanese(日本語版)『中国、「日本は福島の事故に関して情報を隠蔽」』と題して、 中国外務省は6月6日『日本は、福島原発の事故の結果に関して十分な情報を提供していない』『詳細な報告と情報を国際社会に提示すべきだ』との声明を出す。
中国外務省報道官は、『日本は意図的にこの事故に関して完全で詳細な情報の提示を控えており、基本的に問題の規模を縮小して見せようとしている』と批判した。
5月23日、アメリカのABCニュースは、『メルトダウンした核燃料デブリ600トンが行方不明』とはっきりと報じていた。
東電の担当責任者である福島第一廃炉推進カンパニープレジデントの増田尚宏東京電力常務は、国内報道とは逆に外国メディアに対しては、溶融した燃料棒を含む塊(デブリ)600トンが『どこにあるか不明だ』と認めている。
溶け落ちた核燃料が『行方不明』(アメリカのABC)だけではなく、イギリスのタイムズ紙は6月13日 『福島第一原発を廃炉するまでに必要な200年間の時間の待機』(Japan faces 200-year wait for Fukushima clean-up)と題して、小野明福島第一原子力発電所長が『福島第一原発を廃炉するには200年以上の時間が必要』と正直に語ったと報じる。(政府や東電の工程表では35年後の2051年までに廃炉するとの超楽観的な計画になっている)
2016年6月13日タイムズ紙(THE TIMES )は、小野所長が『メルトダウンした3基の原子炉を停止するために必要な技術が存在しないし、アイデアを開発する方法がない』とか『飛躍的な技術の進歩がない限り、不可能かもしれない』と、日本人にとっては気の遠くなるような恐ろしすぎる記事を掲載していた。
今回の朝日新聞の、『溶け落ちた核燃料が高温で格納容器の底のコンクリートと反応してできた』水にも熱にも酸にも溶けないガラス化した不溶性の放射性セシウムと、これらの海外報道とがピッタリと対応しいてるのですから怖ろしい。
ガラス玉に関する新聞報道への分かりやすい解説ありがとうございます。
もう一方の新聞である毎日新聞6月27日東京本社版の「1面トップ」!の記事は、「環境省非公開会合 除染土「管理170年必要」」でした。こちらは170年先の問題なので、私は、朝日新聞の報道のほうが、もっともっと恐ろしいと思います。
朝日新聞の記事の内容の要点は私の理解では次のとおり。
1.九州大など日米仏の国際チームの研究でわかった。
2.27日、横浜市で開かれる地球化学の国際会議で発表される。
3.2011年3月15日採取のセシウムの80~89%はガラス状微粒子に取り込まれ、微粒子に含まれないものはほとんどなかった。大きさは1マイクロメートル未満。
関東地方には、千葉県柏市にナントカ研究所とかいろいろありますが、関東地方の人間にはやはり恐ろしくて発表どころか研究も始められないのでしょう。関東から遠く離れた九州大学や、米国や、フランス他(国際連合チーム)の学者たちの今後の研究に期待するところです。
マスメディアとして、『広く宣伝したい』と思っているニュースの類と、本当は誰にも知らせたくない種類のニュースと、
まったく違っている『ニュース』があるらしいのですよ。
そして今回の朝日のトンデモナク短い記事は、間違いなくマスコミが『本当なら誰も知って欲しくない』と思っているニュース(今まで全員が必死で隠していたタブー中のタブー)なのは確実です。
ガラス化した水にも熱にも酸にも溶けない不溶性セシウムですが、
『原発事故の発生から4日後に東京都へ降下した放射性セシウムの大半』だと書いているが、もしも半分でも真実なら東京はアウトですよ。
『溶け落ちた核燃料が高温で格納容器の底のコンクリートと反応してできたとみられる』とは、原子炉を突き抜けた核燃デブリが地下にめり込んで、行方不明になっているのであり、もはや政府の2051年『廃炉』は夢のまた夢。
たぶん、これは毎日新聞の『170年先』との記事とも無関係ではなくて、ピッタリ連動しているのでしょうが、意味するところはポツダム宣言を連合国に通告した1945年8月11日から8月15日の玉音放送まで続いていた、
『どうか皆さん、日本が敗北している事実を、それとなく分かってくれ』との腹立たしい騙し絵風の偽装記事の一環なのでしょうね。
この日本のマスコミが得意とする『密かに真実の断片を書く』騙し絵構造の偽装記事ですが、71年前と同じで、今回も『最初から分かっている人には裏の意味が分かる』が困ったことに分からない人が読めば、やっぱり誰も分からない。
小児甲状腺がんの爆発的発症で一億総現実逃避に走る日本
2015年09月01日 | 政治
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/34cead91912f2028f9b0f4883844467e
6月27日夕刊のコラム近事片々では、例の170年との環境省の馬鹿話について、
『・・・法定の安全基準の80倍でも再利用化との結論導く。でも、議論の主題が安全性ではなく、「二重基準隠し」だったとしたら?』と一番大事なことを指摘していた。
今までの法令ではキロ当たり100ベクレル以上の汚染物はドラム缶に詰めて国が責任を持って処分するまで、厳重に管理する必要があったのですよ。100ベクレル以下は現場で処分してもよい低レベル放射性汚染物。
ところが5年前のフクシマのレベル7の核事故後には、その低レベル汚染物であるキロ当たり100ベクレル以下を『食べても安全な食品だ』と言い出した。
到底正気の話ではありません。
丸山環境大臣が放射性汚染物質の安全基準値を突然80倍のキロ8000ベクレルにしたのは、ある意味では当然だったのですよ。
日本国ですが、なんと今まで食べ物と放射能のゴミとが同じ基準(キロ100ベクレル)で済ましていたのですが、人権も民主主義も無い。無茶苦茶にしても酷すぎる。
トモダチ作戦の米兵の放射能被害に泣く小泉純一郎
2016年05月19日 | 放射能と情報操作
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/182c533a5b060786892e834eb1c475ed
原子力空母ロナルド・レーガンは福島第一原発から230キロ離れた地点で数時間放射性プルームに曝されただけなのですが、
米兵たちの要求額は一人当たり1000万ドル(11億円)ですよ。
数千万人の日本人は数時間どころか、5年以上もフクシマの汚染地域に留まったままなのですから無茶苦茶にも程がある。人数が多すぎて逃げる場所が無いというよりも、やはり政府の一番の関心が『パニックを起こさない』ことだけが最優先され、人命が疎かにされているのでしょう。
久しぶりに放送のお知らせです。
今日NHK総合午後10時から放送されるそうです。
http://www.nhk.or.jp/gendai/schedule/
原発事故から6年 未知の放射性粒子に迫る
(以下は番組紹介の引用です。)
福島第一原発事故の際、過去の事故では見つかっていないタイプの放射性粒子が放出されていたことが明らかになった。大きさは1/1000ミリ以下から0.5ミリほど。微細なガラス玉に放射性セシウムが閉じ込められている。水に溶けないため、体内や環境中に長期間、残留する懸念がある。従来、考えられてきた放射性セシウムとは影響が異なる可能性があるという。「さらなる研究が必要」としつつ、研究者たちは、今、分かっていることを伝えようしている。未知の放射性粒子とは、どのようなものなのか?影響と対策は?探っていく。
およそ世の中は、過去に起らなかったことがこれから起こるということが「ごく普通」です。
当たらない当たらないと唱えれば鉄砲の弾や放射線に当たらないで済めばよいのですが、日本国公務員以外はそれでは済まないでしょう。