このシーズン初めて、称名坂(大日岳登山道のこと)を上がった。
09:00 称名滝駐車場を出発。
平日の駐車場はガラガラです。
称名滝までの遊歩道は、きれいに整備されていた。
昨年よりも長く土嚢を積んで、落石時の安全を確保してある。
09:13 大日岳登山口。
昨年までなかった、バス時間を書いた掲示板が立っていました。
登山道にはいるといきなり雪が残っていた。
10メートルほど雪の上を歩くが、傾いていないので緊張はしない。
雪の上には、今日の踏み跡が、一人分残っている。
鉄の橋のちょっと上では、昨年なかった岩が、登山道をふさいでいた。
いつもシーズンの初めは、倒木や浮き石がたくさん落ちている。
そういうものを片付けながら登るのが、この時期のじじの仕事(?)です。
たとえば、太い腐った丸太や、折れた枝がころがっています。
それを横に動かして、登山道をあけていきます。
鉄の橋を渡ってからしばらく進むと、最後まで残る雪渓を渡る。
谷に向かって傾いているので、ちょっと緊張する。
もうだいぶん小さくなっていて、5メートルくらいのトラバースですんだ。、
谷の反対側に、八郎坂が見える。
八郎坂は北側の斜面にあるので、こちら側よりは雪解けが遅い。
八郎坂の登り口にはバリケードがあって通行禁止です。
ときどきバリケードをやぶって上っていく人がいるようですが、これだけ雪が残っていると危険でしょう。
岩なだれのあとがありました。
落石は春先の雪解けにともなって落ちてくるものが多いようですが、
夏でもときどき落石の跡を見ることがあります。
山登りに絶対に安全、というものはありません。
もちろん、多少の危険があるからおもしろいのですが。。
登山道のあちらこちらに、ポツポツ咲いている花が、目を楽しませる。
称名坂の難所、七曲がりの階段。
雪でとことどころいたんでいた。
10:05 猿ヶ馬場に到着。
水飲み休憩をします。
登山道の倒木を片付けながらゆっくり登ってきたので、疲労感が少ない。
牛ノ首まで行くことにした。
牛ノ首の崩落地にできた登山道を、下から見渡すことができるのは、雪解けのこの時期だけだ。
もう少し時期がすすむと、雑草が茂って隠れてしまう。
このあたりに群生する二輪草が咲き始めていた。
牛ノ首の上の方は、地盤が下がって登山道が傾いていた。
すべって落ちないように気をつけよう。
牛ノ首の尾根まで30メートルというところで、雪渓が残っていた。
傾きのきついところにある雪渓で、行きはなんとか登れても、帰りは滑り落ちるかも知れない。
10:30 いさぎよく撤収!。
下り始めたところに、男性が一人あがってきた。
雪渓のことを話すと、「そりゃ無理はできないね、僕も雪渓を見て帰ろう」と、上に登って行った。
これでじじよりも上には、2人いることになる。
今日のメガネは事務用の遠近両用だ。
じじのように白内障の手術で人工レンズをいれていると、遠近両用メガネはとても便利なのだが、下り坂の足元にはピントが合いにくい。
階段を踏み外さないように、ゆっくり慎重に下りる。
下を見て歩いていたら、カタクリの花が目に入った。
後ろから、先ほど牛ノ首で出会った男性が追いついてきた。
「あの雪渓は登ったらダメですね。」
「青くて大きな花を見つけた」と、撮った写真を見せてくれた。
「ああ、この時期に運が良いと見られる有名な花です。名前は・・・なんだっけ?」(笑)
最近ボケてきたのか、花の名前をド忘れしてしまった。
でも家の花(嫁はん)の名前は覚えているから生活には困らない(ヨイショ!)。
男性に先に行ってもらい、じじは花の名前を思い出しながらゆっくりと歩いた。。
「白銀・・・青・・・」断片的な記憶を引き出していく。
思いだした!。
「シラネアオイ」だ!。
11:30 大日岳登山口に帰着。
時間があるので、称名滝を見に行った。
滝壺はあつい雪に埋まっている。
展望台のベンチで、花の写真を見せてくれた男性が休憩していたので、
「シラネアオイですよ。」と伝えた。
12:10 駐車場に帰着。
汚れたズボンを履き替えて、家に帰った。
今日は青い空に迎えられて、とても楽しい登山になった。
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う~ん、まだ牛ノ首までは危険そうですね。
もう少し待ってからの方がよさそうだ。
報告有り難うございました!
登山道が歩きやすくなっているのが分かり、
感謝です。
いつも登るのに必死な私ですが、
これからはじじさまに習って障害物などをよかすなど、意識して歩きます。
ありがとうございます。
牛ノ首の残雪は、度胸があって高所恐怖症でなければ超えられたかもしれませんが、
僕は両方ともダメなので、いさぎよく引き返しました。
2週間もすれば、牛ノ首の尾根まで上がれると思いますが、
雑穀谷がわに残る雪渓のトラバースは、また恐怖です。
やっぱり6月に入らないとムリかなぁ。
大日登山道にはさんざんお世話になっているので、軽い恩返しのつもりで枯れ枝を取り除いています。
登りで片付けると、自分が下りるときにも少しは安全ですし。
今年も安全に山を楽しみたいです。