１０月３１日(木) 黒部湖、立山室堂

朝６時に立山駅に着いた。
誰もいない。。。



結局、６：２０になってキップ売り場が開いたときに、
お客はじじひとりで、窓口には３人のキップ販売のお嬢さんが座っていた。


今日は黒部湖へ行く。
このシーズン、１１月３０日まで有効の、立山駅と黒部湖の片道乗車券を２枚もらったのだ。



来週になるとアルペンルートは冬時間になり、時間が短くなる。
それで今日行くことにしたのだ。

７：００始発のケーブルカーは、２０人～３０人くらい。
この少ない乗客なのに、美女平駅からは、臨時便の高原バスを出すという。

理由を聞いたら、室堂に早めにバスを上げたいから、だそうだ。
なんて運が良いのだろう。

いつものように、高原バスには一番乗り！。
あとから来た若者３人が、右側に座ろうとするから、「左が良いよ。見る物は全て左側。」と教えてあげた。

道が凍結しているせいか、高原バスはいつもよりゆっくりと走る。

普段なら停まって見せてくれるソウメン滝では、「凍結のため停まりません」と、アナウンスがあった。

天狗平から剱が見えた。



室堂では外を歩かずに、そのままトロリーバスに乗り、黒部湖に向かった。

９：１５　黒部湖に到着。



放水は終わっていて、見るところがあまりない。



展望台まで歩いて往復して、小１時間で室堂へ引き返した。

黒部平ではロープウェイまで時間があったので、外に出てみた。

葉を落としたナナカマドに、きれいな実が付いている。



すれ違うロープウェイ。
ちなみにロープウェイの速度は、時速１8キロ。すれ違いは、１８×２＝３６キロだそうだ。



１１：００　室堂に到着。
快晴！。



登山客はほとんどおらず、団体の観光客が目立つ。

時間も時間だし、一の越まで行ってみようと、歩き出した。



途中で、見覚えのある３人の若者が下りてきた。
朝、高原バスで声をかけた若者達だ。



富山の、さわやかな若者達。
一の越から雄山の手前まで上ったが、凍結が激しくて引き返したそうだ。

あ、書き忘れていたが、じじの履き物は、このシーズン定番の長靴。
リュックの中には、軽アイゼンを忍ばせていたが、使うことはなかった。



あと２０分くらいで一の越。天気は良い。




このあと、若い女性が下りてきた。
服装や道具は、見るからに隙のない山ガールだ。
話をしてみたら、一の越から浄土へ行こうとしたら、雪が深くて行けなかった。と。

「どこから来られたの」、と聞いたら、「ミクリガから。」
ミクリガ？？？。
ミクリガ池温泉の従業員さんでした。


一の越の手前から、ガスが上がって来て・・・
１２：００　一の越山荘前に到着。白く霞んで見通しがきかない。



雄山の坂も、上が見えない。




さあ、引き返そう。
休憩もそこそこに坂を下り始めたら、ガスが晴れてきた。



まあ、しかたないなぁ。
山は老獪だが悪気はない。。

１１月にスキーを楽しめる浄土山は、すこし雪がかぶった程度。



室堂山荘あたりまで下りたときには、雄山が再びはっきりと見えるようになった。



まだ、帰るには早いので、室堂を散策。

ミドリガ池から見た雄山。



えんま台から見た奥大日は、まだ地面が出ています。



ミクリガ池温泉付近も、雪は少ないです。地熱の影響でしょうかね？。



１３：３０くらいになると、観光客も少なくなってきました。



雲も目立ってきたし、じじも帰ることにしよう。

高原バスでは、ずっと眠り姫になっていました。

立山ケーブルカーの紅葉は、盛りを過ぎた頃でしょうか。



楽しい一日になった。

さあ、明日は仕事に勤しもう。