今日の嫁はんはお仕事なので、じじ一人で大日へ行った。
登山道具をそろえながら、アイゼンは必要か?、簡易アイゼンでもいいか?、とさんざん悩んだ末、簡易アイゼンを持った。
6月中旬は、牛の首は、シラネアオイの季節。
たくさん咲いていました。
気になっていた、牛の首の稜線に残る雪渓は、全部消えていました。
大日平に上がってからも、雪はぜんぜんなく、簡易アイゼンは全くの空振りだった。
大日平山荘が近づいたころ。。。
ミステリー、消えた木道。(笑)
gappaさんが請け負っておられる、木道交換の準備が進んでいた。
雪解けの時期を気にされておられたが、工事に合わせるように雪は見事に溶けた。
大日平山荘は、まだしっかりと戸締まりがされていた。
大日平山荘のHPによると、9月5日に50人の予約が入っているそうだ。
マスターとアルバイト君だけで、こなせるのかと、ちょっと心配になる。
さて、ここからどうしようかと考えて、2000メートルの水場まで行くことにした。
大日岳の景色は、大日平山荘を過ぎてからがよく見える。
大日岳はまだたくさんの雪模様が残っている。
もう少し溶けると、X(エックス)模様が良くわかるのだ。
大日平山荘から大日岳に行くときに横切る、2つの沢は、両方とも雪が残っていた。
特に手前の小さな沢は、雪がドームになっていて、うまく越えないと、ドボン。
苦手な雪渓に足を取られながら、2000メートルの水場のちょい上あたりに到着。
ちょうどXの交差点にあたる。
先行者の3人が、立ち話をされていた。
左の女性は、山頂近くまで登って、下山の途中。(早い!)
左側を直登されたらしいので、最後のハイマツを越えられなかったのかもしれない。
右の男性二人は、少し進んで、結局は下山されたらしい。
大日平を見下ろす。
雪のある今は、平がきれいに見下ろせるが、夏になると茂みで見えなくなる。
この景色を見られただけで、今日は十分。
山は自分が納得できたところが山頂だ。
じじもここで引き返すコトにした。
帰りは、大日平山荘で水飲み休憩をして、そのまま称名に下りた。
途中14時頃に、牛の首の崩落地で、子供を連れた4人家族に
「大日平らはあとどれくらいですか?」
と聞かれたので、
「(平の端っこまで)1時間くらい」
と答えた。
別れてから冷静に振り返ってみた。
14時と言えば、朝に登った登山者が、下山をしている時刻だ。
このご家族は「登山」の道具は持っていなかったようだ。
たまたま称名にきたら、面白そうな道があるから登って来た、という雰囲気。
時間計算をしてみたら、登りに1時間、そこで引き返したとして下りに2時間、さらに駐車場まで15分。
小学校低学年くらいの子供を連れて、駐車場に17時戻りでは、リスクは大きかろう。
それを説明して、下山をすすめたら良かったのではないかと、思った。
そういうわけで、これからはお節介ジジになって、観光客風の方には下山をすすめよう。
【大日平小屋を過ぎて最初の沢】
小さいほうの沢の写真。
流れは右から左ですが、まだ雪に覆われて、水の流れは見えませんでした。
しかしよく牛ノ首まで歩きましたね。
途中で引き返してくれればいいのですが・・・
ほんとうに気になります。
ご本人達は登山とは思ってらっしゃらないようでした。
立派な登山コースなんですけど。。
安全に変えられたことを期待しています。
最後に写真を追加しました。
沢はまだ雪に覆われて、どれくらい流れているか見えませんでした。
さらに向こうにある大きな沢は、盛大に流れていました。
2000メートルの水場は。雪の下で、音だけが聞こえました。
下からスノーボードを手に持って、もう片方の手にはデッカイビニール袋にスノーボード靴を持って、
小さいザックからは開いたままの三脚の脚が飛び出して、
雪の上を四苦八苦して登っている方を見かけたことがあります。
一歩踏み出してはずり落ち、一歩踏み出しては、
「こんなはずじゃない!」「ちくしょうちくしょう!」
と小言でブツブツ念仏のように唱えておられました。
余りにもたどたどしい足取りと、14時を過ぎてなお牛首から更に登ろうとしてる彼に、
「この時間からこれ以上登っても、小屋もやってないし危険だよ」と促したんですが、
滝汗の顔で睨ん付けられたので、ホッカッテきました。
当人は、マボロシでもでも見たのかなぁ。。。(爆)
まだ雪のある時期に、14時過ぎて牛の首では、帰りは暗くなってるでしょうに。
もしかしたら幹事長のブログを見て、「こんな撮影があったのか!」と、
三脚をもって上がってこられたのかもしれませんぞ。(爆)
もう子供たちをつれて大日平まで行けそうですね♪
お天気とにらめっこで
帰省前に1度登りに行きたいです( ^ω^ )
はい、大日平まで雪渓は全て消えたので、普通に大丈夫です。
じじよりは、お子様達のほうがよっぽど早いのじゃないかと思います。
北海道は梅雨が無くていいですね。
また行きたいです。