ようこそ
今日は、予定していた福知山の友人を見舞う為に、朝から出発しました。家内から一人で運転して行くのは、良くないので付き添うと言われたのですが、片道60キロ程の道のりだったので、一人で行くことにした
最初は、福知山の彼の自宅に伺うよていだったが、昨日の電話で今日は運転免許の更新で、午前中は出かけるとの事。「出かけられるくらい元気なのだ」と安心して、講習後に昼食をする約束をしていた。
お昼前に指定の場所に到着し、待つこと15分。やっと電話も繋がり、待ち合わせ場所を特定した。 何と私の直ぐ先の場所に車を停めていたようだが、余りの容姿の変化に驚いた。 確かにここ10年ほどは、会っていなかったが、闘病生活の為か、会っても分からない位に、変わってしまったのかと悲しくなった。
まるで別人の様な出で立ちだ 奥さまも同伴で更新に付き合われていたが、本当にビックリした。 酸素吸入器を持ちながら、話す様は病の大きさを物語る 顔は青白く覇気もない。 おまけに酷く痩せてやつれている。 気の毒で、思わず涙が出た。 私も他人の事は言えない大病だが、彼に比べればましな方である。
彼が言った 「昨日は、せっかく約束して来てもらったが、今日は体調が悪く、付き合えない」 そう言う彼の目からは、涙がこぼれ落ちていた。 彼の性格も良く知っているが、そんな事を口が裂けても言うタイプではないが、よほどに体調が悪かったのだろう それは、見ていても分かるくらいの状況だった。
僅か3分ほどの会話であったが、思いは伝わったと思っている。 「今度は自分が行く」 と言っていたが、回復するとは思えない。 私も奥さまからねぎらいの言葉をもらい、心配してもらっている事を、ひしひしと感じた
最後に、お互い握手を交わしたが、お互い涙目である 握った手を離す事が出来ない 必ずの再開を約束し、岐路に付いたが、本当に余りの変貌ぶり驚いた。 これでは、「年賀状も電話も無理だな」と思えるほどであった。
何とか頑張ってもらいたいが、私の体験からも、そんな事は簡単に言える事ではない。 お互い何でこんな事になってしまったのだろう 悔やんでも仕方がない。前を向いて穏やかに日々を送る事だ。
また、必ず会いに行くからね
では又ね
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