人生晴れたり曇ったり

「辛酸を嘗めた私の闘病日記」2年半の闘病生活の峠を越え、その後の元気な日常を画像を加えながら不定期ですが書いています。

闘病日記 (5) いよいよ入院へ

2021年10月16日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

激痛は続いているが、待ちに待った5日目の21日。いよいよ診察の当日を迎えた。本当に辛くて長い長い4日間であったが、ようやく診察をしてもらえる。激痛も忘れるくらいの喜びであった。

結局はこの日も寝付く事は出来なかったが、それも過去の事だ診察の事もあるが、久しぶりに便意をもよおしたので、妻にオマルのようなものを準備してもらい、寝たままで少しだが排便もして、準備を整えた。

9時15分には、長女と次男がクリニックへの移動の手助けに来てくれた。すると隣に住む弟も駆けつけてくれ、一緒に車に抱きかかえて運んでくれた。弟も、それどころでは事が起きている最中の事。「ありがとう」。その間も激痛が走り、休み休みの移動で、わずか10メートルの移動に15分くらいもかかってしまったが、結局は一人で抱えて、おぶってもらう方が痛みが少なく、次男にお願いをした。次男は体も大きく力も強い。あらかじめ準備していた妻の軽のワンボックスの後席をたおして、寝たまま移動する事になっていた。ようやく車に担ぎ込まれて、次男の運転で休めなかった長男を迎えに会社に向かった。妻と長女は長女の車で後追いをしてくれている。

移動の間も車が揺れると激痛が走る。後続の車の方には、ご迷惑をかけて申し訳なく思っているが、スピードダウンでようやく会社に到着。長男も待ち構えていていてくれ、妻と子供3人で会社の近くの整形外科クリニックに向かった。

クリニックの駐車場からは、車いすを準備してもらったが、痛くて、痛くてたまらない。待合室の床に寝そべって待機したが、結局は妻と長女の二人が診察室に呼ばれて、病状の説明を聞いてくれた。私の様子を見て診察も無理と判断されたようで、紹介状を預かり、豊岡病院へと向かう事になった。その間も多くの看護士さんの手助けを受けて感謝している。其の内の一人が、長男の嫁の従妹さんだ。ありがたい事であるが、痛みが治まったわけではない。

豊岡病院に到着すると、長男が病院と交渉してくれて、ストレッチャーを借りてきてくれた。車に横づけにしたストレッチャーへは、長男と次男で移動させてくれて、痛いながらもスムーズに移動する事が出来た。妻も子供たちも心配そうに見守っていてくれる。「何と心強い事か」

豊岡病院の整形外科の待合室で待つことに。いよいよ私の順番が来たようだ。既にクリニックからの要請が届いているのか、比較的早くに順番が回ってきた。ストレッチャーから病院の移動式のベットに移り、診察を受けた。この時は妻と子供3人が一緒に病状説明を聞いてくれた。主治医の先生から「手術をしますかしませんか」との問いがあり、私は即座に「手術でお願いします」と答えた。先生から「えっ手術ですか」「ハイ、手術でお願いします」と答えると、少々驚かれていたようだ。普通は手術では無い方法の治療を選択されるようだ。なかなかワイルドな先生のように見受けられたが、親しみやすそうな先生である。「手術は怖くないですか」と言われたので、「ハイ、何度も経験していますので、怖くはないです。とにかくこの痛みを取ってほしいです」と答えると、過去の治療のカルテの病歴を見て、「すごい病歴で、すごい手術の経験をされていますね。これらに比べると些細な手術です」と苦笑いをされた。

MRIのデーターが足りずに、緊急に撮影する事になり、尿検査、血液検査、PCR検査を受けて、再度診察室へ。その間の移動も検査も全てベットに寝たきりで非常に助かった。

結局、私の入院のお願いまでに、即 入院と決まり個室の病室へ案内された。書類は妻と長女が代筆してくれて、助かったが、子供たち3人はここまでで、コロナの関係から病室までは入れないそうだ。妻だけは、面会者のカードを受け取り病室まで付き添ってくれた。子供たち3人に「ありがとう。もう大丈夫だ」と言うと、長女から「お父さん、それが一番心配。あんたは危険人物だから、静かに看護士さんの言うことを聞いて、おとなしくね」と嫌味を言われる始末だが、本当に子どもたちが、近くにいてくれて助かった。感謝、感謝である。

しかし、喜んでばかりは居られない。手術室が予約で一杯で、10月1日の手術と決まった。まだ、10日間もの時間が必要だ。しかし、入院3日目には、「とりあえずブロック注射を打ちますので、痛みは和らぐと思います「」との事で期待をした。

痛みは相変わらずだが、痛み止めの薬も服用して、何となく和らいだような気もする。病院に入院していると言う安心感からかも知れない。これで激痛が襲っても、心強いナースコールがある。何より定期的に様子を見に来て貰えるだけでも安心感がある。

妻の顔にも安堵の表情が見て取れる。5日間も眠れずに不安な日々を共に過ごしてくれた事に感謝している。妻も安堵だが、私も妻を案じる事から解放される。待ちに待った瞬間だ。「あぁ、長かったなぁ」コロナの関係で、次の面会は来週の木曜日らしい。病室のフロアごとに、面会の曜日が決められているようだ。火曜日に入院したが、先週の水曜日に西宮市の兵庫医科大学病院へ定期検査に行っていた関係で、2週間の隔離となるようだ。同じ兵庫県だが、京阪神地区での行動は、そのような決まりになっているようだ。

夕方には、妻をベットから見送って、感謝を伝えた。次に会えるのは10日後だ。ありがとう

入院も手術も慣れている。安心からか眠たくなってきた。「あぁ、辛かったが、やっと安心した場所にたどり着けた」

皆さん、ありがとうございました。

では又ね

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