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考古学と映画5(訂正、訂正♪)

2002年01月17日 | 日記
 『卑弥呼』何気なく探しているのに見つからない。これは本格的に探さなくては。
 私は映画を見たことありませんが、卑弥呼って言うとどんな人を思い浮かべるだろう。白いひらひらした衣装を身につけ頭に怪しげな草の冠なんかをかぶって、首には色とりどりの首飾りをつけている姿とか?いろんな卑弥呼マンガを見てきましたけど、だいたいこんなものですよね。映画もそうなのかな?
 では一体これが本当の卑弥呼の姿なのかというとそういうわけでもありません。(そりゃそうだ)唯一、卑弥呼の記述がある『魏志倭人伝』にもそんなことは書いてありませんね。当然のことながら、後世の人の想像なんです。
 今、これに似たことが考古学界で問題になっています。
 縄文時代を思い浮かべてくださいと言った時に家でドングリとか煮てるお母さんと、よし行ってくるぜとばかりに野山へ鹿さんを狩りに行くお父さんとその子供たち、の図を思い浮かべる人は多いと思います。この図はどこから出てきたのでしょう。
 だってその当時女が家を守り男が狩りをするって誰か見てきたの?もしかしたら逆かもしれないじゃない!(ちょっと言い過ぎ)
 考古学では再現しきれない細かい生活は検証を重ねたあとに描かれなければいけません。
 卑弥呼の衣装ぐらいなら別にそれほどの社会的影響はありませんが(当たり前じゃん)男女の社会的役割については今いろいろ問題になっていますから、できるだけ正確に、こういうものだという先入観を作っちゃいけないんですね。(その通り!)
 映画にも同じことが言えると思いますよ!いえ、卑弥呼の話でもインディーの話でもなくて『パール・ハーバー』の話なんですけどね。それはそのうち。予告すると自分の首しめるからもうしない♪
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考古学と映画4(最初は映画紹介)

2002年01月17日 | 日記
 前回、邪馬台国に関する映画もあるとかえらそうなことを言いながら、実は見たことなっかた私。写真では見たことあるんですけどね。『卑弥呼』という題名で監督は篠田正浩、主演は岩下志麻です。(この情報はCAFEで映画サークルをやっていらっしゃる、moonstoneさんかが教えてくださいました)
 さて、邪馬台国最大のなぞはその場所にあります。いったい邪馬台国はどこにあったのか。
諸説ありますが(なんだかご自分の出身地を推される方が多いみたい?)一番最有力候補はいわずと知れた九州説と大和説です。映画紹介サイトの情報によればこの『卑弥呼』という映画では場所については深く追求していないみたいですね。やっぱり各説の支持者のことを考えたのでしょうか。考古学界ではT大学は九州説、K大学は大和説と決まっているそうですよ。私は不勉強なので正確には判断することができませんが、大和説だと思っています(私って本当に考古学専攻専攻してるのか?まだまだ勉強が足りません)
 なんだかつまらない話になってしまいました。まだ映画を見ていないので。次回は歴史映画の中の時代考証について、考古学の視点から『卑弥呼』を中心にって感じかな。いったい卑弥呼像ってどこからでてきたの?ということに関して書いてみます。極力面白くするように努力しよう。(予告すると勉強せざるを得なくっていいかも)
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