最後の旅を始めよう

-黒の英雄譚・零-

【創作都市伝説】昆虫食は反重力技術の礎

2023年12月19日 | その他
このシリーズは、オリジナル都市伝説を創作してしまおうという試みです。

第一回目のテーマは、
 『昆虫食が反重力技術の礎となっている!』
・・・です。

何を言っているんだ?と思われるかも知れませんが、
実はこれが意外にも、とあるキーワード一つで繋がってしまうのですよね。

そのキーワードとは・・・
「強誘電体」です!

都市伝説マニアの方なら、一度は聞いた事があるかも知れませんが
昆虫学者ヴィクトル・S・グレベニコフ教授がある昆虫のキチン質から反重力効果を発見し、
それを使って反重力プラットフォームを作り出し1500kmで空を飛びまわったとか・・・

まあ、この話は信憑性に欠けるとして、創作だという認識が定説になっておりますが・・・
今からやろうとしている事は創作都市伝説ですからね。
「バケモンにはバケモンをぶつけんだよ!」の精神で、創作には創作をぶつけようと思います。

実際に、昆虫の羽根には「強誘電体」という性質を持つ事が確認されているのだとか。
本来、電力の恩恵を受ける為には「電界」といって電気の流れる回路が必要になるのですが、
「強誘電体」は「電界」が無くても電力の恩恵が受けられるのそうです。

実際に、カブトムシの様な重い甲虫が
あの羽根だけで飛べる原理は、実は解っていないそうですからね。
羽根に蓄えた電力で、地球の磁場に反発する電極を作り出して飛んでいるという可能性も
充分に有り得そうな話です。

ピラミッド建設に反重力技術が使われていたなんて都市伝説もありますが、
古代エジプトでは、スカラベという甲虫が神格化されている事を考えると
案外、このスカラベから反重力素材を製造していた可能性もあるかも知れません。
古代に車輪が無かったのは、そもそも「必要が無かった」からとも考えられますよね。


さて、この反重力技術が、もし本当に存在するとしたら・・・

その製造に必要となるのが、大規模な昆虫育成のプラントになります。
そう、ここで昆虫食と繋がる訳です。

昨今、注目を浴びるコオロギの食用化ですが
これ、実は・・・結構不可解な点が多いのですよね・・・

まず、コオロギは食用にはあまり向いていないという事。
とにかく、コオロギは育成のコストパフォーマンスが悪いのです。
すぐ共食いしますし、成虫になると鳴くので騒音問題にも発展します。

それなら、蚕の方が断然コストパフォーマンスが良いと思います。
特に蚕なら絹も採れますし、蛹は、食用だけでなく、肥料や飼料にも使え
最近では、バイオマス燃料にする研究も進んでいるそうですので、
かなり可能性の高い分野だと思います。

にもかかわらず、コオロギを押す理由とは何なのでしょうか?


という訳で、ここからが創作都市伝説です。

反重力システムの開発には、多くの昆虫の羽根が必要な為、
極秘に出来ない規模の巨大育成プラントが必要であった。
その為、表向きは食用という名目で、将来の水不足を理由に
世界中で飼育を推奨し、産業廃棄物となる羽根を利用する計画を立てた。

・・・という感じですかね。
蚕の蛹では、羽根は採集出来ませんからね。

ただ、ここで、生じる矛盾があるのですが、
この場合、最も効率良く羽根を得るのであれば
コオロギよりもゴキブリの方が、効率が良いというところなのですよね・・・

特にデュビアなら、
過密飼育でも共食いせず、温度管理も必要無く、餌もなんでも食べるという
コスパ最強生物ですからね。

実は、コオロギと偽ってゴキブリを養殖している可能性もあるのですかね?
粉にしてしまえば判別は不能でしょうし・・・
まあ、それこそ都市伝説ですかね?

コオロギで慣らしておいてからゴキブリへ移行する計画とかの方が現実的でしょうか。

まあ、ゴキブリは毒をもっている訳でも無いですし
自然界では、動物の死骸を食べる掃除屋としての役割や、多くの生き物の餌としての役割も果たす
むしろ益虫といっても良い仕事をする虫でもありますからね。

ゴキブリが嫌煙される主な原因である雑菌の媒介も
清潔な生育環境で飼育されているのであれば全く問題無いですし、
今後の人類は、ゴキブリにお世話に成る方向性に行くのかもしれませんね。

実は、古来からゴキブリも昆虫も、けっこう食べる習慣があったものなので、
むしろ、近年の虫への嫌悪っぷりの方が異常とも言えるのかもしれませんね。


・・・反重力の技術を一般人から遠ざける為に、昆虫食の印象を下げていた・・・
まあ、それこそ都市伝説ですかね?
コメント
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