最後の旅を始めよう

-黒の英雄譚・零-

『5Gは怖くない』

2021年01月28日 | ツレズレ日記
昨日の「5G」の補足ですが、
これを言い忘れていたので、最後にこれだけ言わせて下さい。

「5Gというのは、あくまでもツールです」という事です。

大容量データのやりとりが早くなる。
そんな、とてもシンプルなツールなのです。


そして、頭の良い人達は、
このツールの有意義な使い方を、もう色々と考えて
行動を始めているという話なのです。


日本は、今一歩、出遅れてしまっている訳ですが、
しかし、アイデアでイノベーションを起こしてきた国でもあります。

「ゴジラ」も、そうですよね。
当時、クレイアニメーションが主流であった特撮界に対して
“着ぐるみ”というアイデアで、
非常にリアルに動く怪獣の映像を見せつけた訳です。

資金も、時間も、技術も、無い中だとしても、
「アイデア」でその差を覆して、対抗してきた訳ですよ。

ゲーム業界でも「ガチャ」という日本人の生み出したシステムが
世界のゲームのマーケティングを変えてしまった訳です。


この「5G」も、アイデア次第で
まだまだ、様々な可能性が残っていると思います。



ちなみに・・・
これは、余談ですが、

もしも「5G」が更に進化を遂げて、世界中何処でも
タイムラグ無しに通信が可能に成るとしたら。

「永久凍土」の地価が、
跳ね上がるのではないかと思います。

まあ、考えてもみて下さい。
「5G」社会になれば、デバイスはCPUを必要としなくなる訳ですよ。
演算関連は、全て外部サーバーに任せれば良いので、
コストも、重さも、更にコンパクトになると考えられます。

では、その“サーバー”は何処に置くのが理想的でしょうか?

距離において通信速度を考えなくて良いのであれば
なるべく気温が低くて安い土地が理想的であると言えます。
そう、「永久凍土」となる訳ですよ。

今までは、住むにも、農耕にも、不向きで
見向きもされていなかった土地の価値が、
ここへ来て、180度変わるかも知れないのです。

面白いですよね。
これが本当のイノベーションというヤツですよ。


さて、ここで、
世界一、この「永久凍土」を持つ国は、何処だか知っておりますか?

そう、ロシア です。

シェールガス革命 以降、その勢力をすっかり落としてしまい、
アメリカも、中国の方をライバル視で、全然、眼中に無い・・・
そんな感じで、勢いを失ってしまっているロシアですが、

ここで、また、盛り返すかも知れない訳です。

天然資源も豊富な上、発電技術も高いので
電力供給には、まず困らないでしょうし、

各国が、こぞってサーバー基地を作り始めたとしたら、
一気に活気を取り戻す事でしょう。

いや、
むしろ、国が、国家プロジェクトとして、巨大なサーバー基地を作り、
そのレンタルサービスを、全世界に向けてサブスクで行ったとしたら…

史上初の「税金の要らない国」が出来上がるかもしれません。

もしそうなったら、ITベンチャーは、こぞってロシアを目指し、
連鎖的に、新技術が生まれる続けるでしょう。
なんという、インフレスパイラル!
正に「イノベーションのバーゲンセールやぁ!」となる訳です。

サイバー冷戦、一人勝ちです。
(それも冷の力で)

不思議なものですね。
凍らない港を目指していた国が、最後に得た港は。
けして凍る事の無い、サーバーのポートだったというオチですよ。

お後がよろしいようで。
m(_ _)m
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『5Gの怪談』

2021年01月27日 | ツレズレ日記
5G時代の当来で「世界が一変する」と騒がれている昨今ですが、

果たして、これ、
本当に、そんな劇的な変わり方なんて、するのでしょうか?

技術的には「大容量データのやりとりが凄く早くなる」というだけの話ですし、
傍から見ると、状況に対して世の中が騒ぎ過ぎな様にも思えます。

例えるなら、あの「ノストラダムスの大予言」みたいに、
偶像崇拝に社会全体が踊らされている、そんな状況なのではないでしょうか。



そう思って、少し調べてみたのですが・・・


・・・どうやら、本当に凄い事になるみたいです。


特に、この5Gは
「IoT技術」との親和性が、非常に高いそうで、
分かり易いところで例えるなら、

「自動運転技術」

これが正に、
5Gを使う事で実現が一気に加速するそうです。

今までは、個々の車がスタンドアローン状態で、
個別に計算して運転していたものが、
5Gを使う事で、それをオンライン化する事が可能になります。

それにより、
車に積めない様な、大容量コンピュータで計算出来る様になり、
その上、多くの車が得る情報を一曲集中させる事で
より効率良く、事故の起こりにくい運転が可能になるそうです。

素早く大量データのやり取りが出来るだけで
テクノロジーは、こんなにも大きく広がるのですね。


・・・さて、ここからが怖い話です。

この自動運転が実現すれば、
当然、変わるのですよ。そう、時代が変わるのです。

トヨタが、これを見越して進めているのが、
自動運転の販売モデルに、サブスクリプションを持ち込むというものだそうです。

今や、AutoDeskや、Adobeなどのソフトウェア会社が、
サブスクリプションでのサービス提供で収益を上げている時代ですが、

自動運転が可能になれば、
自動車産業でも、これが可能になる
というのがトヨタの言い分だそうです。

とはいえ、
僕が考えられる範囲のビジネスモデルでは、
「月定額で、自動運転タクシー乗り放題」
くらいしか思いつきませんが、

もし、それが全国どこでも定額で行けるとしたら、
夜行バスの様な使い方をすれば、
超低額かつ隙間時間で、長距離移動が可能になる訳です。

更に、これをソーラーカーにすれば、給油コストも無くなり、
人的な労働力がほぼゼロで収入の得られるシステムが完成する訳です。

「ソーラーカーなんて、夢みたいな事言って・・・」と思うかも知れませんが、
実は、再生可能エネルギーの中でも、
今、一番、大きく伸びているのが「太陽光発電」なのです。

世界の実業家達が、こぞって再生可能エネルギーに投資している
そんな現状を考えれば、だいぶ現実味を帯びてきている話なのです。

・・・本当に怖いですよね。。。

5Gに比べたら、ひとりかくれんぼ なんて微笑ましく思えます。




「え?今の話の、一体どこが怖いの!?」と思われた方は、

・・・ 非 常 に 危 険 な 状 態 で す ・・・


要するに、これからの時代は、
この「新しいシステム」を完成させた企業が、
一人勝ちする様になっておりますよ。というお話なのです。

自動車業界で言えば、
まず「夜行バス」が無くなりますよね。
「レンタカー」も必要無いでしょう。
「タクシーの運転手」も要らなくなります。
これから盛んになると言われている「カーシェアリング」も怪しいですし、
そもそも、今、下火で問題になっている自動車販売も、
更に悪化の一途を辿るでしょう。


「おわかり いただけた でしょうか・・・」


事実、未来を見据える事が出来ず、
旧システムにしがみ付いてる企業の「破滅フラグ」が
もう既に、立ってしまっているという事なのですよ。


「とはいえ、自動車業界の話でしょ? 俺らゲーム業界だし関係ないよね。」
と、思われたアナタ・・・


 違うのです!


5Gが、もたらすであろう変革は
むしろゲーム業界の方が、大きいのではないかと言われているのです。

その代表的なものが、
ついこないだサービスが開始された、Googleの「Stadia」です。

これは動画配信の様に、ストリーミングで
ゲームを供給しようという画期的なサービスで、
スクエニが『ドラクエ10』でやろうとして失敗していた
あの、クラウドレンダリングを実装したものなのだそうです。

つまり、ハードウェア側のスペックに関係無く、
どんなゲームでも起動出来てしまう時代が
もう訪れているという事ですね。

しかし、このサービス、一つ大きな問題があります。

ストリーミングである以上、
やはりどうしても“タイムラグ”が発生するという事。

その為、格ゲーや、音ゲーの様な
一瞬を左右するゲームには向かないと言われております。


…しかし、

そう、これ、「5G」になれば
“自動的”に“解決”される問題なのですよ。


今後、このストリーミング方式が主流となった場合、
ゲーム業界の常識は、確実に変わるでしょう。

各種ハードも、高性能なゲーミングPCも、
もう要らなくなるのです。

必要なものは、「TV」と「コントローラ」だけ、

それだけで、PS4を超える様な、
ハイクオリティなゲームが出来てしまう
そんな時代が確実に来るのです。

もし、VRのウェアラブル端末が出来れば、
場所や時間すら気にせずに、ゲームが遊べる様にもなるでしょう。

Googleさんが言うには、
最終的にはYouTubeとも連動したサービスを提供したいそうです。
もしかしらたら、生配信のゲーム実況動画に、自分もプレイヤーとして参戦する
そんな未来がくる可能性も、十分にあり得るのです。

それだけ聞けば、夢のある話ですが・・・

本当に怖いのは、この5Gを見据えた、
巨大なイノベーションを起こす(であろう)システムが
もう既に、現実に存在しているという事なのです。

それを聞いたとき、
全身に、ぞくりと鳥肌が立つのを、私は今でも思い出します。

今後のゲーム業界は、
Googleの一人勝ちとなるのか…

「破滅フラグ」が立ってしまっている我々に
抗うすべは残されているのか…


きっと、考えるだけで 涼 が取れる事でしょう。
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本当に怖いのはゲーム脳ではなく偏見なのかもしれない

2021年01月23日 | ツレズレ日記
悲報・ゲーム規制条例はフィクションではなかった!!

知っている人にとっては、今更な話題かも知れませんが、
香川県が『ネット・ゲーム依存症対策条例』なるものを
去年の4月に施行されていたそうですね。

…これには、私も、かなりの危険感を覚えます。

なんでも、この条例のきっかけの一つに、
あの悪名高い「ゲーム脳」の話がある様です。

既にご存知かも知れませんが
「ゲーム脳」というのは平たく言うと
「ゲームをすると、認知症患者と同じ脳波になっちゃうよ」という説を
日本大学文理学部体育学科教授という大層な肩書きのある人が提唱したのです。

しかし箱を開けてみたら、その脳波計は教授の作った簡易的なものであり
これで測れるのは筋電図くらいだったそうです。

つまり、これは思い込みだけで提唱された根拠に薄い理論であり、
ゲーム批判フィルターの生み出した偶像崇拝に過ぎなかった訳です。

この教授の書いた『ゲーム脳の恐怖』という本が出版された際に
「ゲーム脳」という言葉が、ちょっと話題になっておりましたが
結局、大層な肩書のある学者さんの書いた本だからといって
安易に鵜呑みにするのは危険だと思い知らされた事件でした。

しかし、その本を読んだ議員さんが、まさかの、
危険行為に及んでしまったというのが今回の条例な訳ですね。

これは、いとも簡単に、根拠の乏しい印象操作に踊らされて
行政が動いてしまうという実例に他ならない訳です。

こんな事が、現実に起こってしまうのかと思うと恐ろしい限りですね。
印象の影響力がいかに強く、
私達の思考を左右するのモノなのだと改めて感じさせられました。

(ちなみに、この条例にはこんな闇が深そうなゴシップもあるみたいです)
https://www.youtube.com/watch?v=yiU-KiTm0po

まあ私達、ゲームを作る立場の人間に出来る事は、
少しでもゲームの印象を良くする為に、世の為、人の為になる様な
良作を作り続けて行くしかないのかもしれませんが…


そういえば、聞くところによると実は、
ゲームが認知症予防につながるという研究もあるみたいですね。
この辺をもっと強く押していけば、
ゲームの印象も良くなっていくかも知れません。
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/020100/d00201199_d/fil/06seisakushouwakayama.pdf

考えてみれば「ゲームは若者のモノだ」というのも
一種の偏見なのかもしれませんね。

これから高齢化社会になり一番分母の大きい世代になる訳ですし、
自由に使える時間も、お金も、若者より多く持っていて
その上、まだ誰も手を付けていない未開発の顧客層な訳ですから
じつは、凄い潜在ニーズを抱えたブルーオーシャンなのではないですかね?

認知症予防を謳い文句にしてマーケティングしていけば、
先行者利益で一財産築ける上に、世の為にもなり、ゲームの印象も良くなる
一石三鳥ではないですか。

そう、時代は高齢者を狙っていくスタイルです!
(なんだか最後詐欺っぽくなりましたが…)
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恐怖、ヘッドハンター

2021年01月21日 | ツレズレ日記
月給30万円以上、
昇給あり、
福利厚生充実、
社宅家賃無料、
その上、定時に帰宅可能な労働環境!

これ、中国が日本のアニメーターをヘッドハンティングするときに
提示する条件なのだそうです。

いま、日本の優秀なアニメーターが引き抜かれて
技術流出している事が問題になっておりますが、

…まあ、この条件を提示されたら、誰でも行ってしまいますよね…

いえ、大手企業であればごく一般的な条件ですから、
「そんなんで行くの?」と思われる方も居るかも知れませんが
日本のアニメーターの労働条件から考えると
それはもう夢の様な待遇な訳です。

毎日がデスマーチだというのに、18万という安月給で買い叩かれて
あげく、名声はおろかスタッフロールにすら載せて貰えずに
いつか体を壊して辞める日を待つばかり…

ディストピア過ぎて、まだ中国の方がマシに思えてしまうのも
仕方ありませんね。。。

早くなんとかしないと、
アニメ業界が喰われてしまうのも時間の問題ですよ!

けしてアニメが儲からないという訳では無いのに
一向にアニメーターの待遇が良くならないのは何故なのですかね?
・・・何処かにピンハネしているヤツでも居るのでしょうか・・・


さて、そんな日本のアニメーターさんに、お勧めの都市があります。

「ホルゴス経済開発区」

カザフスタンとの国境に位置するこの街は、
一帯一路の最重要中継地点とする為に海外の企業等を誘致し
これから爆発的に発展させよう!という構想がある様です。

つい30年前まで田舎の漁村だった深圳が
今や世界有数の未来都市となっているのを考えると
このホルゴスも30年後には、約束された大都市となる事でしょう。

いまのうちに土地を買っておくだけでも
30年後には一財産築けるかも知れません。


とはいえ、中国は日本と違い、
「独裁社会主義国家」である事は失念しない様にしましょう。
そこだけは十分に注意して下さい。


たとえば「国防動員法」という法律がありますが、
これは、平たく言えば
「有事の際には中国に居る人は全て国の管理下に置かれる」というものです。
そう、財産はおろか、人権すらもです。

要するに、民のモノは国のモノという
ジャイアニズムもビックリな、チャイナニズムという訳です。

どんなに苦労して貯めた財産であっても、
結局それは国のモノだという事を
ちゃんと理解した上で、行く必要がありそうですね。


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BLACKより新年の挨拶をこめて 2021

2021年01月01日 | ツレズレ日記
あめまして
   おめでとう
      ございます。


新年も、
この限りなく不定期に更新されるをこのブログをヨロシクお願い申し上げます。
m(_ _)m

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