着の身着のままの避難住民の要望で、警戒区域の一時帰宅が川内村から始まった。
累積放射線量が最高で10マイクロシーベルトは問題のない数値かもしれない。しかし、防護服を着せられ線量計を持たされてバスで20k圏内に入り、自分の家に入るのに時間制限、持ち出し制限までかけられる。
ある避難所生活の男性、「(自宅にもどれるのは)これが最後かもしれない。それがビニール一袋だけ・・・」。あまりのやりきれなさに、最後は古里の風景が涙でかすんだ。【福島民報】
何とも、村民の辛さ、無念さが痛いほどわかる。TVでは、「川内村は、きれいな新緑の季節、それなのに人の気配がしないのはおかしい・・・」と遠藤村長が涙ぐむ。