この震災の津波で、松島湾のカキ養殖が甚大な被害を受けた。
湾内のカキ棚、漁船、施設の殆んどが流され、高齢者が多い島々では廃業がささやかれている中、桂島のある若者が、島のカキ養殖の復興のため一口10,000円の「一口オーナー制度」を立ち上げツイッターで呼びかけたところ、一ヶ月で1億2,000万円の支援金が集まった。これは、被災地が再生したら支援金を海産物で還元する制度である。
誰もが、震災復興のために何か役に立ちたいと思っていて、いつ何処に届くか分からない義援金を出すよりも、目的がはっきりしているカキ養殖を支援をしたい人が多く集まったといわれている。
しかも、殆どのオーナーは復興後の見返りは期待していなく、島の復興だけを願っているという。