「ロケットストーブ」に取り付かれて、ついに床暖房まで完成させたというストーブオタクを訪れた。
その主は、以前から薪ストーブを自作して燃焼効率にこだわっていた。その時期に3・11震災があり避難所に被災者支援として贈られたロケットストーブを見てのめり込んでしまった。
そのストーブは簡単にいえば上昇気流だけのロケットストーブに風呂用のボイラーを被せて蓄熱と下降気流を起こした炎を下から立ち上げた煙突から出す構造で、元々付いているボイラーの給湯用の配管に床暖房側の配管を接続したものである。
それに、外付けで配置した水タンクと循環ポンプから送られた水が55~60℃に調整されて床暖房として10畳の居間と8畳の台所を延べ60mの銅管で循環している。
ストーブは空気調整されていて少量の薪で完全燃焼状態で煙は出ていない、足元は快適で台所のフローリングはスリッパより素足のほうが気持ちがいいくらいであった。