恒久的に毎月劇場、レンタル問わず映画を見てますが、
最近はPOV方式映画を中心に見てます。
POVとは、ポイントオブビューというカメラワークの一種で、
主観ショット、つまり自分が見ている視界の様なカメラワークの事です。
これの利点は、簡単に臨場感のある画面になることで、
これを最大に活かせるのがホラー、ミステリー、パニックといった、
ストーリーよりも雰囲気をメインに据えるジャンルです。
僕がこの方式で初めて注目したのは、パラノーマルアクティビティで、
現在本編4作に外伝1作、異伝1作出てます。
この方式のもう一つの利点が制作費を抑えて雰囲気を出せるという所で、
特にホラーはその制作費をかけないがための、
霊やモンスターの不登場による不安感が更に恐怖感を煽ります。
そしてもう一つPOV方式と相性が良いのが、
”モキュメンタリー”と言われる演出方法です。
モック(真似た)+ドキュメンタリーの造語で、
ノンフィクションという体で物語が展開していく演出方法で、
POVと共にリアリティを追求した演出方法になります。
この”POV””モキュメンタリー”という括りでいくつか映画を見たわけですが、
とりあえずパラノーマルアクティビティ 呪いの印の感想は、もうこのシリーズは駄目かもという事でした。
今回は外伝的な話で本編のストーリーに関わっていないし、
カメラも固定からハンディカメラになるし家の中より外のが多いし、
パラノーマルは一応毎回1つはPOV演出で、お!?と思わせるものが有りましたが今作に至っては1つも有りませんでした。
先月シリーズ最終作が米で公開されたらしく、全作品見ているので一応レンタルが出たら見ようと思いますが特に期待はしてません。
ホラー物の恐怖度の基準として視聴後暗闇が怖くなるかという自分指標があるのですが、今作はありませんでした。
・ディアトロフ インシデント
ディアトロフ峠事件という実際に有った怪事件を調査するという話で、
中盤までに振りまかれた伏線を回収していくのと、最終的なオチは良かったのですが、
途中でオチが読めてしまうのと、正体不明の何かが出すぎな感がありました。
そこまではディアトロフ峠で何かあったのかというのを陰謀説に繋げて、
上手いこと奇妙な感じが出てましたが、モンスターが出てきてからは少し冷めました。
作中での伏線回収はありますが、実際の事件に対する所は結局何故そうなったのかについては触れてません。
POVの利点はハンディカメラ視点によるリアリティですが、
此の弊害としてどんな状況でもカメラを手放さないキャラクターが必要で、
大体自己中で嫌悪感を抱くキャラクターになりがちです。
パラノーマルのミケしかり、ブレアウィッチのヘザーしかり。
・ブレアウィッチ・プロジェクト
POV方式のパイオニアであり、これが流行ったからこそ1つのジャンルとして確立されるに至ったと言っても過言ではない。
といっても作品だけではなくその売り方でも話題になったらしく、
行方不明になった学生の遺族がそれを題材に小説を出したり、
遺品であるビデオの映像を使って映画を作って欲しいと依頼したり、
実際にあった出来事としてマーケティングされていた事から注目されていたらしいですが、
日本では普通に宣伝されていただけなのであまり話題にならなかったみたいです、
そんなブレアウィッチは、魔女伝説のある森に学生3人が調査に行くという話で、
作中の殆どは森の中を彷徨う話で、夜に奇声やテントの周りに謎の創作物が置いてあったりするだけという、
直接的な行動や、何かが出てくるという事はなく、
遭難している事と、不可解なことが起こっている事へのストレスからくる人間同士のいざこざがメインになってます。
一応序盤と終盤にネタの繋がりがあれど、話の根幹である魔女は居たのかという事に対しては言及がありません。
謎が謎のまま終わる作品です。
そしてPOV、モキュメンタリーをテーマにした邦画がノロイです。
・ノロイ
POVやモキュメンタリーは直接的ではなく間接的な恐怖感であり、
間接的な恐怖感と言えばJホラーの得意分野だと思っています。
なのでこれを邦画でやれば相性ばっちりなんじゃないかなと思っていた所に見つけた今作。
内容は、主人公である番組プロデューサーが複数の怪奇現象の調査をしている内に段々と1つの真理に近づいてくという構成で、
番組プロデューサーが主人公なだかって、クオリティの高いニュースやバラエティのシーンがあったりするなど、
色んな視点からリアリティを追求している作りになっていて、
最初は断片的に色々な怪奇現象を演出という感じだったんですが、それが1つの呪いが元になっていて、ある村で行われていた儀式が原因だったという集約の仕方は結構良かったです。
ただその構成、演出の恐怖感を払拭するぐらいの要因があって、正直あまり恐怖感がありませんでした。
というのが登場人物たちの濃さです。
特にノロイを振りまく原因になった女性と、異常者扱いながらに怪奇現象を感じ取れる男性が強烈。
ある意味、精神異常者としてリアルなのかもしれませんが、これがやり過ぎな感じがして逆に入り込めませんでした。
で調べてみたら、此の監督、白石晃士という人でコワすぎ!シリーズの監督なんですよね、それで納得しました。
・コワすぎ!シリーズ
そういえばこれもモキュメンタリー物でした。
しかし僕的にこれはホラーというより、ホラーテイストのコメディなので恐怖感は皆無です。
自主映画制作会社の3人がメインキャラで、その会社宛てに来た怪奇現象を映像に残して解明していくというのが毎回の流れで、
これが劇場版も含め9作品になる長編シリーズです。
この作品は、こっくりさんや口裂け女など日本で良く知られる怪奇現象の解明をちゃんと?映像作品として編集してあるあるのですが、
登場キャラが強烈でその恐怖演出など微塵も意味をなしてません。
それが工藤というディレクターで、こいつが老若男女関係なく暴力を振るう血気盛んな奴で、
それは霊的なものに対しても変わりません、こっくりさん相手に鉄バット振り回して啖呵切ったりします。
それまでの怪奇現象討伐?で手に入れたアイテムがその後の作品で有効打になったりと繋がりもあって面白い作品です。
因みに、同監督作品のオカルトとコワすぎ劇場版は話が繋がっているので3作品見てみると魅力が上がるかもしれません。
・RECシリーズ
閉じ込められたアパートで段々とおかしくなっていく住人達、最後に逃げ込んだのは空き室のはずの最上階で見たものとはとこんな感じです。
1と2は続いていてどちらも同じアパートが舞台ですが、
1は消防隊とアナウンサーと言う事で大体逃げ回りますが、
3は一風変わって、バッサバッサと切り倒していきます。
しかもクローズドサークルというには広いし、POVですらなくなっています。
新郎が鎧とメイスに武装した時に、?となり、
新婦がチェンソー持ち出してウェディングドレスを真っ赤に染めた時、
やりたいことが変わったんだなと思いました。
スパニッシュホラーネタに走る。
ハリウッド版も見ましたが大体の流れは一緒でしたが、続編は派生しているようです。
4とハリウッド版2は見てないので何ともいえません。
・ブレイブエンカウンターズ
番組クルーが廃精神病院に閉じ込められ、迷ったり襲われたりする。
エンカウンターズと言うだけあって異形の者によく出くわします。
僕的にホラー物は間接的恐怖こそ至高と思っていて、
出てきて驚かすのはそれは怖いわという感じです、
日本で言うと呪怨がそれに当たりますが、
異形でも何度も見れば流石に慣れるし、
窓とかを背にした時に襲ってきて、別の部屋まで逃げてドア閉め。
というのがパターン化してしまっているのが微妙でした。
これまた1で謎だったものが2では直接的にコンタクトしてきて最終的には会話までしてカメラまでまわします。
恐怖以外で接触しすぎで2は微妙でした。
ここからホラーではないPOV。
・クロニクル
一般人が超能力を身につけたらというのがテーマの今作。
普通は敵が出てきて街のピンチを救ってヒーローになる所ですが、
今作は敵は出てきてません、
敢えて言うなら主人公にストレスを与える者達でしょうか、
主人公は鬱屈した人生を歩んでおり超能力を得たことにより段々と凶暴になっていきます。
私利私欲に超能力を使い自滅していく、人間的な表現が一貫されており、オチも中々良いものでした。
・トロールハンター
旅の途中トロールハンターと出会い国が隠蔽するトロールの存在を証明するドキュメンタリーをとるために同行するという話。
ノルウェーが舞台で、トロールをハントする為に探し回るので自ずと景色カットが多くなり、
ロードムービーの面も持っています。
トロールの生態についてや種類も何体か居て、
CGレベルも悪くなく楽しめました。
・ザ ベイ
港町で起きた謎の怪死、それは欲望の産物が原因であった。
環境汚染をテーマにそれによって突然変異した寄生虫が人を襲い、初期症状が発疹などのアレルギー症状、
政治的理由で一般人が被害を被るなど、
リアリティのある展開で気持ち悪い内容でした。
興味本位で近づいた人達の自業自得ではなく、
何も知らない一般人が被害者というのも気持ち悪かった一つです。
最後はあっさりしてましたが、それまでのプロセスが気持ち悪く悲惨でした。
と、ざっくりPOV物の作品の感想を述べました。
全体に言えることは1は面白いですが、2になると途端にクオリティがさがる傾向にあります。
と言うのも、
空気を読めないカメラ役、やたら行動的な奴、クローズドサークル、正体不明の何か、陰謀論か儀式要素、
この辺りがPOV物の王道だと思われますが、
特に怖さを醸し出している、正体不明の何かについて、
理由がつけられるようになっているからだと思います。
続編な以上何か進展が無いといけないわけで、
元々ストーリー性のうすいPOV物に進展を持たせるなら、
正体不明の何かにスポットを当てざる負えなくなる。
また怖さの演出がシリーズでかぶるので一辺倒になりがち。
そういう意味では、パラノーマル・アクティビティは、
なぜそうなったかの原因究明と、毎回の恐怖演出に特徴を出している点は中々良いです。
続編で一番の駄作はブレアウィッチで、
REC3は方向性は変わりましたが、
普通のモンスターパニック物になったというだけでつまらなくはなかったです。
POV物の魅力は主観視点でとれだけ入り込むかだと思います。
自分がその状況になったらどうするかと考えながら見ると面白いです、
だからこそカメラを取り続けたり、やたら行動的な奴にイラッとするんですが。
今回連続でPOV物を見てそのすべてが暗い内容で、
更に大半が悪魔か悪霊の出てくるという、
気分の落ちる内容ばかりだったからか風邪を引いてしまったので今度はテンションの上がるもので行こうと思います。
最近はPOV方式映画を中心に見てます。
POVとは、ポイントオブビューというカメラワークの一種で、
主観ショット、つまり自分が見ている視界の様なカメラワークの事です。
これの利点は、簡単に臨場感のある画面になることで、
これを最大に活かせるのがホラー、ミステリー、パニックといった、
ストーリーよりも雰囲気をメインに据えるジャンルです。
僕がこの方式で初めて注目したのは、パラノーマルアクティビティで、
現在本編4作に外伝1作、異伝1作出てます。
この方式のもう一つの利点が制作費を抑えて雰囲気を出せるという所で、
特にホラーはその制作費をかけないがための、
霊やモンスターの不登場による不安感が更に恐怖感を煽ります。
そしてもう一つPOV方式と相性が良いのが、
”モキュメンタリー”と言われる演出方法です。
モック(真似た)+ドキュメンタリーの造語で、
ノンフィクションという体で物語が展開していく演出方法で、
POVと共にリアリティを追求した演出方法になります。
この”POV””モキュメンタリー”という括りでいくつか映画を見たわけですが、
とりあえずパラノーマルアクティビティ 呪いの印の感想は、もうこのシリーズは駄目かもという事でした。
今回は外伝的な話で本編のストーリーに関わっていないし、
カメラも固定からハンディカメラになるし家の中より外のが多いし、
パラノーマルは一応毎回1つはPOV演出で、お!?と思わせるものが有りましたが今作に至っては1つも有りませんでした。
先月シリーズ最終作が米で公開されたらしく、全作品見ているので一応レンタルが出たら見ようと思いますが特に期待はしてません。
ホラー物の恐怖度の基準として視聴後暗闇が怖くなるかという自分指標があるのですが、今作はありませんでした。
・ディアトロフ インシデント
ディアトロフ峠事件という実際に有った怪事件を調査するという話で、
中盤までに振りまかれた伏線を回収していくのと、最終的なオチは良かったのですが、
途中でオチが読めてしまうのと、正体不明の何かが出すぎな感がありました。
そこまではディアトロフ峠で何かあったのかというのを陰謀説に繋げて、
上手いこと奇妙な感じが出てましたが、モンスターが出てきてからは少し冷めました。
作中での伏線回収はありますが、実際の事件に対する所は結局何故そうなったのかについては触れてません。
POVの利点はハンディカメラ視点によるリアリティですが、
此の弊害としてどんな状況でもカメラを手放さないキャラクターが必要で、
大体自己中で嫌悪感を抱くキャラクターになりがちです。
パラノーマルのミケしかり、ブレアウィッチのヘザーしかり。
・ブレアウィッチ・プロジェクト
POV方式のパイオニアであり、これが流行ったからこそ1つのジャンルとして確立されるに至ったと言っても過言ではない。
といっても作品だけではなくその売り方でも話題になったらしく、
行方不明になった学生の遺族がそれを題材に小説を出したり、
遺品であるビデオの映像を使って映画を作って欲しいと依頼したり、
実際にあった出来事としてマーケティングされていた事から注目されていたらしいですが、
日本では普通に宣伝されていただけなのであまり話題にならなかったみたいです、
そんなブレアウィッチは、魔女伝説のある森に学生3人が調査に行くという話で、
作中の殆どは森の中を彷徨う話で、夜に奇声やテントの周りに謎の創作物が置いてあったりするだけという、
直接的な行動や、何かが出てくるという事はなく、
遭難している事と、不可解なことが起こっている事へのストレスからくる人間同士のいざこざがメインになってます。
一応序盤と終盤にネタの繋がりがあれど、話の根幹である魔女は居たのかという事に対しては言及がありません。
謎が謎のまま終わる作品です。
そしてPOV、モキュメンタリーをテーマにした邦画がノロイです。
・ノロイ
POVやモキュメンタリーは直接的ではなく間接的な恐怖感であり、
間接的な恐怖感と言えばJホラーの得意分野だと思っています。
なのでこれを邦画でやれば相性ばっちりなんじゃないかなと思っていた所に見つけた今作。
内容は、主人公である番組プロデューサーが複数の怪奇現象の調査をしている内に段々と1つの真理に近づいてくという構成で、
番組プロデューサーが主人公なだかって、クオリティの高いニュースやバラエティのシーンがあったりするなど、
色んな視点からリアリティを追求している作りになっていて、
最初は断片的に色々な怪奇現象を演出という感じだったんですが、それが1つの呪いが元になっていて、ある村で行われていた儀式が原因だったという集約の仕方は結構良かったです。
ただその構成、演出の恐怖感を払拭するぐらいの要因があって、正直あまり恐怖感がありませんでした。
というのが登場人物たちの濃さです。
特にノロイを振りまく原因になった女性と、異常者扱いながらに怪奇現象を感じ取れる男性が強烈。
ある意味、精神異常者としてリアルなのかもしれませんが、これがやり過ぎな感じがして逆に入り込めませんでした。
で調べてみたら、此の監督、白石晃士という人でコワすぎ!シリーズの監督なんですよね、それで納得しました。
・コワすぎ!シリーズ
そういえばこれもモキュメンタリー物でした。
しかし僕的にこれはホラーというより、ホラーテイストのコメディなので恐怖感は皆無です。
自主映画制作会社の3人がメインキャラで、その会社宛てに来た怪奇現象を映像に残して解明していくというのが毎回の流れで、
これが劇場版も含め9作品になる長編シリーズです。
この作品は、こっくりさんや口裂け女など日本で良く知られる怪奇現象の解明をちゃんと?映像作品として編集してあるあるのですが、
登場キャラが強烈でその恐怖演出など微塵も意味をなしてません。
それが工藤というディレクターで、こいつが老若男女関係なく暴力を振るう血気盛んな奴で、
それは霊的なものに対しても変わりません、こっくりさん相手に鉄バット振り回して啖呵切ったりします。
それまでの怪奇現象討伐?で手に入れたアイテムがその後の作品で有効打になったりと繋がりもあって面白い作品です。
因みに、同監督作品のオカルトとコワすぎ劇場版は話が繋がっているので3作品見てみると魅力が上がるかもしれません。
・RECシリーズ
閉じ込められたアパートで段々とおかしくなっていく住人達、最後に逃げ込んだのは空き室のはずの最上階で見たものとはとこんな感じです。
1と2は続いていてどちらも同じアパートが舞台ですが、
1は消防隊とアナウンサーと言う事で大体逃げ回りますが、
3は一風変わって、バッサバッサと切り倒していきます。
しかもクローズドサークルというには広いし、POVですらなくなっています。
新郎が鎧とメイスに武装した時に、?となり、
新婦がチェンソー持ち出してウェディングドレスを真っ赤に染めた時、
やりたいことが変わったんだなと思いました。
スパニッシュホラーネタに走る。
ハリウッド版も見ましたが大体の流れは一緒でしたが、続編は派生しているようです。
4とハリウッド版2は見てないので何ともいえません。
・ブレイブエンカウンターズ
番組クルーが廃精神病院に閉じ込められ、迷ったり襲われたりする。
エンカウンターズと言うだけあって異形の者によく出くわします。
僕的にホラー物は間接的恐怖こそ至高と思っていて、
出てきて驚かすのはそれは怖いわという感じです、
日本で言うと呪怨がそれに当たりますが、
異形でも何度も見れば流石に慣れるし、
窓とかを背にした時に襲ってきて、別の部屋まで逃げてドア閉め。
というのがパターン化してしまっているのが微妙でした。
これまた1で謎だったものが2では直接的にコンタクトしてきて最終的には会話までしてカメラまでまわします。
恐怖以外で接触しすぎで2は微妙でした。
ここからホラーではないPOV。
・クロニクル
一般人が超能力を身につけたらというのがテーマの今作。
普通は敵が出てきて街のピンチを救ってヒーローになる所ですが、
今作は敵は出てきてません、
敢えて言うなら主人公にストレスを与える者達でしょうか、
主人公は鬱屈した人生を歩んでおり超能力を得たことにより段々と凶暴になっていきます。
私利私欲に超能力を使い自滅していく、人間的な表現が一貫されており、オチも中々良いものでした。
・トロールハンター
旅の途中トロールハンターと出会い国が隠蔽するトロールの存在を証明するドキュメンタリーをとるために同行するという話。
ノルウェーが舞台で、トロールをハントする為に探し回るので自ずと景色カットが多くなり、
ロードムービーの面も持っています。
トロールの生態についてや種類も何体か居て、
CGレベルも悪くなく楽しめました。
・ザ ベイ
港町で起きた謎の怪死、それは欲望の産物が原因であった。
環境汚染をテーマにそれによって突然変異した寄生虫が人を襲い、初期症状が発疹などのアレルギー症状、
政治的理由で一般人が被害を被るなど、
リアリティのある展開で気持ち悪い内容でした。
興味本位で近づいた人達の自業自得ではなく、
何も知らない一般人が被害者というのも気持ち悪かった一つです。
最後はあっさりしてましたが、それまでのプロセスが気持ち悪く悲惨でした。
と、ざっくりPOV物の作品の感想を述べました。
全体に言えることは1は面白いですが、2になると途端にクオリティがさがる傾向にあります。
と言うのも、
空気を読めないカメラ役、やたら行動的な奴、クローズドサークル、正体不明の何か、陰謀論か儀式要素、
この辺りがPOV物の王道だと思われますが、
特に怖さを醸し出している、正体不明の何かについて、
理由がつけられるようになっているからだと思います。
続編な以上何か進展が無いといけないわけで、
元々ストーリー性のうすいPOV物に進展を持たせるなら、
正体不明の何かにスポットを当てざる負えなくなる。
また怖さの演出がシリーズでかぶるので一辺倒になりがち。
そういう意味では、パラノーマル・アクティビティは、
なぜそうなったかの原因究明と、毎回の恐怖演出に特徴を出している点は中々良いです。
続編で一番の駄作はブレアウィッチで、
REC3は方向性は変わりましたが、
普通のモンスターパニック物になったというだけでつまらなくはなかったです。
POV物の魅力は主観視点でとれだけ入り込むかだと思います。
自分がその状況になったらどうするかと考えながら見ると面白いです、
だからこそカメラを取り続けたり、やたら行動的な奴にイラッとするんですが。
今回連続でPOV物を見てそのすべてが暗い内容で、
更に大半が悪魔か悪霊の出てくるという、
気分の落ちる内容ばかりだったからか風邪を引いてしまったので今度はテンションの上がるもので行こうと思います。
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