大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

台風19号

2014-10-13 22:46:08 | 日常

超大型、最も危険など、警戒を呼びかけられ続けた台風19号、大府市には13時18分に暴風警報が発令。災害対策本部支部が立ち上がり、私も最寄の支部である大府公民館へ。
議員が災害対策支部に出向く根拠はこちら→大府市議会危機対応要綱
支部にいると、地元学区の状況は市職員がパトロールに出るたびに異常の有無がわかります。本部会議のたびに市内全体の状況の情報が入ります。

災害対策支部は避難場所としての受け入れをしており、幸い大府市内に避難準備情報や避難勧告が出されることはなかったものの、自主避難していらした方の受け入れがありました。
そこで、初お目見えの防災備蓄品の毛布。平成15年納入のものが未開封でストック。どんな形状で保存保管されていたのかと半ば心配しながら箱を開けたら…

このように真空パックになっていました。10枚一箱で、1枚1枚のパックはナイフやハサミかなくても手で開封できました。なるほど。これなら何年保管してあっても、衛生上の心配はありませんね。

避難していらした方は、台風が通過したあと、風雨がおさまってきたところで、帰宅されました。
暴風警報は翌午前1時16分に解除されました。市内に特に被害の情報はなく、やれやれです。

こうした気象警報で災害対策本部支部が立ち上がるたびに、1人でも多くの方に災害対策情報を目に止めてもらうために、私は自分の個人アカウントで、市HPのリンクを貼ってSNSを使って発信するんですが、
大府市公式HPの台風関連情報とか、気象警報とかのツイートは、当然のことながら市が公式アカウントもって発信するほうがいい。市の公式アカウントがないから、リンク貼って引用しつつ私のアカウントで発信しているわけで。一般質問で、ぜひ導入を、って提案はしてみたのですけどねー…
災害対策関連のツイートは、素人目線の余計なひとことが入ることで、万一にも余計なアドバイスとなってはいけませんし、市のサイトにあるのを確認してから後追いで私が拡散すると時差が出ます。極力たんたんと、素人の余計なひとことが入らない形でリンク貼ったツイートを心がけていますが、市の公式アカウントで発信されていればリツイートやシェアなど、間違いや主観なく受け取り手に届くハズ。それなら、私個人アカウントは、当地の状況を現場の声として発することができます。

災害時の発信体制、市民にあらゆる手を尽くして情報を伝え、安心してもらったり、危機が迫っていることを判ってもらったり、は、手段は多ければ多いにこしたことはありません。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

リニューアルしたホームページ、少しずつ手入れしています。
良かったらご覧ください。こちら→たかばとくこのホームページ


児童虐待シンポジウム

2014-10-12 00:47:32 | 日常
内容が良いと毎年好評な大府市児童虐待シンポジウム。大府市役所地下多目的ホールで開催されました。始め並んでいた席は満席になり、後から後から椅子を並べ足す盛況。
テーマは「みんなで守ろう大切な命~あなたの中の子どもの心(気づきからの始まり)」
基調講演は愛知淑徳大学の後藤秀爾氏より「親の内なる子どもを癒す~子ども虐待心性の伝達と感染の心理」。
虐待対策の入り口「みんなで見守り、みんなで声かけ」といった話ではなく、かなり深いステップの話になることが容易に想像できるテーマ。
開催を重ねるごとに、このように深化している感。

告知ビラをいただいた時から、深いテーマであることを了解しつつ、ぜひ行こうと思っていました。

始まってすぐに電話対応があって会場ロビーに出て、そのあと再び会場に戻ってお話をお聴きしてたんですが、
講演の内容が何かと刺さるもので、結局後半のパネルディスカッションは精神的にもたず、失礼してしまいました。

私自身は両親に慈しまれて育ったハズなのですが、心的にちょっとクセがあって、どちらかというと生きにくいタイプなんだろうと自覚してまして。
その自分の内面や、過剰に相手に寄り添おうとして消耗してしまうところなど、身につまされ過ぎてしまったのですね。
今、改めてレジュメを読み返して、またまたグサグサきているところ。

途中で帰っちゃってごめんなさい。
厄介な性分です。ほんとに。

議会運営委員会視察2日目、大津市議会へ

2014-10-10 23:08:09 | 議会

なんと朝7時前に、加賀温泉駅スタートな2日目。この時間に身支度して集合では、さすがに朝温泉は叶わず。残念。

午前10時から正午までの予定で、大津市議会の議会改革の取組について視察しました。
大津市議会さんのHPを見ていただくとわかるとおり、どこが見どころ、って全部というくらい取組が進んでいます。

見どころは
専門的知見の活用(大学との協定)議会BCPの策定議会ICT化、、通年議会、政策討論会、法制の見直しなど盛りだくさん。

駆け足の説明だけでも、時間はあっという間に過ぎてしまいました。

 議会基本条例は年明けに上程目指して策定を進めているところとのことで、「まず開かれた議会への取組をやってから」と言ってかたくなに制定に向けた道すじをつけようとしない当方に比し、「やってきたからこそ明文化して固める」と大津市議会さん。
 確かに「条例ありき」ではないが、ありきじゃないことにこだわりすぎて、制定への道筋をつけようとしないままでいるおらが議会には、特別委員会で「いつかは必要」としつこく申し上げておる私であります・・・
 ICT化やワークショップ形式での検討など、先進的な取組が進むにつれて、自力で対応できない一部の議員さんがやたらと「自分でできないから事務局職員でやって」と言う場面がないか、そうすると取組が進む分、事務局が忙しくなるし、それは議員の本分ではないよな、と懸念するところですが、大津市議会さんでは、「議員自身がやること」というのをはっきりと取り決めていて、事務局も泣きつかれても断ることができるようになっているそうです。これ大事。
 自分の関心としては、法制の見直しが好みです。議会基本条例への取組が大府市議会でなかなか進まないことへの提言とあわせて、議会内の法制の見直し・再点検が必要、とも、特別委員会では再三申し上げていました。また、予算決算の審査が常任委員会で分割付託されていることへの問題の指摘も、これまで重ねてしてきている私としては、法務法制・法体系の点検はぜひやりたいこと。

↓賛否表示とボタン。赤外線システムを使うことで、床の配線工事などが不要となったうえ、有事に議場が使えなくなっても場所を移して使うことが可能なのだそうです。


私から大津市議会さんを視察先として提案させていただきました。今年4月にローカルマニフェスト推進地方議員連盟の研修会がここ大津市議会で開催されており、そこに私費参加して、取組内容の先進性、大府市議会でぜひ参考にさせていただきたい内容が多いと実感したことから、私だけが見て聞いて了解するのでなく、同じ大府市議会のみなさんと共有したいと考えたのです。
一行の議員一同がどのように感じ受け止め、大府市議会がもっと歩みを進めることができるか、楽しみです。


議会運営委員会視察で加賀市議会へ

2014-10-09 23:17:12 | 議会

議会運営委員会の視察で、石川県加賀市議会へ。
行程表はこんな感じ。大府市議会では視察の宿泊について、基本的に温泉には泊まらないことにしています。市民の厳しい目に常に晒されている自覚と、「視察をかくれみのに旅行に行くだけ」という誤解や批判を招かないための内々の取り決めです。が、本日の加賀市議会さんは視察受入れの条件に「市内宿泊」とのことで、私たちとしては今日の夕方に時間の余裕があって、明朝早くに出るなら、今日のうちに次の目的地に近づいてから泊まりたいところを、このような行程に。
【参考リンク】加賀市議会 平成26年度からの視察受入について

到着した加賀市議会さんは、たくさんの資料を用意してくださっていました。

大府市議会ではまだ制定の動きに至っていない「議会基本条例」、まだ取組んでいない「議会報告会」、
議会が市民と話し合って作った「市民主役条例」などを中心に、予定していた時間は2時間はあっという間、少し時間オーバーして熱心に説明してくださいました。

説明を受けたお部屋はこんな感じ。(委員会室だったか全員協議会室だったか失念)

もう少し詳しい視察書き起こしは近日中に改めて。
説明と質問応答に時間をかけ、議場見学は駆け足だったので、議場の写真が撮れずじまい(><)
説明いただいた言葉の端々に、持ち帰るヒントも多くいただきました。

加賀市議会さん、お世話になりました。
各地を飛び回っていても、観光や温泉とはなかなかご縁のない生活をしているので、温泉の大浴場で癒されました。市内温泉施設宿泊が条件だったことに、実は感謝していたりします(^^)

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

リニューアルしたホームページ、少しずつ手入れしています。
良かったらご覧ください。こちら→たかばとくこのホームページ


ICTセミナー

2014-10-08 22:46:09 | 日常

リニューアルしたホームページ、
9月議会の討論の記事と、政務活動費を使った報告を書き加えました。
良かったらご覧ください。こちら→たかばとくこのホームページ

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

今日しか日程調整がつかなかったアポイントのため、東京へ弾丸往復。
午前はアポどおり訪問を済ませ、午後は浜松町へ。
自治体向けタブレット端末ICT推進セミナーに参加しました。
参加者全員の席に一台ずつiPadが置かれていて、タブレットを体験するところから始まります。

私はタブレットはスマホのXperiaだけしか使っていないので、iPadは初体験。閲覧するものなので、基本的にはあまり変わらない。
このセミナーは、自分が使えるか、できるか、ではなく、タブレットを触ったことのない方々をこうやって説明し、こう使ってみてもらって、理解してもらおう
「タブレットの特性」「こう使ってみるとより効果的」が端的にまとめられたものでした。
また、タブレットで閲覧してもらうために、より便利に資料を提供し整頓し表示するアプリの紹介、導入にあたってのイニシヤルコスト、ランニングコスト比較など。

自分がある程度便利に使えてしまっていると、自分はこう使ってる、に終始してしまい、全くの初心者がわかるように説明したり、初心者になるほどこれなら使える、と感じてもらえるような配慮ってなかなかできにくくなるので
そうではなく、使えてる人もこれからの人も便利なんだとわかってもらわないと、
なかなかICT化は進みません。
税金を投入する意味があるのか?とか、使える人そうでない人の間の公平性だとかに終始し、検討はしてみても導入には至らないことがまだまだ多いのが議会のICT化の壁にもなっています。

ICT化はペーパーレスが効果として言われがちですが、検索や資料閲覧を適時即時にしながら話を聞き、議論を深めることができれば、議会の話し合いの厚みは一気に増すことになります。それこそが、導入の効果になるのであって、それに比べたらペーパーレスの効果は小さなものに過ぎない、とセミナーで重ねて強調されていました。

セミナーの企画運営に、このセミナーに誘ってくださった君島さん、ありがとうございました。