あみものOTOKO

人と人とのつながりを 大切にしたいです。

潮騒   初江 

2015-07-05 21:27:27 | 日記
以前から思っていた 作品を仕上げました・・・ 海岸で見付けた 小さな桜色の貝殻を 宮田初江の 手にひらに、そっと差し出す 久保新治・・・・ 嵐の夜 荒波に挑む 新治の無事を願って、その桜色の貝殻を握りしめ 新治の 命の代わりに 割れて潰れて砕け散る 桜色の小さな貝 ・・・三島由紀夫 の小説 「 潮騒 」 には 出て来ない この 桜色の貝 は 鶴見辰吾 ・ 掘ちえみ 主演の 1985年の映画化では 効果的に使われていましたねえ・・・ これまで 久保明 ・ 青山京子 /  浜田光夫 ・ 吉永小百合  /  朝比奈逸人 ・ 小野田みどり /  三浦友和 ・ 山口百恵  /  鶴見辰吾 ・ 掘ちえみ / と 5回映画化されてますけど、 それぞれ ちょっとずつ 原作には無い エピソードが 盛り込まれています・・・・( 「 伊豆の踊子 」 も映画化でも、そうでしたねえ ・・ )  久保明 と 青山京子 の映画は 私が産まれる前の映画でしたから、ポスター位しか観ていませんし、朝比奈逸人 ・ 小野田みどり の時は 確か この二人は俳優でなく 体育大学生とかで 原作のように オールヌードになるという ふれこみで ポスターだけは観た事がありますけど、小説 「 潮騒 」 の好きな私にしてみれば 三島由紀夫が ギリシャの ダフニス と クロエ を原案に 書きおろした この純愛小説を 露骨な性描写で描かれているようで、なんとなく 観る気がしなかったので 観ては居ませんが、・・・ この小説は 「 血の文学 」 と言われた 三島由紀夫文学の中で 唯一 血の匂いがしない 純愛小説 ・・という 作品で ヌードになる事が メインではないのでねえ~・・・ ただ おこぜ という魚のとげが刺さって 初江の指に血が・・ という場面があるだけで、三浦友和 ・ 山口百恵 の時は、おこぜのとげが刺さった 初江の指の血を 新治 が 口で吸って治療する・・ 浜田光夫 ・ 吉永さゆり の時は 初江の足に マムシが噛みついて 新治 が 口でマムシの毒を吸い取って 治療する ・・ という形で 愛情表現を 自然な形で表現していましたね・・ 鶴見辰吾 ・ 掘ちえみ の時は、いきなり 接吻するので、 観てて オイオイ・・そりゃないだろ・・って感じで あのシーンが無ければいい映画だと思うんですがねえ・・それはともかく・・・ そんな意味で ( どんな意味だ・・ ) ・・ 今回の作品は 「 潮騒 」 初江  ちなみに 画像の 貝殻は 5cm x 5cm位の大きさです