あみものOTOKO

人と人とのつながりを 大切にしたいです。

おもしろい物・・・

2009-11-30 00:24:50 | 日記
突然ですが、面白い物イメージしちゃいましたので、作り始めました・・・

ご興味にある方も一緒に作ってみませんか・・・

まずは、羊毛を針で突いて、直径1cmの球体を作ります・・ 色はお好きにどうぞ、 画像にアップした物は、コチ二ールで染めた羊毛、( 桃色系は、両方ともコチ二ールで染めてありますが、濃度によって、かなり色の強さが違いますね・・
カラシ色の物は、タマネギで染めてあるそうです )

針で突くこと、1000回~1500回位・・・硬過ぎず、柔らか過ぎず・・って感じになるまで、突いて丸めます。

めんどくさかったら、お店で買ってもいいですけど、なかなか、気に入った色とか、硬さとかはありませんよね・・直径1cmの物は、お店でもめったにありませんし、直径2cm位の フエルトボールは、一個、100円位するんですよね・・

先日、作った 手毬根付け 参考までに、再度、アップしてみました。 この球は、2cmなんですよね・・・ 比べると 大きさのイメージつくでしょ・・・・

何ができるのかって? ・・・ 想像してみて下さいね! ・・・・

この時点で、明確なのは・・・大きなものではありません・・  この大きさで、大きなもの作ろうと思ったら・・メチャ、大変・・・

早春物語

2009-11-29 15:21:30 | 日記
3mmのパールビーズ63粒を糸に通して、直径4cmのビーズタティングで、花をつくり、中央部分には、5mmの桃色羊毛珠を、あえて毛羽立たせて、置いて、かんざしを作ってみました。

桃色の羊毛は、コチ二ールで染めた、草木染め・・と言う事ですが・・・コチ二ールって染料、草木じゃなくて、確か、草木に付く虫から取るんじゃなかったなあと思いますけど、専門家じゃないんで、良く判りませんけど・・・虫より、何かの花って方が、気分的にはいいかもしれませんね・・・

名前は、 『 早春物語 』 ・・・ 赤川二郎の小説から、取りました。

17歳の少女の きらめきと、危うさ、大人と子供、男と女の間で揺れ動く、微妙な多感な少女を、小ぶりながら、パールという大人のイメージをまとい、中央には、形の定まらない、ふわふわとした、桃色の珠で 表現してみました。

多感な少女時代を過ごした経験は無いので、正確な事は判りませんが、多感な少年時代を過ごした、私のイメージです・・・( 当たり前ですけどね・・ )

かんざし、は、この作品で、3本目になりますが、作ってみると、意外と難しいですね・・・ 
和服の女性が、どんな かんざしを付けているのか、好むのか、良く判りませんし、個人的には、べっ甲細工とか、黒塗りのかんざしや、箸のようなかんざしの方が、好きなんですけどね・・・

舞妓さんの付けてるような いろいろな物が下がってて動くたびに揺れたりするのも綺麗ですけど・・・髪の毛に引っかかったりしないのかなあ~・・とか、邪魔になったりしないのかな・・等と、余計なこと考えちゃいますね・・・

身に付ける物って、「 好み 」 とか 「 使い心地 」 って、実際に使う方じゃないと、判らないこと、多いですからね・・・
だから、きっと、女性用アクセサリーって、女性デザイナーが多いんでしょうかね・・・

男性用で考えても、「 ネクタイピンだと、ネクタイに穴が開いちゃうから、タイバーの方がいいんだよ 」 とか、 「 ポケットチーフは折り方によって端を出す事が多いから、チーフの端にタグが付いてると、邪魔なんだよね 」 って、女性の方には、理解出来ないのと一緒かもしれません・・


「 かんざし 」 って洋服着た時に、まとめた髪に使う事ないのかな・・・シュシュとか、ヘアピンとか、リボンとか・・・機能的な面から使うのかな・・・

女性の場合、「 機能面重視 」 ってとこで、アクセサリー選ぶこと多いんじゃないでしょうかね・・・・




紫孔雀

2009-11-28 15:53:34 | 日記
糸にビーズを通して、タテイングした、ビーズタティングに 紫ミンクボールを付けて、ブローチにしてみました。

タテイング部分が、ちょと クジャクが羽を広げた感じかなあ・・って事で、 「 紫孔雀 」 と名付けました。
紫色のクジャクがいる訳じゃありません・・・

以前、我が家で 飼っていた、白孔雀は、綺麗でしたけどね・・あの、白孔雀が、全身、紫だったら、ちょっと 気持ち悪いかもしれませんけど・・ まあ、イメージですから・・・

大きさが判りにくいかもしれませんけど、半径6cmの 円形の3分の1 の大きさ位、て言えば判りますかね・・・DMC 紫糸、80番ですので、かなり細かいです。 その代り、細かい分、全体的にはとても、しなやかで柔らかく、触ってみると 気持ちいいんですよ・・・

実際に、ブローチを付けたり、紙飾りを付けたりした事はないので、柔らかい方がいいのか、悪いのか、良く判らない部分はありますけどね・・・・

見方を変えると、例えば、男性の場合、付けるアクセサリーは、( 普通は・・ ) 限られていて、ネクタイビンとか、ネクタイバーとか、カフスボタン、ネックレス、指輪、ベルトのバックルとか、キーホルダー・・位かな・・・ 若い男性の中には、耳とか、唇とか、鼻とかに、ピアス付けてる人もいますけど・・・個人的にはピアス系は、体験してみようという気には、どうしてもなれません・・( ・・・痛そうだからねえ~・・・ ) 

ですから、そうしたアクセサリ―関係はなんとなく、イメージとか、湧いてきますけど、逆に、イメージ出来ちゃう分、それまで考えもしなかったような、物や、形は、出てこないんですよね・・・

男の私が、女性用にと、アクセサリー作っても、「 使う 」 という事を考えると、女性の観点からは、「 これじゃ~ね・・ 」 って物があるのかもしれません・・


「 こんなので いいのかなあ~ 」 って思っていても、 「 ・・ワア~!・・可愛い! 」 って言われる物のあるし、 「 これはいいんじゃないかな・・ 」 って思っても、 「  ・・・・ 」 と無言で見てるだけってのも、ありますしね・・   難しいものです・・・

ミンクボールを店頭で購入した時に、ミンクボールを使った女性用のアクセサリーって、どんなものがあるんだろう・・ って、お店のアクセサリーコーナーを、まるで、誰かにあげるプレゼントを探してるみたな振りして、いろいろ物色していたんですけど、・・・ シュシュのゴムに一個だけミンクボールを付けてあるだけだったり、コームに一個付けてあるだけだったり・・・

「 こういうのが、いいのかな~ 」 って思ったりしました。 シンプルの方が、いろいろアレンジ出来て、個性が出せるからでしょうかね・・・

この程度の物なら、買わないで、自分で作ればいいのに・・って気もしますけど、( 買いもしないで、こんな事言ったら、お店の人に怒られちゃいますけどね )
結構、いいお値段なんですよね・・・ちょっと、びっくり・・・

水中花

2009-11-27 21:13:53 | 日記
大小の大きさの違うリングを繋いでいく、基本的な手法でのタティング作品、直径11cm程の、小さなドーリーを作りました。

水滴が水面に落ちて 広がっていく、水の波紋は、時として、花のようにも見えます・・・・ と言う事で、 『 水中花 』 と名付けました。


水中で咲く花というと、すぐに思い浮かぶのは、・・・・ 

マッスルミュージカル、夏公演、 『 祭  花魁 』 の中で、シンクロナイズスイミングの オリンピック選手の 武田美保さん・・・ 舞台に作られたプールの中で、花魁の衣装で水中で演じた、 「 花魁 美保太夫 」 なんとも優雅な 舞を見せてくれました。

また、別の場面で、ステージで 上手から下手に向かって、黒のタキシードと真紅のドレスで 情熱的なタンゴを踊る 二人が、突然、下手カーテンの陰に隠れると、下手の幕が上がり、プールの中に、黒のタキシードの、上田 優 ( 水泳の国体選手で、モデルもやっている、私に似ていると勝手に思ってる、超美系の男 ) と、真紅のセクシーなドレスの 武田 美保 の水中タンゴ・・・宙に浮いたような状態、上下逆さになった状態での、摩訶不思議な、美しいタンゴ の舞、を思い出します・・・

コシノ ジュンコ が 新しいイメージの花魁の衣装や、出演者の衣装デザイン、 タイトル文字は、私の好きな書道家、武田 双雲 が 描いています・・・素晴らしい、スタッフです。

マッスル・ミュージカル  出演者のすべてが、オリンピックや国体選手などの、超一流のアスリートが繰り広げる、ド迫力の舞台、・・・初めて見た時は、びっくりしました・・・オリンピックのプロ競技の技の素晴らしさというか、ニューヨークで大ヒット公演もうなずけます・・・

現在は、渋谷に常設小屋があって、公演をしているとの事ですが、なかなか、時間が取れないので、行く事が出来ません・・・独身の時は、すぐにどこでも飛んで行っちゃいましたけどネ・・・・既婚者の男性なら、判るでしょ・・

今度、静岡でも公演があるようですけど・・・チケット完売との事・・・また、機会があれば観たいものですが、家内には、あの、良さ、わかんないんですよね・・・


話題が代わりますけど、今日は、「 更生保護制度施行60周年記念 第56回静岡県更生保護大会 」 があって、静岡県内から、約900名もの参加のなかで、大会が開催され、私、「 静岡県保護司会連合会会長表彰 」 を頂戴しました。
800名以上の方が 様々な表彰を受け、平成20年、21年に 叙勲・藍綬褒章を受けられた方へのお祝いも行われたんですよね。

静岡県知事、静岡市長の列席もびっくりしましたけど、私も初めて経験しましたが、 「 天皇陛下おことば奉読 」 がございました・・・

参加者全員が起立する中、演台に立つ白手袋の会長が、運ばれてきた黒盆の上の、紫色の袱紗を広げ、桐の箱に入れられた、天皇陛下からのおことばが書かれた、巻物を大切に取りだし、 会長が、丁寧に巻物の紐を解いて、巻物を広げ、朗々と読み上げる、天皇陛下のおことば・・・ 

厳粛な中で行われる、所作は、格式ある日本の姿を感じ、感動しました。

先の、全国大会では、天皇・皇后 両陛下もご降臨あそばされたとの事、私達の保護司活動を 国が認め、励まして下さっている事の現れとして、身の引き締まる思いがいたします。


儀礼的な行為や、日本の作法を、云々する方は、時々、お出でになりますが、私は、個人的には、こういう儀礼的な行為や、作法は、とても大切で、蔑にしてはいけない事だと思っています。
軽々しく扱ってはいけない、大切な事は あるはずです。 

私達は 「 日本人 」 であり、「 日本国民 」 なのですから。

マルセリーノ ・ パーネ ・ ヴィーノ

2009-11-26 21:17:17 | 日記
新作のカンザシ を 作りました。

純白の小さな、ミンクボールを 白いタテイングが、やさしく包んでいます・・・

名前は、『 マルセリーノ ・ パーネ ・ ヴィーノ 』 私の心に残る、イタリア映画の題名です。

ご存じの方、いらっしゃくかも知れまんせんね・・・

日本語タイトルでは、 『 マルセリーノの詩 』 となっていたかと思います。


イタリアの田舎町で、11人の修道士達が、キャベツ畑で、一人の可愛い赤ん坊を拾います。・・・赤ん坊は、マルセリーノ と名付けられ、修道士達に大切に育てられ、少年へと成長していきますが、ある日、ふとした事から、ある少年と、母親の愛情深い様子を見て、初めて「母親」の存在と言うのを知ります。

母親の居ない、マルセリーノは、修道院の 聖母マリアの壁画に、母親の面影を求め、成長して、やがて、子供のいない伯爵家に養子にいきますが、伯爵家の生活は、マルセリーノにとっては、耐えがたく、修道院に逃げてきてしまい、修道士達は、追って来た伯爵家の家来たちから、マルセリーノを守るために、屋根裏部屋へと隠しますが、そこで、マルセリーノは、初めて、キリストの磔像を見つけます。

その夜、マルセリーノは、こっそりと、台所から、パンと葡萄酒を持ちだして、キリスト像に、差し出し、祈りを捧げます。

「 たった ひとつだけ、お願いがあります ・・・ 僕の お母さんに合わせて下さい ・・・ 」

キリストは、「 マルセリーノ・パーネ ・ヴィーノ ( マルセリーノ パンと葡萄酒 ) 」 という名を、与え、天国へと、召しあげてくださいます・・・



この映画は、スペイン映画、『 汚れなき悪戯 』 のリメイク版として、イタリアで作られた映画です。


私は、洗礼を受けているキリスト教信者ではありませんけど、子供心の記憶によると、小学校6年生まで、毎週、日曜日には、ミッション系の幼稚園での日曜学校に通い、午前中は、牧師様の説教を聞いたり、讃美歌を歌っていたように思います・・・

最近、子供達は、塾や習い事で、忙しい・・・とか、時々、耳にする事がありますけど・・・・ 私の小学生時代って・・・・確か、そろばん塾と、お習字と、オルガン教室と、絵画教室と、家庭教師の先生に、来て頂いて・・日曜日は日曜学校に通って・・って、学校が終わると、毎日、何かやっていた記憶があります・・・

自分なりには、すご~く面白かった記憶が強いですけど、 他の方が言うほど、大変でも、忙しくも感じなかったように思いますけど・・・

でも、振り返ると、こうした少年期の過ごし方って、その後、大人になっても、影響ありますよね・・・

今でも、なにか、いろんな事やって、いろんな事考えるのって、「 大変 」 って気持ちよりも、 「 面白くってしょうがない・・ 」 ですからね・・・


今日、ちょっと びっくりした事があります・・・

久しぶりに、ここのブログへのアクセスして下さった方、どの位居らっしゃるのかなあ~って思って調べたら、・・・昨日の 訪問者数 ( ブログを開いて下さった方の数 ) 1日で、146名・・・ 閲覧数 ( 同じ人が、1日に何度かブログを開いて下さると、閲覧回数になるみたいですけど ) 408回・・・

100名前後の方は、いつも訪問して下さっているとは思っていましたけど、1度に50名近くも増えるなんて・・自分でも、びっくりです・・・

数日前に、「 クリスマスフェスタ09 」 のHPに、出展者紹介が掲載されましたけど、その影響なのかな・・・  いずれにしても、すご~く、嬉しいです!

ありがとうございます!   皆さん、シャイな方が多いようで、コメント下さる方が少ないので、好き勝手、書き込んでてもいいんかなあ・・とか 思ってますけど、でも、嬉しいですね・・・ ( ・・アッ・・ コメントして下さる方が、シャイじゃない、って事じゃありませんからね・・これからも、宜しくお願いします・・ )

「 交響曲 第九番 ホ短調 」  の 裏側

2009-11-25 20:03:35 | 日記
先程、アップした作品の裏側です。

これはこれで、綺麗でしょ?・・・・ちっちゃな、コースターでもいいですけど、こうした物を 後ろで留める事で、すごく 「 安定感 」 があるんです。

捉えどころがない感じの、フワン~・フワン~ の ミンクボールを、しっかりと後ろで支えてくれています。

見えない部分でも、しっかりと支える事が、大事・・・ 人間関係でも、どんな事でも・・・


さて・・・先程の 続き・・・・

譜面を、読もうなんて、あんまり考える事しないと思いますけど、実はね・・・やってみると、すごく 面白いんですよね・・・

レコードをかけながら・・・・( ・・今は、CD ですか・・MD ですか? ・・・USB ですか?・・・なんか、味気ないですよね・・・「 レコード 」 って方が、懐かしいけど・・・・今の方、知らないですよね・・レコード・・ ) 譜面の音符を追っていくんです。 慣れてくると、別の楽器の音で、すぐ、目が、その楽器の音符に飛んで行くんですよね・・・

読むのは、文字でなくても、音符も読める・・って事ですね・・

音符を読んで行くのは、そんなに、難しい事ではないですけど、演奏するのは、難しいですよね・・・
以前、ピアノを弾く時に、譜面の音符と、指が連動しなくて、苦労しました・・・

ですから、初めて 「 レ・フレール 」 の演奏会を聴きに行った時は、びっくりしました・・・ ( レ・フレール は、兄弟で、ピアノの連弾、しかも、お互いの手を交差させての クロス演奏・・とにかく、凄すぎる、兄弟です )

音符を目で追う前に、演奏終わってる・・くらい、指の動きが、早すぎて・・・
素晴らしい演奏です・・・


目で追うのが大変なくらい、指、動かして、タティング しよ~っと・・・

早くても、綺麗に出来なきゃ、ダメですけどね・・・

交響曲 第九番 ホ短調

2009-11-25 19:28:26 | 日記
ドヴォルザーク 『 交響曲 第九番 ホ短調 』 これが、画像にアップした作品の名前です。


なんじゃこりゃ・・・ って、意味不明なタイトル多い私ですけど、・・ 音楽の好きな方ならすぐ、お判りかと思いますけど、 ドヴォルザーク 「 新世界より 」 です。

なんで、こんな名前なの?・・・って、・・・・好きだから・・・じゃ、答えになりませんよね・・・

まずは、作品のご紹介から・・・

小金色のフワ~、フワ~ とした物は、実は、ミンクの毛を丸めたものです。下のちょっと見えている物は、タテイングしたモチーフです。・・ 後で、裏側の画像、アップしておきますね・・・

ブローチとかもいいんですけど、私が使う、携帯電話ストラップにしようかな・・なんて思って作りました。 ( ・・一応、クリスマスフェスタ09 での展示が終わってからですけど・・ )

今は、「 まりも 」 を付けてますけど、人によって、携帯電話の持ち方、いろいろですけど、私の場合は、スーツの下、ワイシャツの左胸ポケットに入れて、持ち歩いているんです。 仕事の関係もあり、身に付けていないのは、午前1時から7時半まで・・・って事は、寝るのが1時、起きるのが7時半って事ですね・・

胸のポッケに入れると、ストラップがちょこっと出る訳で、ちょっとした、胸のブローチ替りって訳です・・・

以前は、ちっちゃなダイヤをぶら下げてましたけど、小さすぎて、だ~れも気が付かない・・・別に、気が付いて欲しくて付けてた訳じゃないですけどね・・

「 まりも 」 は、気に入ってるんですけど、留め金の銀の葉が、時々、ひっかかっちゃうんですよね・・・


と言う訳で、目を付けたのが、ミンクボール、という訳です・・・「 ミンク と タテイングの コラボレーション 」 です。 「 羊毛手毬 と タテイングの コラボレーション 」 は、今週、いろいろアップしましたけど、 今度は ミンクに挑戦です・・・

或る意味での、 「 新世界より 」 って事と、この 交響曲には、ちょっとした思い出もありまして、この名前を付けた訳です・・・

私の手元に、今でも、この交響曲のスコアブックがあります・・・昭和46年に購入した、定価260円・・・1ページから、160ページまで、第1楽章から、第4楽章まで 演奏される楽器の、譜面が書かれています。

フルート・オーボエ・クラリネット・ホルン・ヴァイオリン等・・・それぞれの楽器の譜面が書かれていて、・・・私、これまでに、いろいろなジャンル、種類の本を読んでいますけど、楽譜の本を読んだのは、これが、最初・・で、多分 最後・・ 何で 「 読む 」 のかって、理由は簡単、楽器の演奏できないからです・・・

続きは、裏側 アップしてからにしまようか・・・     ・・・つづく・・・

春咲小町

2009-11-24 23:54:36 | 日記
手毬根付、最後にと思った、「 マイ・フェア・レデイ 」 が、幻作品となりましたので、新バージョン 作ってみました。

名付けて、『 春咲小町 ( はるさきこまち ) 』 

形は、大分違いますけど、作り方の手順は、 手毬根付シリーズと同じなんですよね・・・

いわば、手毬根付の進化バージョン・・・って、とこでしょうか・・・

桃色羊毛を、丸めて、針で突くこと、2時間あまり・・やっと思い通りの形に仕上がりました・・ ( もちろん、2時間ぶっ通しじゃありませんよ・・・仕事してますから・・・こまめな空き時間をまとめると、2時間位って事です・・ )

中央部分に、タテイングした5弁の花片・・・( ・・花弁1枚の大きさは、3mmです・・ ) 金糸で留めて、花弁の間にも、金糸で結んで、仕上げました。
これも、一種の 手毬根付です。  花部分の大きさは、3cm というところでしょうか・・・

可愛いでしょ・・・  このシリーズ・・・ちょっとやってみましょうか・・って思いながらも、 実は、今、別バージョンを、製作中・・・

現在、製作中の、別バージョン・・・面白いと思いますよ・・たぶん、今まで、こんなの、見たことないんじゃないかな・・って、気がしています・・


新作の製作中・・・( ・・正しくは、仕事の合間の休憩中、ですよ・・ ) 突然、私の携帯電話が 心地よい音色が鳴って、ある方からのお電話・・・

「  こんにちは、○○さん! 」 「 ・・・エッ・・・僕の事覚えてます?・・ 」 そうなんですよね、数年前の契約者の息子さんなんですけど、契約は、とっくの昔に、他の会社へ行っちゃって、息子さんと話すのは、十数年ぶりの方なんですけど・・

「 実は、ご相談したい事はあるんですけど、いいですか? 他の人には相談できないし・・・ 」  そこまで言われちゃ、( ご相談、お受けしましょう! 俺に任せろ! ドンと来い! ) ってな気持ちで、お話をお伺いしました。

お父様は、数年前に 突然 ご逝去されて、お母様は、体調優れず、36歳になった彼は、今では二人のお子様もお出でになるとの事・・・

「 ・・・もう、僕も36になっちゃいました・・・ 」 とナーバスな発言・・ 「  もう、じゃなくて、まだ・・ でしょ!  36なんて、ガキじゃん! ・・お子さん達、まだまだこれからでしょう・・」 っと励ます事しきり・・・

話の終わり頃には、彼なりの結論は出たみたいですけど、相談する相手が身近に居ない・・っていう方、けっこういるみたいですよね・・・

私、あんまり、相談したいって気分にはなった事ないですけど・・・人の意見聴いても、言う事聞かない、やっかいな性格ですから・・・

36歳の男性から相談受けて・・・私を 兄貴みたいに思ってくれたのかな・・父親みたいに・・って、まあ、思ってくれてもいいですけど・・・

私の方は、友達気分ですけど・・・私、30歳過ぎたら、自分の年、考えないんで、未だに 30代だと思ってるんですよね・・・


マイ ・ フェア ・ レディ

2009-11-24 14:55:22 | 日記
手毬根付 10個目の作品を作りました。 取り合えず、10個の違うタイプを作ってみようと思って、始めた、最後の作品です。

とは言っても、時間があれば、またいろいろなタイプを作ろうと思っていまして・・ ( ・・・羊毛も、根付紐も、手毬糸も、・・・大量に買い込んでしまっていますので・・ )、このシリーズもかなり面白いのですが、タティングで作りたいものが、結構、ありますので、こちらはちょっと、一休みしようかなあ・・とか思って、区切りの10個目と言う訳です。


タイトルは、和風な作品に不釣り合いかもしれませんけど、『 マイ ・ フェア ・ レディ 』 と付けました。

作品としては、恋する乙女を、ピンクの羊毛珠にして、同色のハート型モチーフを4つ付けました。


『 マイ ・ フェア ・ レディ 』 は、ご存じの、オードリー・ヘップバーン主演の 名作ミュージカルの一つです。

バーナード・ショウ 原作の戯曲 『 ピグマリオン 』 のミュージカル化作品ですよね。 ピグマリオンでは、ラストシーンで、イライザは、帰って来ないんですよね。

この ピグマリオンの原型は、ギリシャ神話の 『 ピュグマリオン 』 で、人間の女性では満足しない、ピュグマリオンが、自分の理想の女性の彫刻ガラテアを作り、その女性像が、裸では恥ずかしくなり、衣類を着せ、やがて食事も用意し、ずっと一緒にいるようになり、ピュグマリオンもやせ細り、見るに見かねたアフロディーテが、彫像のガラティアを人間に変え、ピュグマリオンの妻にする・・・という説・・これが、映画が取った、説・・・もう一つのラストの説は、人間となったガラテアをゼウスが、連れていって、ピュグマリオンの元から離れてしまう・・・これが 戯曲で、バーナード・ショウが取った説なんですよね・・・

楽曲も素晴らしいですけど、セシル・ビートンの衣装も、素晴らしかったですよね・・・

オードリ・ヘップバーンの歌を歌っている女性 ( もちろん、オードり・ヘップバーン自身が歌ってるなんて思っていませんよね・・) って、ウエストサイド・ストーリのマリア ( ナタリー・ウッド) とかの吹き替えで歌っているんですよね・・

確か、『 サウンド ・ オブ ・ ミュージック 』 で、尼僧を演じた女性ですよね・・・名前は、ちょっと忘れちゃいましたけど、名作ミュージカルの主役の吹き替えが同じ女性とはね・・・

ちなみに、私は、ジュリー・アンドリュースの方が、声としては好きですね・・ジュリー・アンドリュースの主演作品は、ほとんど観てますかね・・


さて、この作品は、現在のところ・・・頭に 「 幻の・・ 」 と付きます・・理由は、実物を、実際にお見せする事が出来ない作品だからです・・・

現在、この作品はどこにあるのか・・・・私の娘の手元に、あります・・・娘は、私が作った物だとは知りませんけどね・・・もうじき、彼女の誕生日ですから・・家内が作った、ニットのフワフワ帽子と一緒に、送っちゃいました・・・

同じ物、もちろん、作ろうと思えば作る事は出来ますけど、今のところは、別バーションの 作品にしようかと、考えています。

こうした楽しみも・・手作りの面白さかもしれませんね・・・

『 マイ ・ フェア ・ レディ 』 を手にしているのは、娘だけです・・・


華リング

2009-11-24 00:10:20 | 日記
たまには何か変わった物を・・・って事で、画像のような指輪を作ってみました・・・

直径1cmの黄色い羊毛珠を作って、1枚が5mm程度の、薄緑色の花弁を12枚、あしらってみました・・・・

画像だと判りにくいですけど・・全体では2.5cm程度の大きさでしょうか・・・私の指だと、小指に入ります・・・と言いつつ、フリーサイズのリングなので、広げればどこの指でも、入ると思いますけどね・・・


昨日は、静岡市内で、ボランティア・・ 献血の協力呼びかけと、森林保全基金募金活動、道行く市民へ呼びかけて、協力のお願いで、朝から夕方まで、大きな声で呼びかけて・・・疲れました・・・呼びかけてる言葉も、いつしか・・ 「 ・・・献血基金募金の協力、お願しま~す・・・ 」 なんて、ごっちゃになっちゃって、 ( ・・ん・・何言ってんだろ・・・ ) って感じ、・・・私の隣で呼びかけてる、同じ仲間も、 「・・・おはようございます!・・・アッ、もう昼か・・・ おはようございます!・・・アレ?・・・ 」 ってな調子で、間違いに気が付きながらも、同じ事言って、自分で笑ってました・・・

本当に疲れちゃいましたけど、街頭で市民の方の、表情とか、態度とか、・・いい勉強になります・・・

募金頂いた浄財、7万円を超えました・・・すごいですよね・・・ 貴重な浄財、森林を守るための、保全基金に役立たせて頂きます! 本当にありがたい事です・・・ 募金・・結構、若い方、学生が、募金箱に寄付して下さるんですよね・・ こうした若者達がいる事を、知らない方、かなり多いのかもしれません・・

今日は、祭日で、良かったです・・疲れが取れずに 「 ボケ~ッ 」 って・・指輪作って、羊毛珠、作って・・ 気晴らしに、単純に見ていられる、 「 ポパイ 」 のDVDを見ながら、過ごしました・・・

ポパイの彼女の オリーブ・・・・ 本名、「 オリーブ・オイル 」 さんなんですね・・・

青い山脈

2009-11-23 10:45:04 | 日記
新作 『 青い山脈 』 を作りました。

しだれ柳で染めた、草木染めの羊毛珠を同色の糸と今回はいつものDMCレース糸ではなく、都 の若草色の手まり糸を使って、同じ、手まり糸の茶と、金で留め、模様は、80番の淡い緑を使って、四ツ葉模様 ( 細かくて分かりにくいかもしれませんけど、7mmのハート型に作ったモチーフを4つ繋げました・・・このハート型モチーフは、以前にもアップしましたけど、超難関コース・・・・)

昨日の、染五郎 もそうですけど、今回の作品の根付紐、めったに手に入らない色で、本来は木札用の根付紐で、静岡では手に入らなくて、探しに探してやっと手にれた、色です。 ( 1本で、198円もするんですよ・・・・普通の根付だと、1本、50円位・・・ 本当は、正絹の江戸根付紐が欲しかったんですけど、・・1本、500円とか、800円とか・・・ さすがにね・・・これまでの私の、作った根付紐、もう静岡には無いみたいで、お店のもの、全部買おうと思いましたけど悪いので、90%位買い占めちゃいましたけど、1本、98円もするんですよね・・ そんなに作ることなんて出来ないと思いますけど、無くなっちゃうと思うと、思わず、取り合えず、買っちゃえ虫が、いるんです・・・なんて、細かい奴でしょうか・・私・・ )

それはともかく、 「 青い山脈 なのに 青じゃないじゃん、この糸、緑だろ・・・ 」 って思われた方もいるかもしれませんね・・・青じゃなくて緑じゃん・・・って・・・日本ですと、色の区別はすごく細かく分かれていて、名前も粋ですけど、・・・国によって、色の区別、 「 赤と青 」 って極めてシンプルな所もあるって聞いたことあります。 

朱色も、オレンジ色も、黄色も、みんな 「 赤 」 ・・・ 緑も、空色も、藍色も 、みんな 「 青 」・・・すごい、括りかたですよね・・・


でも、信号機だって、「 青信号 」 って言っても 「 ミドリ色 」 ですよね・・・  だから、緑も青って事で、今回は、 「 青い山脈 」 です。


ご存じ、石坂洋次郎 原作の小説で、映画や歌でも、知られていますよね・・・

1949年には、杉洋子、池部良 ・・ 1957年には、雪村いづみ、久保明 ・・1963年には、吉永小百合、浜田光夫 ・・・1975年には、片平なぎさ、三浦友和 ・・・1988年には、工藤夕貴、野々村真 ・・ で、これまでに映画化されている、青春映画です。

もちろん、私は、片平なぎさ、三浦友和コンビは映画で観ましたし、吉永小百合、浜田光夫コンビは、ビデオで観ました・・
片平なぎさの映画デビュー作品で、ちょっと、びっくりするのが、映画のパンフレット・・・ 

「 ・・・女学生、新子の役は、片平なぎさ。今年1月歌手として芸能界にデビュー。もちろん映画は初出演。34年東京生まれの15歳。高校1年生で、身長166cm、体重48kg、バスト79、ウエスト62、ヒップ85とノビノビ育った肢体と、表情豊かに動くくりくりとした目が特徴だ。・・・・ 」

映画のパンフレットで、女優さんのスリーサイズまで書かれているパンフレットなんて、初めて見ました・・・・青春映画だから、毎回、若い女優さんが主役ですけど、プロポーション書かれても、理解できる世代じゃ無かったんで、???・・・という感じ、別にお色気で宣伝してた映画じゃないと思いましたけど・・・

元気一杯で、清々しい映画でしたけど、吉永小百合さんと比べちゃうとね・・・

吉永小百合さん・・天才というか・・すごい女優さんですよね・・・最近、テレビのCM見ててても、凄い、お綺麗で・・・そこら辺、歩いてても振り返っちゃう人ですよね・・たぶん・・・

染五郎

2009-11-22 17:01:30 | 日記
辰巳芸者と同じ、黒の羊毛珠を基本に、画像にアップした作品を作ってみました。

抑えた金に深緑と銀の帯に、若草色で8弁の華模様 ( 末広がりで、「 八 」弁の華にしてみました )を、銀糸で留めて、銀を散らばせてみました。

手毬根付って、男が持つには、ちょっとね・・って雰囲気がある物が多くなったんで、男が持っても、 「 粋 」 なもの出来ないかなあって、思って作ってみたんです。

名前は、 「 染五郎 」 ・・・・ 市川染五郎 という役者名から、付けました。

現在の、市川染五郎、美男子で、絵に描いたような イイ男ですけど・・・彼ではなく、先代の市川染五郎、現在の、松本幸四郎の、 染五郎、時代の役者名です。

日本人には、ミュージカルは無理、とまで言われていた、当時、日本人で初めて、ミュージカルの本場、ブロードウェイ、で 主役以外は、台詞、歌、すべて外国人、観客も外国人という中で、主役を演じたのが、市川染五郎 でした。

「 ラ・マンチャの男 」 というミュージカル ドン・キホーテのお話ですが、もちろん私が観た舞台は、ブロードウェイではなく、凱旋公演の日本公演でしたけど、作品の素晴らしさも、凄かったですけど、一人の男性として、類い稀なる才能に、感動したものでした。
「 王様と私 」とかも確か 越路吹雪さんと共演されていたかと思います・・・
越路吹雪さんの舞台、一度観たかったです・・・



最近、手毬根付の作品が多いですけど、これは、私なりには、いろいろ試している事があるんですよね・・・

タテイングが1.5cm以内で、どれほどの物が出来るのか・・・・もともと、英国のタテイングが、和風になる物かどうか・・・

無理矢理、和風にするのではなく、自然に、日本的な物が出来ないだろうか・・・
そんな事を考えているんです・・・


外国の物でも、日本の物でも、作るのは同じ人間・・・でも、日本人の心に、呼びかける物って、日本人にしか出来ない・・ってもの、あるんじゃないでしょうかね・・  

もし、そういう物があるとするなら、大切にしていきたいものです・・・

辰巳芸者

2009-11-21 16:31:26 | 日記
黒羊毛珠を、朱赤と緑と金で締め、真紅の華を金糸で留めて、手毬根付 『 辰巳芸者 』 と名づけました。

辰巳芸者は、江戸時代から 深川で活躍した芸者衆の事を言うようで、 「 舞奴・芸奴 が、 京の華 なら、 辰巳芸者は 江戸の粋 」 って比較されているように、江戸の粋 の 芸者衆の事です。

静岡では、最近は 芸者さんの姿は、ほとんど見かけなくなってしまいましたけど、私が、20代の頃には・・(・・・つい、最近って事ですかね・・・ん?・・ ) 静岡市内の駅から、さほど遠くない場所に、芸者置屋があって、昼間とか、近くを通ると、三味線の音色が聴こえてきたり、夕方近くになると、入口の前に、人力車が待機していて、黒い着物の日本髪姿の粋な 芸者さんが、浮月楼とかの宴席に出かけるところに出あったりしたものです・・・

最近は、どういう方が、ご利用になっているのか知りませんけど、市内にも、三味線屋さんとか、舞扇のお店とかも、風情のある構えの店もときどき見かけますが、数年前、私共が、清水区の、某料亭で、芸者さんを、呼んだとき、4~5人、芸者さんが来ましたかね・・・年齢は若かったですけど、日本髪鬘がちょっとずれ掛かってたり、着物は、会社からの支給です・・みたいな感じで、料亭での宴会の後、二次会では、彼女達の、芸者バーみたいなとこで・・・ん~・・・粋とかとは、ちょっと縁遠く、・・微妙な気分でした・・・( 芸者遊びしていた訳じゃありませんです・・・一応、念のため・・ )

仕事でお伺いした、女性が、「 私は、元芸者でしたから・・ 」 って私が名刺を渡すと、名刺代わりに、芸奴名染めの手ぬぐい下さったりする、年配の女性もいたりして、そういうお宅の玄関先って、ちょっとした置物とか、生け花とか、壁掛けとか、粋 なんですよね・・・・

こうした粋な芸者さん、お見かけしなくなって、残念ですよね・・・・

以前に、研修で、京都に行った際には、名前は忘れてしまいましたが、古い寺を改装した料亭で、芸奴 さんが、数曲、舞をみせてくださいましたが、本来なら 一見の客は取らない、いつもは、政財界とか歌舞伎界の方々の前で、舞うという芸奴で、美しさは当然ですが、話の内容も、実に粋で、まさに、京の華 と言うべき方で、こういう方々が、日本の伝統を継承されているんだなあ・・って感動したものでした・・・・

私とは、別世界の方でしたしね・・・・政財界・・歌舞伎界・・無縁の世界にいますから・・ 憧れる事すらありませんしね・・・・

あまりにも 美しい人には、声を掛けようなどと、考えもしないで、観てるだけの私ですから・・・  家内が、美しくないって言ってる訳じゃありませんからね・・・普通の女性です・・・? 

白鳥の歌なんか聞こえない

2009-11-20 19:31:26 | 日記
まっ白な羊毛珠に、真紅と金の帯、両面に 白い梅を金糸で留め、着物の帯飾りにしてみました。

帯の間に挟んで楽しんで頂けるような・・・初春の装いに・・って、どうかな・・・

名前をなんて付けようか、いろいろ考えたんですけど・・・「 白無垢 」 とか 「 初春 」 とか 「 初恋 」 とか・・・・

でも、白に関しての初めての想いって何だろうって自分を振り返った時に出てきた言葉が、 『 白鳥の歌なんか聞こえない 』 という言葉でした。


なにこれ・・・って思う方、多いかもしれませんけど・・・実は、これは、『 白鳥の歌なんか聞こえない 』 って小説の題名なんです。

庄司薫 という小説家、ご存じでしょうか・・・

日比谷高校から、東大に進学し、東大在学中に 『 喪失 』 という作品が、中央公論社新人賞を受賞して、大江健三郎、石原慎太郎、有吉佐和子らと並ぶ新進気鋭として、注目されたんですが、その後、小説を書く事をやめ、10年後、 『 赤ずきんちゃん気をつけて 』 を発表して、芥川賞を受賞し、 『 さよなら怪傑黒頭巾 』 『 白鳥の歌なんか聞こえない 』 『 ぼくの大好きな青髭( あおひげ ) 』 と青春四部作を発表して、その後も、『 狼なんか怖くない 』 『 バクの飼い主をめざして 』 『 ぼくが猫語を話せるわけ 』 など、自分らしさを表現した小説を書かれているんですよね・・・

奥様は、ピアニストの中村紘子さん なんですけど・・・ご存知でしたか?・・・

『 赤ずきんちゃん気をつけて 』 『 さよなら怪傑黒頭巾 』 『 白鳥の歌なんか聞こえない 』 『 ぼくの大好きな青髭 』 の 薫くんシリーズ ( この4作品は、主人公薫くんの青春を描いていて、庄司薫の自伝的小説と言われていたんですよ・・・)

『 赤・黒・白・青 』 の色は、確か四方を司る色と言う事で、お相撲の土俵の上にある大きな屋根の四方の房も、この色になっていますよね・・・ この4つの色をテーマに、青春を書きあげるとか言われていて、当時、私は、まさに、高校生の多感な時期、 庄司薫の本を読み漁っていたんです・・・( まあ、当時は、学校の図書館の本、ほとんど読み漁った位、いろんなジャンルの本を、手当たりしだい、夢中で読んで居ましたけどね・・・)

白鳥の歌・・というのは、死ぬ前の最後の言葉とか、歌とか、そういう意味があるんですよね・・確か・・・

赤ずきんちゃん・・・黒頭巾・・・青髭・・・それぞれに、言葉に込められたキーワードが実はあるんですよね・・・

そんな訳で、私にとって、 『 白 』 の初めての強烈な印象が、この小説との出会いだったという訳です・・・「  はじめての・・・ 」 ってね・・

誰にでも、『 色 』 にまつわる想いとか、想い出ってあると思うんですけど、それって、大切にしていくべきだと、思うんですよね・・・・

色 は、不思議な魔力を持っていますから・・・ その力が、作品にも表れて行く筈です・・・・表れているかなぁ・・・・でも、今回のこの作品・・・私、個人的には、凄く気に入っています・・・シンプルで、素朴だけど、青春時代の、ピュアな心が、どこか感じられて・・・・

初心に帰る・・・っていうか・・・これからも頑張ろう!・・・って気持ちになっちゃうんですよね・・・


2009-11-19 15:54:26 | 日記
手毬手付 「 紫 ( むらさき) 」 を作りました。

紫って、元々は、植物の名前で、この植物の根っこを染料にした事から、色の名前みたいになってるみたいですけど、ちゃんとした植物なんですよね・・・

枕草子に出てくる、 「 少し明かりて むらさきだちたる雲の 細くたなびきたる 」 っていう部分は、「 紫色の雲 」 と、「 群がって咲く むらさきの花のような 」 っていう意味が込められているって何かの本で読んだ事があります。 

でも、むらさきの花って、白色だそうですよね・・・・


よく、パープルとかいう言い方もしちゃいますけど、これは、元々は、巻貝の種類で、プールプラとかいう貝の出す分泌液を染料にしたものらしくて、この分泌液が僅かしか取れないことから、ローマ帝国時代から、西洋でも、高貴な身分の人しかこの染料で染めた衣類を身に付けなかったみたいですよね・・

「 紫 」 って漢字、分けると、「 此 」 と 「 糸 」 になりますよね・・ 「 此(こ)の糸 」 って呼ばれる事もあって、これは確か、「 紫式部 」 を指す言葉として使われたりしてると思いましたよ・・・

いずれにしても、色には、いろいろな意味があって、面白いものですよね・・・


画像のものは、なかなか手に入らない 紫色で染めた羊毛 ( 5gで200円もしたんですよね・・・) で 2cmの毬を作り、黄色と黒で締め、緑の糸で留め、模様には、黄色の胡蝶を 飛ばしてみました・・・2匹の胡蝶・・違うんですよ、形が・・・違う種類です。

貴重な物は、色だけじゃなくて、いろいろな物にありますけど、一つしかない、・・数が少ない・・・って事は・・・私が作った物は、他の人がどう、評価しようと、 『 貴重なもの 』 って事になりますよね・・・

自己満足かもしれませんけどね・・・・自己満足できるって、ある意味では、幸せかもしれません・・・