先日の社員旅行で、大きな一流ホテルに泊まったが見知らぬ同宿者と六回喫煙室で一緒に成った。
私は気さくな性格で、同宿者とは進んで話し旅行を楽しむタイプの人間です。
喫煙室由にて当然話は煙草の事が多くなる、相手は六十歳前後でホープを吸っていた。六回も会うのだから
お互い当然ヘビースモーカーだろう、話は若い頃吸っていた煙草に移る。
彼も活性炭フィルター(チャコール)が好みで無く、ピースだったが年を取りニコチンの弱いホープに変えたそうだ、私は年金生活者故ハイライト一筋からわかばにランク落ち下が満足している。
そこでピースの思い出話に移る、我らが若き頃自称インテリはピー缶(ピースの50本入り丸缶)を手に持ち、朝日ジャーナル(廃刊の左派週刊誌)を抱えて、喫茶店や居酒屋で政治や文学の論戦をするのが流行った。
我らは皮肉を込めて家具屋の、東京インテリヤ族と呼んだが懐かしい言葉だ。東大卒のお笑い軍団も奴らの一族に感じる。
話は本題に入ります、ショートピースかロングピースか記憶に無いが隣で吸われると、クリーミーな良い香りが漂うのだ、素晴らしい香りと思った記憶が残って居る、現在吸う人も少ないので忘れ欠けている。
ところが現在一箱千円の、ザピースが有るそうだ聴いて驚いた。
勿論何にでも興味が有る俺だ早速買おうとしたが、コンビニでは一切扱って無いそうだ。
ネットで検索して煙草専門店に行ったが販売して無い、再度検索して電話で確認したが60万人都市の我が町にも一軒しか無かった、たかが煙草されど煙草だが千円とは敷居が高いのだろう。
店員さんに何箱?と聞かれたが、一箱と恥ずかしく答えたもし美味くて癖になったら月に3万円以上は困る。
家に帰り梱包を開けたら、濃紺のアルミで約10センチ四方で厚さ2センチの箱に20本入っている、ロングピース依りフイルターも含めて長めだ、ケチな話だが箱を開けるのも吸うのも恐れ多く感じた。
ピースを吸うのは何十年振りだ、老人にて味覚と臭覚落ちたのだろうか、まあまあの味と感じた。
女房にクリミーの薫りがするかと聞いたが、少しと期待したほどでは無かった。
丁度娘の旦那が来たので、吸わせたらきついが美味いと言った価格を教えたら驚いて居た。
今記事を書きながら吸って居るが、ややクリミーな薫りはするし矢張り美味く感じる。
JTは詐欺会社では無いだろうから、価格なりの味を出すのだろうまた無く成ったら購入すると思うと怖い。
わかばの2,5倍だ日本製の煙草では一番高価だそうだ、でもまた吸いたい気持ちは有る。
余談
喫煙室の友人は、金に余裕が無い時はエコーを吸うそうだ俺も安いので学生時代は良く世話に成った。
結構それなりに吸える、煙草は中学時代に親父のいこいを盗んで遊びで吸っていたが時代が変わり
バット、朝日、しんせい、いこい類の両切り煙草が無く成った事は寂しい。