映画「太平洋の奇跡―フォックスと呼ばれた男―」

映画「太平洋の奇跡―フォックスと呼ばれた男―」公式サイト

１１日公開初日に鑑賞。

ネタバレになるとアレなので端的に書くけど
戦争邦画というと、これまでよくあるような悲劇の連続・お涙頂戴の話の
イメージがつきまとうけれど、これは従来のものとは少し違うなという
印象が残る映画だった。

なんというか、ようやく後世の日本人の手による
日本人の誇りを大切に扱った戦争映画だと思う、というと
特攻モノなどもあるけれど、これは投降の際も誇りを失わなかった
という点がミソ。

ラストの投降シーンはまるで青春映画のような様だったけど
パンフにある資料「防衛庁戦史叢書（そうしょ）」にも記述されている史実に
基づいてあるようだからまた泣ける。

主演の竹之内豊はカッコいいし役者として少し成長したかなと受け取れたし
唐沢寿明や山田孝之は映画見た時は、最初誰だか分からなくて見終わって
ポスターのキャスト欄を見た時に気づく位。
（井上真央はちょっと一杯一杯な感じだったけど）

エンタメとしては盛り上がらないかも知れないけど
戦闘シーンもハリウッド並みの迫力があるので邦画でもここまで出来るんだと
ちょっと驚きだった。