人間の動きのほとんどは「無意識」です。
しかし鏡や、ガラスに映った自分の姿勢をみて「意識」して姿勢を正しくされている方も多いです。
意識は脳の中でも運動野からの指令から行われています。
実はこの意識して起こしている運動は効率がよくありません。
私の治療院では猫背の治療で来院される方も多くいらっしゃいますが
「胸を張ったり、背筋を伸ばして姿勢を気をつけてはいけません。」と言います。
姿勢を意識をすると筋肉に過緊張を起こし筋肉疲労を溜め、結果的に猫背が酷くなってしまうからです。
意識して筋肉を使うとこの様な結果になります。
筋力トレーニングでもアウターマッスルを使い過ぎる事によってインナーマッスルの働きが抑制され腹圧が下がります。
腹圧が下がれば今度は日常でアウターマッスルを使い過ぎてしまいます。
この悪循環が疲労を蓄積させてしまいます。
この悪循環を打開するポイントは"本能"を活性化すること。
本能は脳幹というところでコントロールされています。
動物が最たるもの。
身近な犬やネコは動きに無駄が少ないですよね。
意識して動くとは逆です。
無意識化で起こしている運動の方は効率が良いのです。私が治療院でよく話す内容です。
見本は子ども。
南千住三ノ輪あさり鍼灸接骨院