The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

サルソラ・ヴェルミクラタ Salsola vermiculata

2021-01-13 10:15:02 | ポルトガルの野の花

ヒユ科、Amatanthaceae、またはアカザ科、Chenopodiaceae、オカヒジキ属、地中海沿岸地域原産、

学名:Salsola vermiculata、

英名:Mediterranean Saltwort、Narrow-leaved saltwort、Wormleaf saltwort、

葡名:Salsola vermiculata、

2016 年 9 月 17 日、2017 年 9 月 7 日、2020年6月25日、7月31日、9月28日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

サルソラ・ヴェルミクラタ Salsola vermiculat の花。大西洋を臨む崖の上に大株で自生していた。そこから見える断崖には恐竜の足跡が残っている。

 

花の直径は1センチほど。草丈は 50 センチほど。

 

乾燥した塩性地に生育。

 

白色種。

 

サルソラ・ヴェルミクラタ Salsola vermiculat でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名はラテン語の salsus(=塩辛い)を語源としている。種小名は「ミミズ状の、イモムシ状の」の意。

サルソラ・ヴェルミキュラータはヒユ科の多年草である。本種は、原産地の項に記した地の沿海地で、半乾燥な塩基質土壌に自生の見られる野草である。茎は良く分枝をし、草丈は25~100㎝程度となる。本種は海岸の砂地や砂礫地に自生するが、塩を含んだ地でも生育し、茎は斜上~直立し、上部ではとにかく良く分枝をする。茎も葉も白色の長細毛に覆われる。茎は概して赤味を帯びている。茎の基部は罅割れて木目状となる。葉は、多肉質な楕円状~三角状で、茎に互生する。7~9月頃、葉腋に淡桃色の小花をつける。花は半透明の蝋質で花冠は5裂し、各裂片の先端部は個々に不揃いな形状を見せる。花被片は無く、萼片のみである。花下の苞状の葉は三角状で、先端部は刺状突起となる。花後の果実は倒円錐形で、宿存萼の中に黒色の種子を1個含む。 (GKZ植物事典より)

 

 

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