ゴマノハグサ科、Scrophulariaceae、ホソバウンラン(リナリア)属、イベリア半島:固有種、
学名:Linaria saxatilis、
英名:Rock toadflax、
2015年6月13日、2016年6月16日、7月17日、2017年7月12日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
リナリア・サクサティリス Linaria saxatilis の花。
イベリア半島に自生。草丈50cmほど。花は小さく、5mmほど。
標高1000~1300m付近の道路側で確認。
石灰岩の土壌を好む。
リナリア・サクサティリス Linaria saxatilis でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名はギリシャ語の rinon(=アマ)に由来している。この属のある種の葉が亜麻に似ていることから。種小名は「岩上に生える」の意。
リナリア・サクサティリスはオオバコ科(←ゴマノハグサ科)の多年草である。本種はイベリア半島の固有種で、標高2000mまでの石灰岩質の土壌に自生する野草である。草丈は25~50㎝程度となる。茎も葉も粘り気のある白色の軟細毛で覆われる。葉は線形或いは披針形で、互生する。茎の上部にはほとんど葉が見られない。5~7月頃、茎上部に総状花序を出し、径5㎜程度で長い距を持った唇形花を1~5個程度つける。花色は、黄色で、喉部は濃色となる。距は長く下垂する。(GKZ植物事典より)