The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ニコチアナ・サンデラエ Nicotiana sanderae

2021-09-08 10:19:44 | ポルトガルの野の花

ナス科、Solanaceae、ニコチアナ(タバコ)属、南アメリカやオーストラリアに分布、一年草、

学名:Nicotiana sanderae、

和名:ハナタバコ(花煙草)、

英名:Garden Tobacco Plant、Flowering Tabaco、Ornamental Tabaco、

2012年6月24日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

喫煙用のタバコN. tabacum L.と同属であるが、本種は観賞用草花で、原種(Nicotiana alta x Nicotiana forgetiana)を掛け合わせ改良された園芸品種。ハナタバコともいう。

 

草丈は 30~50センチになり、茎下部の葉は大きいへら形で、茎上部の葉は長楕円状披針形。茎、葉ともに粘毛がある。4月から 10月ごろ まで花を咲かせる。花径約 3センチの星形、筒状花で、赤色、ピンク色、紫色、白色などがある。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名は、フランスの外交官 Jean Nicot の名に因んでいる。彼は 1560年に初めてタバコの種子をフランスにもたらしている。種小名は、本品種をフィリピンで発見しアメリカに送った蒐集家の Sander 親子(正確な氏名不詳)への献名。

ニコチアナ・サンデラエは、ナス科の多年草である。本種は、Nicotiana alaya 種と Nicotiana forgetiana 種との交雑により生まれたハイブリッド種である。草丈は 50㎝ 前後程度となる。全草に腺毛を持つ。葉は、楕円形で、下方のものは大きく、上方に行くに連れ小さくなり、葉の縁部は波状となり、茎に互生する。7~10 月頃、茎上部に総状花序を出し、径 3~5㎝ 程度の筒状花をつける。花冠は整った星形に 5 裂する。花色は赤色・桃色・紫色・白色等と多彩である。開花時には夕刻からは強く香りを発する。 日本への渡来時期不詳。ニコティアナ(タバコ属)の植物は、日本では「タバコ専売法」により許可無く栽培・採取・繁殖することは禁止されてきた。しかし、1985 年の法改正により栽培が可能となった。(GKZ植物事典より) 

 

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