医大生・たきいです。

医大生的独言。

医学部女子×大手企業合コンに潜入してきました(後編)

2016-01-15 23:59:59 | 人気記事



引き続き東京駅八重洲口から、医学部女子×大手企業合コンの模様をお伝えいたします。こちら後編です。まずは前編をご覧くださいまし。医大生・たきいです。



医学部の上下関係って独特
たきいは4年生で他の女の子たちはみんな3年生だったんですが、大学違うのにも関わらず「たきいさんたきいさん」と言ってかなり気を遣ってくれます。でも、今日はいいのにさ。しかし流石は医学部の部活で鍛えられてるだけありますね。医学部卒業して医者になっても医者何年目というのが付いて回る世界なのです。真の年齢よりも学年が優先。おれ手酌でいいからみんな楽しみなよ的なスタンスで参加してたんですけど彼女たちはそうはさせてくれませんでした。先輩後輩の上下関係ってどんな業界でももちろんあるんでしょうけど、社会人から見たら異様なくらいきっちりしていたそうです。医学部って体育会系だからね。ん、これってそもそも俺がいちゃってごめんなさいという気がしてきたぞ。笑


予習は欠かさぬ医学部女子
医学部女子ってね、勉強家なんですよ。医学部男子はガサツでどうしようもない人ばっかなんですが医学部女子は真面目。実は今回男性陣は誰でも知ってる有名企業なんですが、それを知って

・今の売れ筋商品は?
・タイアップ企画は?
・新商品のウリは?

みたいなところを抜かりなくチェックしておられました。賢いからこそ為せる業ですが、銀座のナンバーワンホステスとか狙えそうなポテンシャルです。彼らまだ1年目だし下手したら君の方が詳しいよ(笑)

大手企業男子「俺らそんなに自分たちの会社のこと知らんで~」


寄生虫トークで盛り上がっちゃう医学部女子
行きの電車でランブル鞭毛虫のかわいさは確かに分かるとか言っちゃった俺も悪かった。彼女たちは寄生虫の試験を終えたばかりだそうで、頭の中寄生虫だらけみたいなんですよね。それもそのはず、医学部の試験って全部がガチで、全身全霊で死ぬ気でやらないと合格できないので皆必死なんです。それに全科目必修。寄生虫だって必修。ポロっと寄生虫の話が出てきても仕方がないというのは医学生の私としては分かります。最近勉強したこととか話しがち。

たきい「寄生虫の話もうやけとけって笑」
大手企業男子「帰省中の話したって別によくね?」
大手企業男子「正月の帰省のことやろ?」
医学部女子「ムシのことなんです……ごめんなさい……」


営業には飲みとタバコとコミュ力
日本循環器学会「喫煙が心血管病の危険因子であることを認識し、自ら禁煙の啓発に努めること。」
日本呼吸器学会「本学会専門医は、非喫煙者であることを資格要件とする。」

に代表されるように、医学部生の喫煙率は限りなくゼロに向って収束しているというのが現状ではないでしょうか。禁煙証明は自己申告なので大丈夫とかいう怪しい話もありますが、現に一部の専門医資格が取れなかったり、就職で喫煙者差別があったりするわけです。1コマ丸々喫煙行為をディスって終わり、みたいな授業も医学部にはあります。これからますます喫煙する医療者に対する風当たりは強くなっていくことでしょう。普通に医学生していたらタバコにはいい印象を持てないのが普通なのです。

ところ変われば事情も変わるということで、タバコはコミュニケーションツールとなることもあるのだとか。そういう他の業界の人の話聞いているとへーってなります。喫煙歴を患者さんから聴取するのは医者の基本的なお作法ですが、そういってタバコを吸う人の話を聞くとまた変わった印象になってくるわけです。定式的なものも心を込めて話を聞ける気がします。社交の場としてのタバコって過去の話だと勘違いしていたけれど、まだ根強く残っているわけなんですね。



合コンに参加した医学部女子からこっそり感想いただきました

「めったに社会人の方としゃべる機会なんてないですし、楽しかったです」
「お店いいところでビビりました社会人スゴイ」
「女子側もお世辞じゃなくてほんとに楽しかったねってなりましたよ!」
「女医って敬遠されるだけの存在だと思っていたので希望が見えました笑」



みんな連絡先交換して、2次会も行っちゃって「誰が一番イケメンか」みたいなくだらん話をして、あれちょっといい感じなんじゃないのと勘繰りながら、一方でハハハおれの元同級生やっぱ人気ねーよと笑いながら楽しい夜でした。その後みなさま如何なさっているでしょうか。

現場からの報告は以上です。




というわけで、
医学部男子と出会ってみたい女性の皆様も(すぐ手配できます)
医学部女子と知り合いたい男性の皆様も(御相談に応じます)
まずはわたくしまでご連絡を。笑






(とりあえず文系4大卒社会人の女性と合コンさせて欲しい人(笑))

医学部女子×大手企業合コンに潜入してきました(前編)

2016-01-14 23:59:59 | 人気記事

今現在の気分はようやく一週間終わった~!ですが、この記事木曜日分です。月曜日から書こう書こうと思ってようやく書きました。医大生・たきいです。





たきいの小・中・高の同級生に、「地元じゃ負け知らず」と自分で言っちゃうようなタイプの男が。難関国立大をご卒業後、今は都内有名企業でサラリーマンとしてご活躍。文字通りの順風満帆の人生。キープインタッチで年1回ペース位で飲んでいるくらいの仲。師走に中学の同級生で集まって飲んだ時に「女医さんと合コンしたい」とやたらと懇願されてしまったものだから、そうかこれブログネタになるなぁと思いながら(笑)、「女子医学生なら呼べるかもよ」と返事をしてやると、いつもは人を馬鹿にしてくる人間なのに今回ばかりは筆者を「天才」と連呼するように。めちゃくちゃ期待してるじゃん。へー、意外に女医/女子医学生ってモテるのね

彼はイケメン同期を2人連れてきてくれるというので男は全部で4人。女の子側の幹事役は他大の1コ下の子にお願い。「うちの大学で今彼氏いない子いなくってその中で私から見ていいなって子を選びました」とのことでまじぐっじょぶ。ぼくの中で君の好感度が急上昇。都会の医学部女子の中には合コン慣れしたキラキラ女子みたいな子もいるんだろうけれど、今回は「合コンなんて初めてです」的なごく普通の女の子というラインナップです。

男1:社会人(小中高一緒)
男2:社会人(イケメン)
男3:社会人(関西人)
男4:たきい

女1:医学部女子(知り合い)
女2:医学部女子(知り合い)
女3:医学部女子(知り合い)
女4:医学部女子(はじめまして)

どっちかっていうと今回の筆者の立ち位置は女側です。知り合い多め過ぎて合コン的文脈でいうと余所者感が漂います。

「彼氏いない子いなくって」とのことですが、医学部女子の恋愛って、大多数が自大学完結型のようです。医学部同級生同士で付き合っている人、先輩と付き合っている人、みたいなパターンがあるある。そういえば数日前に「笑ってコラえて」で某KO美人医学部女子が渋谷で街角インタビューされていましたが、「彼氏は部活の先輩です」とのお答えでした。そういうものなんですね。その数字は医学部女子が女医に進化しても保たれるようで、女医さんの夫の7割は医者なのだとか。

さておき会場へ。抜かりない飲み屋選定は流石社会人。下っ端として普段鍛えられている様子が垣間見えました。ありがとうございました。

かんぱ~い



やはり狭い医学部業界
たきいだけに出会いがない合コンというのがいわばひとつのブログネタでした。むしろこれ合コンと呼んでいいのか。男側の人とはじめましてです。男との出会いですかそうですか。わたくしの顔が広すぎるせいか、他大学とはいえだいたい既に知り合いという悲しい現実がそこにはあるのです。しかし! 女の子側の幹事役をしてくれた子の配慮なのか、4人中1人の女の子とははじめまして。偉いぞ。ただし、よくよく話をしてみると、友達の友達でした。でた医学部あるある。因みにその共通の友人は筆者の大学の同級生で、しかも実習班が一緒で毎日職員食堂でメシを食べる仲です。翌日「○○ちゃんに会ったよ」と教えてあげたらめっちゃ笑ってたよ。笑

飲み会もだんだん盛り上がってきて、ブログも後編へと続きます。






(次はわたくしに社会人女子を紹介してもらいたい人(笑))

医学部新歓PVここが面白い2015

2015-04-08 20:15:16 | 人気記事

医学部では部活の勧誘がアツい時期です。いろいろやんないといけないことあったはずなのにYouTubeでついつい全国のいろんな医学部の部活の新歓PV見ちゃいました。飛ばし飛ばしではありましたが、全部で100部活くらい見ちゃった気がします。まじで時間返してください。全国の医学部部活の新歓担当者のみなさまお疲れ様でした。医大生・たきいです。


医大生・たきいが選んだ
医学部新歓PVここが面白い2015

<選考対象>
・2015年度版であること。
過去作品にも傑作はありましたが、泣く泣く除外したもの多数。

・YouTubeにアップされていること。
じゃないとうまくリンク貼れませんでしたごめん。

それではさっそく見てきましょう!

東北大学医学部ラグビー部(2015)

医大生・たきいが選んだ2015年の医学部部活新歓PVランキング第1位は、とんぺー医学部ラグビー部さん!
おめでとうございました!!!
たきいの中・高・浪人の友達が活躍していて爆笑してしまったからという裏事情はおいといて、このクオリティの高さです。無駄に冗長なビデオが多いなかで、適度な時間でグッと持ってくとこが素晴らしい。楽しませていただいてありがとうございました。この夏は東医体の主管もあって大変だと思いますが頑張ってくださいねー!


慶應義塾大学医学部軟式テニス部(2015)

ダントツで作成者の頭のキレが光っていたのがこの部活。PVの出来は「ちょうどいい」なんてもんじゃなくマジでやばい。


京都大学医学部ボート部(2015)

洋楽と絡めてお洒落なPVを目指しているところが多かったですが、一番うまくいっていた気がしたのはこちらではないでしょうか。お洒落部門優勝です。


慈恵会医科大学硬式テニス部(2015)

どこよりも大学生っぽいノリでよかったです(笑)
トリアエズ新歓行ってみたくなりましたー!(笑)






来年も医学部新歓PV楽しみにしております!!!








(陶芸部な人(笑))

プレイバック2014

2014-12-31 17:13:54 | 人気記事

1年間の振り返りをネットに公開するのが流行りがちなこの季節。毎日毎日、1日の振り返りを365日続けてきたブロガーのわたくしが他の皆様方に負けるわけにはいきません。笑


毎年大晦日、「医大生・たきいです。」恒例の1年間を振り返るこの企画。過去記事もあわせてどうぞ。

「プレイバック2013」
「プレイバック2012」

どうぞ最後までお楽しみくださいませ。医大生・たきいです。

<1月>
このとき大学2年生。いわゆる内科系外科系といった専門的な内容を学ぶ系統講義が始まって勉強では苦戦を強いられる毎日。お医者さんへの道を歩んで行っているという充実感があったのも確かですが、勉強は苦しいものでした。このときに限らず。一方では渋谷のNHKのスタジオに行ってサンドウィッチマンからサインをもらったり、医学部志望の高校生たちの前で講演会をしてきたり、メディア露出の多い芸能人的な生活を送っていた季節。
*1月の人気記事*
「108回国試は「医大生・たきいです。」で決まり!」2014/1/18
「医学部志望の高校生に話してきた」2014/1/11

<2月>
なんといってもテレビ出演です。川島海荷とサンドウィッチマンと共演したという一生語れる自慢ができました(笑)。ロケは2013年12月のもの。「地域医療のチカラ」という番組。NHKの影響ってすごいんです。意外にたくさんの人が見ていてお褒めの言葉をいただきました。NHKのロケを通して将来の医師像を考え直すことができたからこそ、2014年を有意義に過ごせた気がします。
*2月の人気記事*
「明日テレビ出ます【Eテレ東北発☆未来塾】」2014/2/5
「居酒屋で女子大生に将棋を教えてきた」2014/2/16

<3月>
2014年3月12日、「医大生・たきいです。」は60万アクセスを突破。

大学生活初の海外旅行。小さいとき住んでいたロンドンへ。英語が弱い浪人時代の親友とふたりきりの波乱万丈な旅行でしたが、ロンドン留学中の友人が案内してくれたおかげでかなり楽しめました。ロンドンは街に有名な場所が多いし、メシがマズいといってもパブでビール飲んでれば幸せだし、地下鉄の乗り方も日本と一緒だし、海外旅行初心者には自信を持ってオススメできます。
*3月の人気記事*
「ロンドンなう。」2014/3/21

<4月>
医学部3年生に。バイトを週2でやり始めたので結構忙しかったです。毎年のことだと思うけど、この季節は飲み会してたら終わるもの。笑
*4月の人気記事*
「将棋バーでプチオフ会してきました!」2014/4/28

<5月>
2014年5月31日、「医大生・たきいです。」は70万アクセスを突破。

入っている部活の中では一番頑張っている陶芸部の活動が盛んに。ろくろを回して、窯でピザを焼いて、GWの合宿はいい思い出になりました。来年も陶芸部頑張りたいっすね。
*5月の人気記事*
「もしも平清盛の主治医なら」2014/5/7
「理系/文系論争はもうやめにしよ」2014/5/8

<6月>
おおむね勉強に捧げる一か月だったようです…。それでもブログ毎日更新してるおれすげえ。笑
*6月の人気記事*
「SLEはこれだけ!?」2014/6/23

<7月>
上旬は試験。諸般の事情で深く勉強できた科目もあったのが収穫でした。医学の勉強の楽しさにちょっとだけ気が付けた気も。下旬はダイエット。ロードバイク乗りまくり生活でした。自転車乗りまくったおかげで大学周辺の地理に詳しくなりました。人体の血管の走行よりは大学周辺の河川の走行のほうが詳しいです。笑
*7月の人気記事*
「二宮金次郎は地域医療推し?」

<8月>
2014年8月14日、「医大生・たきいです。」は80万アクセスを突破。

ブロガーやってたおかげで3年生のくせに病院見学行ってお世話していただいたり、大阪で医大生ブログ村のオフ会開けたり、ブロガーとして充実した夏でした。みやけようちゃんとかアイス・バケツ・チャレンジとか、割と拡散された記事のおかげでブログの新規読者を獲得できた模様です。このころからより一層ブログが好きになった気がする。
*8月の人気記事*
「医大生の僕がアイスバケツをかぶらなかった5つの理由」2014/8/27
「カリスマ女子大生ブロガーみやけようとオフ会してきた話」2014/8/25
「医大生ブログ村大阪オフ会!」2014/8/23

<9月>
陶芸の先生の個展を見に行ったり、他の大学の友人たちも募って競馬に行ったり、うまれてはじめてディズニーシーに行ったり、まさに芸術の秋でございました。
*9月の人気記事*
「学生がブログを書くということ」2014/9/4
「話題プリン体0糖質0発泡酒を飲み比べしてみた」2014/9/5

<10月>
2014年10月1日、医大生・たきいが22歳の誕生日を迎える。
2014年10月6日、「医大生・たきいです。」は90万アクセスを突破。


人気ブロガーのはあちゅうさんをこの目で見た興奮は今でも忘れられません(笑)
学園祭ではっちゃけたり、新宿で飲みすぎたり、競馬しに福島行ったり、最下位の楽天観に仙台行ったりしました。遊びすぎて金欠でした。
*10月の人気記事*
「「わたしは、なぜタダで70日間世界一周できたのか」を読んで」2014/10/18
「はあちゅうさんと霜田さんに会ってきました~大学生のためのライティング講座~」2014/10/2

<11月>
2014年11月10日、「医大生・たきいです。」1000日連続更新を達成。
2014年11月23日、「医大生・たきいです。」が100万アクセスを突破。


おおむね勉強しかしていない暗い1か月でした(笑)。さらには東医体の会議も重なり死にそうに。魔の11月を乗り越えた自分は確実に強くなったと思います。
*11月の人気記事*
「芸大学生オケを聴いて医大生はこう考えた」2014/11/20
「「フラジャイル病理医岸京一郎の所見」を読んで」2014/11/22

<12月>
計12回飲み会しました。おかげで勉強してません。やばすぎ。笑

*12月の人気記事*
「医学部生の浪人年数別性格分析」2014/12/16
「男性医師はアップグレード、女性医師はダウングレード」2014/12/17




学生ライターとかやっている友人たちの影響でしょうか。2014年後半から、心なしか密かに対抗心を燃やしてPVが伸びた記事を連発できた気がします(笑)。こうして見ると、2014年はブロガーとしてのわたくしの飛躍の年であったといえるかと思います。古い記事を読んでると、「こう書いたらもっとスマートなのに」とか思っちゃうくらいには自分の文章力もあがったかな…なんて思ってます。「毎日続けること」は偉大ですね。さらには明らかにアクセスも上がってきました。ブログ村の順位も、みなさまの応援のおかげでおおむね1位をキープできました。ありがとう存じます。

ブログを書いていると1日1日を大切に過ごせているような気分になれます。ブログを書くことで人生は豊かになりうるということに気が付いた1年間でした。

さらには、ブログを通じてたくさんの方と友達になることができました。ネット上での付き合いというのは、今の時代うわべだけの関係にはとどまらないのです。ブログをやっていなかったら知り合えなかった人がいるってすごいことです。きっとこれからも新たな出会いが待っていると思うとドキドキです。

数時間後に迎える2015年の目標。まずはブログを毎日更新すること。ブログ執筆が習慣になった自分の中では低いハードルに思えてきましたが、普通の人からすれば難易度の高いことかもしれません。まずはこれを達成するのが目標。

ブロガーとしての長期的な目標は1日1万PVを稼げるブロガーになること。そのためにも、医大生ブロガーとして4年目を迎える2015年は、大幅アクセスアップを目標に掲げてみたいです。


ブロガーとしてのことばかり考えていて、大事なことを忘れていましたが、2015年といえば、本校が主管を務める第58回東医体が開催される予定であります。この運営の仕事の大変さってあまり知られていませんが、ちょっとずつその様子もブログでお伝えしていければと思っています。

2015年がどんな年になるか今から楽しみです\(^o^)/
それでは、みなさま、来年も一発、よろしく頼む!





(今日のブログ書く上で1年間のブログをだいたい読み返したらすごい時間かかった人(笑))

厚労省で医系技官に聞いてきた(後編)

2014-12-20 20:45:17 | 人気記事

医系技官業務見学ツアー
医系技官に関心をお持ちの方の為に、医学部・歯学部の学生や医師・歯科医師を対象に開催しています。
原則として5~10名のグループ単位で受け付けていますが、それ以下の人数でも、御相談に応じています。

(「厚生労働省医系技官募集のご案内」より)


これに応募して、大学の同級生らと8名で霞ヶ関まで行ってきました!ブログで宣伝した割には(環境医学わず-医大生・たきいです。2014/11/14)うちの大学だけで行ってきちゃってすいません(笑)。霞ヶ関への潜入レポートを前編後編に渡ってお届けしてまいります。前編はこちら。後編はじまりますよー。医大生・たきいです。




厚生労働省9Fへ。建物の中は意外に普通の県庁っぽい感じ。建物のいたるところに、「こっかい」と「こうえん」という文字があります。「こっかい」とは「国会議事堂」のこと。「こうえん」とは「日比谷公園」のこと。日本の中枢にいることを実感できます。建物の中にいながらにして方向が分かるようになっているんですね。「記者クラブ」とか「大臣室」とかありました。すげえという小学生並の感想しか出てこない。笑



若手の方から、お偉い方まで、たくさんの医系技官の方のお話を聞きました。

厚労省の基本的なスタンスは、日本国民が健康にハッピーに暮らしてくれればいいなということ。
医系技官は「医者の敵だ!」と批難されてしまうこともあるけど、現場に一番近い存在だと自負しているとのこと。現場の声を反映させた政策を作ろうとも、負けて、負けて、なかなか思い通りにいかないというのがこの世の構図ということを知った。

医系技官の中には、超優秀な人もいて、書類にざっと目を通しただけでここがダメだねと指摘できるスーパーマンもいるらしい。きれいに投げ技で一本を取るように。

でも、一本を華麗に取れなくったって、「寝技師」の存在がこういう世界では大事らしい。人間関係に、交渉力。じっくり勝負する。自分はスーパーマンになれるほどの頭脳は残念ながら持っていないけど、寝技師なら目指せるかもしれない。





将来筆者は地域医療に従事することを考えています。大学では、テレビに出演されてしまうような地域医療のスペシャリストのお話を聞くことはたくさんある。そうした人生のロールモデルともいうべきプロフェッショナルの背中を見て、それを目指すのももちろん重要な姿勢でしょう。

でも超高齢社会に到達した日本は、高齢化のスピードが増してきています。それだけ医療のニーズが高まるのも必然でしょう。そんなとき、「スペシャリスト頼りの地域医療」で、はたして日本は持つのだろうかという不安感もあります。多職種で、みんなで支えていこうというのはこれからの常識になるはず。

全国規模でその仕組みを作るのは厚労省に他なりません。「なかなか思い通りにはいかないんだよ」と本音を教えてくれつつも、日本を変えてやろうと情熱的に仕事をしている方ばかりでした。医系技官っていう将来の選択肢もありなのかな、と。

最後は厚労省の最上階で、会食を開いていただきました。


医系技官「向こうのほうが銀座かな。霞ヶ関から一駅なんだよ。ランチでいくこともあるよ、っていうとカッコいいけど、地下の食堂とかコンビニで済ますことも多いかな(笑)」



医系技官「ときには行き詰まることもあるけど、そういうときはここの景色を見に来るんだ。この景色を見るとまたやってやろうか!っていう気分になるね」





医系技官って、思った以上にカッコいい仕事だった。


今回お世話になった、「医系技官の生の声が聞ける」見学ツアーの応募はこちらから。
東京にお越しの機会がある医学部生の方は是非!
他のイベントもあるみたいだから今度行ってみようかな(^○^)
●厚生労働省医系技官採用情報
http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/saiyou/ikei/






(霞ヶ関で何回か「一高出身です」って言ったらおー!ってなったからうちの高校も捨てたもんじゃないなと思った人(笑))