先日コメントをいただいておりました。
0年生 さん
医学部に合格が決まった者です。
この春休み中にやっとくべき勉強や、入学してから気をつけること大事なことなど何か思いつくことがあれば教えてください。
ここ数日多忙ですっかり書くのが遅くなってしまいまして申し訳ございません。気合いれて書きますのでお許しくださいませ。医大生・たきいです。
春休み中にやっとくべき勉強
>生物の話
わたしもそうでしたが大学入試物理選択の方は生物の知識が貧弱でしょう。低学年のころは差が出やすいところだとは思います。わたくしも医学部入学前はお恥ずかしいことに「肝臓っていろいろ機能あるらしいけど何してるの?」レベルでしたので、明らかに知らないと恥ずかしそうな臓器の働きとかそういう知識が怪しいなと思ったら高校でもらった資料集でも眺めてちょこっと勉強してみてもいいかもしれません。ちなみにわたくしは当時やろうと思いましたがやりませんでした。ただ、当時このマンガにあったらどんなによかったことか、と
[まとめ買い] はたらく細胞(シリウスコミックス) | |
清水茜 | |
メーカー情報なし |
このマンガはオススメです。読みましょう。免疫学の勉強の導入にいいと思います。
>英語の話
英語に触れていないと高学年になってくると明らかに英語力の衰えを感じるようになります。私は後悔しています。入試のときが英語力極大値であったと。わたしはちょうど今この本を読んでいますが結構オススメです。読み終わってもいない本紹介するなとツッコミが入りそうですがそこはすみません。ただ、医学部入学前だとまず日本語の専門用語が分からなくてちょっと辛いかもしれません。
『トシ、1週間であなたの医療英単語を100倍にしなさい。できなければ解雇よ。』 | |
田淵 アントニオ | |
SCICUS |
入学してから気をつけること
>お酒との付き合い方
成人しているみなさんはお酒を飲む機会がたくさんあるでしょうが、早いうちに自分の限界量など分かってもいいかもしれませんね。私もお酒で失敗したことは正直少なくないですが、社会人になってしまったらお酒で失敗はできません。体質によってお酒の強い/弱いはあるでしょうが、奥深いお酒の世界も少しずつ堪能してみましょう。私はすっかりその魅力に憑りつかれてしまいました(笑)。
>医学部は部活社会
部活単位で行動することが多いです。どの部活に入るかは少々真剣に考えてみてもいいかもしれません。各部活新歓コンパなどたくさん企画しているでしょうからいくつか行ってみましょう。どこの大学も普通は新入生はタダで飲み食いできますので、たとえ入部を考えていなくともいろいろ行ってみるのが吉です。
読んでおきたい本
>医療系マンガ読んでみよう
ブラック・ジャック 全25巻完結 [マーケットプレイス コミックセット] | |
手塚 治虫 | |
秋田書店 |
医龍 全25巻完結セット (ビッグコミックス) | |
乃木坂 太郎 | |
小学館 |
Dr.コトー診療所 コミック 1-25巻セット (ヤングサンデーコミックス) | |
山田 貴敏 | |
小学館 |
フラジャイル コミック 1-4巻セット (アフタヌーンKC) | |
恵 三朗 | |
講談社 |
コウノドリ コミック 1-12巻セット (モーニング KC) | |
鈴ノ木 ユウ | |
講談社 |
医者の世界を覗いてみるのもいいでしょうし、医学部以外の人と話すとき、医学生との会話のネタに気を遣ってくださってからかマンガやドラマの話をしてくださることが経験上結構多かったです。暇な時間があればどれか一気読みしてみるのもいいでしょう。
>医学生
医学生 (文春文庫) | |
南木 佳士 | |
文藝春秋 |
医学生生活の古典文学ともいえる一冊です。秋田大学医学部の太古の世界が描かれていますが、人間としての苦悩など今と通ずる部分はたくさんあります。医学部入学前、医学部在学中、医学部卒業後で実感が違うと先輩が言ってました。私も何回か読みましたが、医学部卒業後にまた読み返してみようと楽しみにしている本でもあります。
ちょっと真剣にどんな医者になりたいかもう一度考えてみよう
入試の面接で、「地域医療に携わりたい」「学生生活は勉学を第一に」「患者さんに寄り添える医者に」とかたとえ本心でなくとも誰しも話したことでしょう。合格した後、綺麗事はもういりません。自分がどんな医者になりたいかをもう一度真剣に考えてみるべきです。出来ることなら自分の言葉にして書いてみましょう。あとで見返したとき、自分の変化に気づくこともあるかもしれませんし、将来辛くなったとき心の支えになるかもしれません。自分の本音と向き合う時間を作りましょう。
0年生さんはじめ、2016年医学部入学者の皆様の学生生活が充実したものになることをお祈りいたします。
(4年前はこの時期遊んでばかりだったなと思い返している人(笑))
参考にさせてもらいますm(._.)m
ちなみに田淵アントニオさんのそれは僕もお勧めです^^
某医学部の者です。
大学にもよりますが、やはり免許があればめちゃくちゃ違うと思います。
テストと被って受講に時間がかかって大変でした( ̄▽ ̄)
あとは、学生生活をどのように過ごすのかをしっかり考える事が大切かと。それによって部活とかも変わると思います。
車社会な立地の医学部は車必須ですからね…
確かに部活選択と大学生活の送り方は熟慮が必要でしょうね。ただし私は、はじめに考えて終わり、ではなく「考えながら走る」ことで人より有意義な学生生活を送れると考えます。
我々の先輩である多くの医師が語るように、いくらキャリア形成を考えたところで人生どうなるか分からないわけです。学生生活のほうが単純な分予測しやすいとはいえ、不確実性は付随するものです。