チョロの若いとき
最初に飼ったシャムネコ「チョロ」は20歳で亡くなりました。
そのときのショックは、今思いだしても、息苦しくなります。いわゆるペットロスです。
大人になって初めて飼ったネコのチョロは賢くて、スマートでメロメロになりました。子どもがいなかったせいもあり、娘のように思っていました。20歳まで病気一つせず、健康で元気でした。このまま30歳まで生きるのではないかと思ったほどです。ところが、20歳になったころ、急に食が細くなり、ヤセ出しました。獣医に診せても、老衰でしょう?というくらいで、はっきりした病名はなかったのです。そして、20歳の誕生日祝いをした1ヶ月後に亡くなってしまいました。
亡くなる3日前のチョロ。やせおとろえ、ぼんやりしていました。
火葬場で、もうどうしょうもなく悲しくなり、かみさんと号泣しました。涙が止まらないのです。恥ずかしながら、ちょっと取り乱してしまい、われも忘れて泪が枯れるまで泣きました。その後も、ときどきチョロを思い出すと涙がにじんできました。いわゆるペットロス症候群です。噂には聞いていましたが、自分がそうなって初めてわかり、これがそうかと悟りました。
私は出版社に勤めていましたが、ある絵描きさんが、「飼っていたイヌが死んでしまったので、しばらく絵を描くことができません。」と依頼を断ってきたことがありました。そんな、イヌが死んだくらいで依頼を断るなんてプロでないな!なんて思いましたが、自分がその立場になって、その絵描きさんの気持ちがすごくよく分かります。
わたしも、3日くらい、会社を休んでしまいました。なにか気力がなくなってしまったのです。でも幸いに仕事が忙しく、時間に追われる仕事でしたので、休んでるどころではなく、仕事に追われているうちにペットロスのショックから立ち直って行きました。
みなさんも経験したことがある人もいるかと思いますが、つらいものですね。また、ちゃーちゃんのこともあり、この先心配ですが、1度経験しているので・・・
チョロのこともあり、16歳と年老いてきたちゃーちゃんを最近、ちょっと甘やかしすぎです。でもいいのです。どんどん甘やかして、可愛がってやろうとおもっています。一緒にいられるのは、あと数年かもしれませんものね。