だいぶ前のことですが、ドキュメント風に刑務所内を撮影していました。そこには、知的障害者と精神障害者を別棟に分けているとはなしていたと思います。そしと、作業場も作業内容もそれぞれに適したものを工夫しているとか
それだけの内容でしたけど、わたしはいろいろ考えてしまいました。
職業柄、自分は知的障害者と接してきたときもありました。時には手をあげたりすることがありましたけど、何と屈託がないと感心させられたときが多かったような気がします。一方の精神障害者は健常者と紙一重で、とかく刑事事件のようなのを起こし勝ちと、世間から見られていると感じるのはワタシだけでしょうか?
親鸞でしたっけ? 根っからの悪人はいないと言っていたのは どちらも心の病気で、ただ精神障害者と言われる人は自分に少しばかり甘いのではないでしょうか。どちらも、わたしと同じ人間なのだということだけは忘れたくないものです。中には凶暴な獣のように見る人もいましたけど、聞いていてワタシは不愉快でした。時には被害者がでる場合もありますけど、そんなとき堪らない気持ちになります。だって、被害者側と加害者側のどちらもいいことなど無いではありませんか。憎しみだけでは何も生まれないと言いますけど、憎んでしまうのも避けようがないのです。大事な人を奪われたら、誰たって奪った者を恨み憎むでしょう。いくら時間が経っても、恨み憎しみが消えないことだってワタシはあると思います。
他にもいろんなことを考えさせられました。みんな同じ人間と言い切れて平等に付き合える人を羨ましく思います。併せて、わたしは両者の母親の目で見てしまっていたのを付け加えます。 室内から見た雪景色
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