リリーン リーンは電話のコール音、バタバタはわたしが玄関からかけつけた足音、そして、受話器をとりあげたらシーン 電話は切れてしまいました。
それから、電話はかかって来ませんでした。きのうもきょうも∴∴∴
わたしは誰からだろうと気になって仕方ありませんでした。頭に浮かぶのはあの人かぁ?
でも、用があれば又かけて来るだろうに 或いは、何かの勧誘かもしれないし。この頃、ちょこちょこ℡あるしね。
でも、気になる それなら、こっちからかけてみたらいいじゃないかぁ。でも、たまたま機嫌がわるかったりして。いや、いくら呼び出し音が鳴っても出ないのが何より怖い。
だって、どんどん悪い方に想像が膨らむんだもの。
ああ、考えるのは止めよう。手は打っているから、大丈夫だと思うけど。そう、心配なさることはないと思いますけどと彼女も言っていたじやないか。そうよ。何かあったら、連絡して来るわよ。
こんな気持ちって、たびたび繰り返し、一生つづくんだろうなぁ ま、これがわたしの生き方の一部分なんだから これも運命と諦め、受け止めるしかないか!
でも、一時期より大分おちついてきたみたい。気のせいか、気持ちが楽になってきたみたい。