多聞月記

シルクドゥソレイユのドラリオンをきっかけに中国雑技、サーカス好きになったおっちゃんの月記

先週はゲームだったので・・・

2008-11-24 19:33:50 | Weblog
今週は現実の空戦ということで,「大空のサムライ」を読み返してました.
世界で100万部を売り上げたといわれるベストセラーですね.
でもきっと知らない人も多いと思うので簡単に説明すると,
日本海軍のエースパイロット,坂井三郎さんの自叙伝のような作品です.
当時の日本海軍の若きパイロット達がどういう想いで戦っていたのか,
彼自身の戦友に対する深い想いが伝わってくる私が好きな本の一つです.

しかし何度読んでも思うんですが,この方の努力はすごいです.
そうしないと生き残れないというのももちろんあったでしょうが,
それでも幸運だけで生き残ったわけではなく,まさしく生き抜いたのを
感じます.
『空戦において大切なのはいかに早く敵を発見するか』という考えに
基づき,視力を下げない,そして上げる努力.動いているものを
おいかけて捕まえる訓練.パイロットにはものすごいGの中で操縦を
行うため,それに敵よりも多く耐え抜くための体力づくり.
どれをとっても私と年が変わらない当時のが若い人達がどれだけ必死に
生き,戦ってきたのかを感じます.
そして全ては『なにくそ魂』が大切であると語っておられます.
生に対しても何に対しても,最後の最後まで諦めなかった人間だけが
何かを成し遂げるのかもしれません.

まあそんな真面目な話はさておき,ゲームは所詮ゲームって思いますね.
まず敵発見のプロセスがない.そして常にドッグファイト.
これは戦争を扱うアニメや映画でもたいていそうなんですが,
ドッグファイトはたしかに見てて熱いものがありますが,現実問題として
高速で動く敵に高速で動く自分が弾をあてるなんて至難の業なかけで,
基本は敵に気付かれるまえに一撃を加えて殲滅する一撃離脱法が有効と
され,世界一のエース,エーリッヒ・ハルトマンもそうだったと思います.
でもまあ・・・それだと描く方はおもしろくないんでしょうね.
あっちなみに最強のエース,マルセイユはニュータイプですよ(笑).

でもまあエースパイロットになれる人がアクロバット飛行で
生涯を終えるぐらいの世の中がいいですけどね.
某大学の入学式前日に見たブルーインパルス,もう一回みたいな~


コメント
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