多聞月記

シルクドゥソレイユのドラリオンをきっかけに中国雑技、サーカス好きになったおっちゃんの月記

ちょっと違った視点で

2010-04-24 22:56:28 | Weblog
会社にタイの方がいてその人と仲良くさせてもらっているので
この一連の騒動については結構教えてもらったり調べたりしてるんですが
(といっても所詮はロイターとかCNNとか報道のホームページを巡回している
だけなんですけどね)
ちょっと違った話をしたので書いとこうかなと.
私達がいろんな海外のことを話す時に忘れがちなことでもあると思うし.


“デモ”というものをどう考えるかは人それぞれだと思います.
日本でもたまに見かけますよね.
それを騒音と思う人もいるだろうし,車を運転している人だったら
すごい邪魔になってイライラの対象になる場合もある.
私だってぶっちゃけ出会ったら,うるさいな~って思うことが多いです.
特にメモを見ながらデモやっている人達を見たら
“自分の主張ぐらい暗記しろっ!!”ってこっちから叫びたくなります.
だけど,一つだけ忘れてはいけない事実は
デモは自由な言論の象徴みたいなもんなんですよね.
日本では例えば東京で“バレンタイン反対デモ”があったように
ちゃんと申請させ行えばどんな理由でもデモ行進を行うことはできるはずです.
たとえば・・・
“大阪駅周辺の再開発地にシルクの常設スタジオを誘致しろ~”
みたいなこともできるんじゃないかなって思います.
もちろんやりませんけど(笑)
中国ではこんなことはもちろん出来ません.
反日デモっていうのが流行る時は政府の計画のもとで行われていると
考えていいと思います.
その証拠を私が持っているわけじゃないですけど.

なので,私はデモを強制的に排除することには基本的に反対です.
たとえどんな考えや思想でも
それが人の心を傷つける恐れがあったとしても
言論の自由は守られなければならないと思ってます.
誤解してもらって結構という気持ちで書くと,
イスラエルでナチスを称えるデモは絶対出来ませんが
それはおかしいと思う人です,私は.


とにもかくにも私はデモを力で解散させることは反対.
ただ,今回のデモはもうデモというよりテロに近づいています.
言論のはずが砲撃をしてきているんですからね.
なので“排除”という選択肢もやむなしと思います.
けれども・・・
私はなんとかして中央の首謀者だけを逮捕することはできないもんかと
思っちゃうんですよね.
彼らは老人女性を前に出して,万一政府が動いたら,そこが最初に傷つけられるようにして
政府を非難する材料として狙っているみたいですし,
国際世論だってそうなると政府を非難すると思います.
タクシン派がそうやってわざと傷つけるように仕組んでいたとしてもです.

しかしそれが出来るかっていうと出来ない現実があるみたいです.
別の場所にいる首謀者を逮捕しよと踏み込んだ警察は・・・逆に捕まったそうです.
つまり情報ダダ漏れ.
モサドだったらそんなへませえへんでっ!!
とさっきまで批判してた組織を持ち上げてるんですけど
タイにはそんなのはないらしいです.
まあ日本もないですけど.

だったらどうしたらいいかって聞かれたら
結局,私は待つしかないって思っちゃうんですよね.
老人女性の壁を作られて,それにまぎれて逮捕するすべもないなら
残念ながら・・・

だけどこれを聞いたタイの人は違いました.
それはタイに誰もいないから言えるんですよと.
タイに親戚や友人達がいる立場だと,すでに武装して砲弾を撃ち込みだした時点で
堪忍袋の緒はきれていて,とっとと排除しろ!!となる.
そりゃそうですよね.
“待て”っていうけどその間に何人傷つくんだって話です.
そこに友人や親せきがいるならなおさら.
ただ友人がいるだけでなく“母国”だったら感じ方も違うはず.
さっき何気なく“国際世論”って書きましたが,外でものを言う人だって
自分は安全な場所から好き勝手言っているだけ.
“当事者”じゃないんですよね.
当事者意識って難しい.
想像はできても,本当の当事者になってものごとを考えるのって可能なんでしょうかね.

こういう問題を見るといつもどうしたらいいんだろうかって
考えるんですが,当事者じゃない立場で考えてもそんなの意味ないんですよね.
だけどこれが難しい.
ホントに難しい.
そんなことをふと思いました.

一日も早く解決するといいんですけどね.

政府は政府で私は情けないな~って思うんですけど
デモの参加者も気付くべきです.
なぜタクシン自身が帰国して指示を出さないのか,
なぜ女性や老人が前に出されるのか
タクシン派かどうか以前に気付かなければならない事実がある気がします.
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メルボルン回顧録・・・ってほどじゃないけど - その2 -

2010-04-24 12:39:53 | Weblog
2日目の朝,メルボルンに到着!
早朝にメルボルンの上空に着いたんですが,上空から見たメルボルンの景色が
すごい綺麗で,ドラリオンを見に来たんですがこれ見ただけでも
なんか来てよかった~ってなってました.
アキさんに『写真撮らせてもらっていいですか?』って聞いてメルボルンに来て
最初の写真を撮ったかな.

降り立った日のメルボルンはビミョ~~~~な天気でした.
っていうかこの天気には最後まで悩まされましたね.
とにかく気が変わりやすいんです.
だけどまあ初日はその中では分かりやすかったですけどね・・・悪い方で(笑)
雨よりも風に悩まされました.
傘壊れそうでしたからね~

ホテルに着いて一息ついたあと,早速向かった場所は
やっぱりメルボルンのビックトップでしたね.
歩いて行ける場所みたいだったし,海外のビックトップがまず見てみたい!!
っていう衝動が抑えられませんでした.
ブルーとイエローの綺麗なテントが見えた時,
あぁドラリオンを見についにここまで来たんだな~ってすんごい実感でました.
見えてから着くまで以外とかかったんですけどね.
だけどおかげで着いて早々,いろんなビルや変わったモニュメント,
トラムにトラムの線路,変わった信号.
見るもの全てが新鮮でした.

会場に着いた後はもちろん開演までまだまだ時間があるんで
ふたたび街の方向へ.
とはいえ時間もよめないんで,近場でウロウロして初めての海外でのレストランを経験.
笑い話ですけど・・・
私,お店に入って硬直して突っ立ってたんですよ(笑)
もう完全に危ない変人ですよね.
当時は本気で硬直してました.
・・・で,どうすんの????
みたいな.
あの緊張は今もすんごい覚えているんです.
注文して,食べて,支払って
全て初体験!!
楽しかった~
時差がほとんどないんで丁度これを投稿している頃が食べ終わったぐらいかな.

初の海外でのドラリオンは感動ものでした!!
久々ってのもありましたしね.
変わらないゲーリーさんとか新しいジョバンネとか・・・
そして,新しいポジションが出来るようになったワンビンとかね.
みんなそれぞれ成長してて見に来てホントよかったって思いました.


とはいえ・・・
ドラリオンの後にメルボルンのクラウンカジノに行くあたりから
強い雨と風,そして若者にからまれ,カジノで怒られ・・・
ハンバーガーセットを買おうとしたら単品だったり・・・
洗礼を浴びたのも一日目でしたけどね(笑)

寝る時はくたくたでした.
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