台北旅行記 その２８

へんなおじさんの像の公園を通り抜け，公園路という道を南下．
公園路ってそのまんまですよね．
たぶんこれは２２８記念公園の横の道だからじゃないかな～って思います．
歩いているとちょい変わった建物↓

なにかの秘密基地でしょうか．
レーダーみたいなのがあります．
天体望遠鏡が入っていそうなドームもビルの上に！
あれれ・・・
敷地の表にあるのはひょっとして百葉箱？？？
ということで気付かれましたかね．
ここは中央気象局っていう場所でした．
日本でいう気象庁でしょうかね．
はっきりとは分かりませんけど．
台北は首都なんでこういう省庁関連があっても不思議ではありません．
そしてそのまま歩いていると，今度は中学校！！

こんなど真ん中，省庁があるような場所にある中学ってすごいですね．
きっとレベル高い学校なのでは．
そして私がここで注目したのがこちらです↓

これを皆さんはどうよみます？
ぶっちゃけ前に座ってる方が誰かは分からないのでどうでもいいとして，後ろの地図です．
台湾ではなく，やはり中国なんですよね．
そう，さっき私は台北は首都って書きましたけど，ではどこの首都？
と聞かれると・・・
おそらく大部分の人は“台湾”っていうと思います．
私のイメージも台北はあくまでも台湾の首都．
でもこれはそれを否定しています．
台北はあくまで中華民国の首都．
中華民国とはどこからどこまででしょうか．
それをこの地図は表しています．
そう，あくまでも彼らの国は中国なんですね．
少なくとも，中学校ではそれを徹底して教えている．
私はそうこの地図から感じました．
ただ，実際台湾の人達はどうなんでしょうかね．
バスのガイドさん含め，この国の話をする時に
“中華民国は”という風に話す人に私は出会いませんでした．
みんな“台湾”って．
ただし！パスポートは“中華民国”
そしてパスポートに私が押されたハンコを確認するとそこも“中華民国”
でも空港には“Welcome TAIWAN”
“Welcome TAIPEI”なら分かるんですが“TAIWAN”
この国が抱える矛盾が随所に見られます．
まあ・・・
元をただせば，蒋介石の無駄にプライドが高いのが悪いんですけど．
台湾としての独立ではなく，あくまで“本土”にこだわった人．
今もなお，台湾の地には接しない状態で安置されているといいます．
なぜなら，彼が眠る場所は中国本土だから．
はぁ～～
このプライドの高さを後世にどれだけの不自由さを残したことか．
だいたい，その前もそうなんですよね．
南京を落とされる時点で日本への降伏を考えて和解すればいいものを
徹底抗戦したあげく，一時はアメリカ等の協力を得て日本を追い返したけど
結局そんなことやってるうちに毛沢東にしてやられる．
日本相手に手をうって，共産党を先に叩かないから．
そして台湾に来た後も，とっととプライドを捨てて本土を諦めて
台湾国としての独立を目指していれば朝鮮戦争等でチャンスもあっただろうに．
全てをプライドで台無しにしちゃった．
そして今となっては台湾としての独立なんて絶対に認められないでしょうからね．
台湾は今も，台湾という国ではなく，しかし台湾の人達は台湾という国の
つもりでいる．ただし，国としてはあくまで中華民国．
う～～～ん，難しいですね．
台湾人は蒋介石をどう思ってるんでしょう．
明らかに，彼がきたことによるマイナスの方が大きかったように外から見ると感じます．

そんなことを考えながらてくてくと歩いて行くとつきあたるのが
“南門”またの名を“麗正門”

私がいる場所が“西門”でここが“南門”
ということは“北門”や“東門”は？ってなると思いますが，あります．
またおいおい登場します．
その南門の近くにあるのが，今度は幼稚園か保育園↓

まだ子供がいる時間帯じゃもちろんないんですけど
子供が遊ぶ道具は日本も台湾もそんなに変わらないんだな～って思いながらみてました．

ここは・・・

たぶん財政部・・・っていう所．
どこかな～ってカメラ片手にガイドブック調べてたら警備員さんがやってきて
「何やってる？」
みたいな．
英語がお互いに片言で，あんまり通じなくて
私が地図を見せたら
「あっちがいいよ」
とかなぜか観光案内（笑）
で，この写真はっていうと・・・
私が写真ダメなんですよね～って言ったら
一人が「ダメ」って言ったんですが
たぶんちょい偉い人が「いいよいいよ～」って（笑）
そしたらダメっていった人もまあいっかって感じで１枚撮らせてくれました．
なんか台北ってのどかです．
まだまだ朝早くて人も少ない時間でしたけど，なんとなく雰囲気を楽しみます．